キャブOH_5_リンク類2008年07月07日 20時48分03秒

キャブレターパーツを全部合体させました。(ボルトナットで仮組み状態です。
この状態でだいたいのリンク類の調整をしてしまいます。
車載ですと細かくできないので。

加速ポンプのレバー、これはプライマリ側のスロットルと連動させます。バネとナットでポンプを押し始める位置に決めます。動きをチェック、急速に押すと加速インジェクタから空気が吹き出してくる。急加速時だけにガソリンを吹くようになっており、フロート室内にチェックバルブが仕込まれています。つまりじわじわ踏み込むようなアクセルワークでは、加速インジェクタからガソリンは出ないということですね。上手く出来てるなぁ。

セカンダリダイアフラムから延びるロッドは、セカンダリのストッロルに連動させる。リンクをみると、プライマリ側スロットルがある程度開かないとセカンダリ側は動かないようになっています。高速になると発生する大きな負圧によってダイアフラムが動き、ロッド連動でセカンダリバルブが開くと。

あとはチョークバルブ連動のロッドをプライマリ側に接続。
これは前回書いた記事のとおりバルブ開度を0.65mmに設定。

さてこのキャブレター。レストア前で取り外した時は黒く汚れ、ナット類もサビがでていたが、しこしこホジホジと洗浄、垢とり錆とりをして、ちょっとはまともに見れるようになったなぁ〜