キャブOH_4_チョーク機構2008年07月06日 00時01分33秒

オートチョークまわりの調整が続きます。
今回は特に、ハウジングのなかの仕組みについて。

OT誌に載っていたチョークダイアフラム周りの調整方法の図を参考に設定します。
エンジンがかかったとき、ダイアフラムが負圧で引かれますので、そのときチョークバルブの開度が6.5mmになるようにベンドピンをラジオペンチでクイクイッと微妙に曲げて調整します。ちょうどいい太さのドリル歯を噛ませてやりました。

また、ハウジングから外に延びているロッドがありますが、これは低速系統であるプライマリ側のスロットルリンクにつなげます。ネジ部で長さを調節し、チョークバルブが全閉のときにプライマリバルブが0.65mm!開くようにするのだそうです。ここは同じ太さの針金で対応。こんな細い隙間でも、エンジン回転数が変わるんやなぁ〜。ここの調節は、キャブをインマニから外さないと、絶対にできない箇所です。

下の連続図はSOLEX DIDのオートチョーク機構の動きです。
図ではわかりにくいかとは思いますが、極力わかるように解説してみました。GIFアニメーションとか使えばわかりやすいと思いますが・・・
要は、チョークバルブを自動で開いたり閉じたりする機構であるということ、そしてそのコントロールは冷却水の温度、気温をセンシングしての結果、ということなのであります。(ぼくのマルニのセンサーはこのふたつだけ!)付け加えると、オーtとチョーク部分のバイメタル巻きバネのウラ側には、小さい電熱線が隠れており、気温が17℃より低く、かつ、冷却水が45℃以下という寒い状況だと、リレーが働いて電熱線働かせ、バイメタルの動きを助けます。

さて最後はキャブ全体を合体、取り付けに関わうリンクの調整です。

コメント

_ ヘラルド ― 2008年07月06日 01時05分52秒

おお、これは未知の世界・・・キャブはマニュアルチョークのSUとストロンバーグしかいじったことがありません。これははまりそうです。

今ならセンサー+アクチュエータで好きなように制御できるところを、メカニカル要素の組み合わせでできるだけ必要条件に合うように構成しているところなど脱帽ものですね。きわめても、性能は現在のエンジンの足元に及ばなかったのですが・・・

_ にしやん ― 2008年07月06日 22時09分30秒

ヘラルドさんも好きそうよ、このあたり!
どうですか!モトロニックはずして3連キャブっちゅうのは!(笑)

ばね、バイメタル、カムとか、この総合的なしくみが、最初見た時はほんと、理解できんかった。
時間が経てばわかることもあるっちゅうことですかね?!
これできちんと暖気してくれたときは、やっぱ嬉しいですよ!

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