軽トラのタイミングベルト交換2008年06月18日 20時34分14秒

マルニでなくて軽トラ、ホンダ アクティのメンテナンス。
ふだんは稲作に使う大事な車。ほんまに役に立つ軽トラ。
昭和62年初年度登録、550cc、2気筒。
冷却水が少しづつ減っているなぁ〜と思っておりましたら、ここ数日でカラカラガラガラという異音とともに、駐車場の下に冷却水の水たまりができるようになり・・・
下回りを覗くとウォーターポンプから雫が。
ということで、交換作業。けっこうバラバラにしなくてはならない・・・
水漏れの原因はウォーターポンプのシャフトのガタ。ガタガタなので、あの異音がしていたのですね。
さてここまでバラしたら、タイミングベルトも丸見えで、交換してしまえるくらい。ということで切れる前に予防的にタイベル、テンショナー、ファンベルトも町のパーツ商に注文。シメて1万円なり。

こんな事してたらマルニの作業が進まないぞ〜と嘆いていたら、思わぬ収穫が。
オルタネータ、ウォーターポンプ、クランクプーリーにかかるファンベルトのサイズがマルニとほっとんど同じ!
バンドー化学のベルトで、BANDO シルバーSシリーズのRAF2350 。幅9.5mmの全周890mm。規定よりホンの少し長いんだけどね。規定は875mmか。
ちょうど国産品でバンド探さなきゃ〜と思っておった所で、ラッキーでした。安いしメイドインジャパンだしね。

陶器の窯出し日2008年06月20日 20時55分17秒

穴窯の窯出し日
富山も梅雨に入りました今日、先週末に焼いていた穴窯の窯出しを行いました。
今回のテーマは「越前の土を焼く」。
福井県は宮崎村の越前焼は六古窯に数えられる名産地。そこから取り寄せた特徴ある土で陶芸教室の生徒さんたちに作陶してもらい、30名で焼きました。にしやんは今回監督役に徹したので、残念ながら、ホンノすこ〜ししか作品入れておりません。
先週木曜から焼き始めて四日間ぶっ通し、4人当番の交代制で、80時間の長丁場焼成。最高温度の1270℃に達した後、五日間自然冷却し、窯出しの今日。さて成果は・・・

越前の特徴である鉄分を含んだ陶土がいい具合に窯の炎によって変化し、皆さん満足の出来上がり〜!渋い焼き上がりです。
ほとんどうわ薬をかけなくても土だけでいい味出しております。
まぁ、焼きもがんばった成果ですね!
割れた作品もほとんど無く、監督役の肩の荷が下りた感じ。
今晩は美酒いただきますです(^.^)

ワイパーリンク取り付け2008年06月23日 20時42分04秒

ワイパーはレストア前に凄く動きが渋かったのです。
苦しそうに動くっていう感じで、これはモーターがいかれそうなのかな?と思っておりましたが、分解して点検。グリスアップしてバッ直で12Vかけると、ちゃんと動く。低速と高速もしっかりと動きます。
となれば、ワイパーリンクの可動部があやしい。
ワイパーのリンクは多くの可動部から成っていますが2、3カ所の錆による動きの渋いところがありましたので、錆を取り、グリスアップで軽く動くようにしてやります。

取り付けは2カ所だけでボディに取り付ける。
取り付けの際にはゴムの平パッキンを挟んでおきます。
よくここがぼろぼろに劣化してるマルニも見かけます。ホームセンターの水道関係コーナーには必ず外径30ミリ、厚み1.5mmの平パッキンが100円で売ってますので、これを使います。外径はそのままでOKですが(29ミリ〜32ミリが適当な範囲)、内径を16ミリに切ればピッタリンコ!!

ヒーターボックス取り付け2008年06月24日 19時20分19秒

ようやく、ボディにヒーターボックスを取り付け。
ヒーターホースが一つ届くのを待っていたため。
その前に最終水漏れチェック。水道に繋いで水を通し、ヒータ−バルブを開け閉め。水漏れなし!

スポンジのパッキンを貼って、ダッシュボードの下からごそごそと押し込む。
取り付はM6ナット二つで取り付けるのみ。ここはアースポイントにもなっています。取り付けの後しっかりテスターでアース導通をチェック。
懸念していた新設ヒーター管にワイパーリンクが接触しないか心配でしたがちゃんとクリア。
センターコンソールを仮置きして、ボックスに接触しないのでヨカッタ。

室内クーラーユニット取り付け2008年06月25日 20時46分01秒

ヒーターボックスも取り付け終わったので次はクーラー室内ユニットにかかります。
クーラー室内ユニットは本来グローブボックスのあった位置に吊り下げ式で取り付けます。
(吊り下げといってもユニットの左右からボルト2本で固定するだけなんです)

室内ユニットの中身はエバポレーターと送風シロッコファン、エキスパンションバルブとスイッチ2種(このボリウムつまみのデザインに時代を感じる〜)。
ファン速度の低中高速切り替えスイッチと、冷え具合を調整するボリウム。冷え具合のコントロールはエバポの温度をコンプレッサーの電磁クラッチをオンオフするもの。中には温度で動くバイメタルでも入っていてオンオフをスイッチングするのでしょう。ボリウムを回しても中身のばね張力で接点距離が微妙に変化するだけというヒジョーにアナログな方式。果たしてどれぐらいの調整幅なのか。
室内ユニットも全部ばらして長年の汚れを落としておいたからね!クリアな冷え冷えの風が室内に吹き渡るように!

さて室内側に引き込んでおいたクーラーの高圧ホースと低圧ホースをユニットに接続。フレア加工してあるタイプで、ねじ込んで強く締め付ける。ホースの取り回し角度を考えて・・・
そしてあとはそのままグローブボックスの場所にネジで取り付け。幅がぴったりなんだなこれが。
エバポで凝集する水の排水用ドレンホースを差し込んで室外放出とする。
配線はバッテリー+(ヒューズ噛まさんと・・・)、アース、コンプレッサーの電磁クラッチへ、そしてリレーで駆動させる電動ファン(コンデンサー冷却用)へ。
最後はエンジンルームの高圧ホースの取り回しをキメて完了。
これでクーラー関係取り付けは終了、あとはエンジンをかけて冷媒R-12フロンガスを飲ませるだけとなった。

冷却ファン&ラジエター取り付け2008年06月28日 19時10分05秒


赤い5枚羽根の冷却ファンをエンジンに取り付けます。
ウォーターポンプにボルトオンで取り付けて外気を引き込み、ラジエターに外気を通過させてクーラントを冷やすとともに、エンジンルーム内の熱い空気を押し出す役目。
コンデンサーとウォーターポンプの間は10センチあるかないで手とラチェットを入れたらいっぱい。角度的にボルト穴がほとんど見えないので、ボルト穴の位置をマークしてあわせておいて、取り付けます。

80年代からは冷却ファンにはファンクラッチなる部品がついてファン回転を制御していますが、この時代はウォーターポンプにじか付けで、エンジンの回転数と同じだけファンが回る仕組み。ファンクラッチはエンジンが冷えているときはファンを低速にしエンジンが暑くなってきたら高回転させるじつによくできたものですが、マルニにはファンクラッチを仕込むスベースがほとんどな〜い。

ファンを取り付けたらファンベルトをオルタネーター、クランクシャフトプーリーにかけてベルトを張る。バンドー化学の幅9.5mm、全周890mmです。(純正のは875mm)これでも他のパーツに干渉することなく張りも出せました。

続いてラジエターの装着。ひさしぶりのご登場。
ファンとコンデンサーのスキマに滑り込ませるように静かに入れる・・・。ファンとラジエターのスキマは10mmあるかないかの接近具合。けっこう迫っています。エンジンが進行方向に振れてラジエターに当たらないことを祈る。(エンジンマウントのへたり具合にもよるか・・・)

マルニのボンネットは進行方向に開くので、ラジエター周り、冷却ファン、ファンベルト周りのメンテは横から行わなければならない。これってけっこうつらい体制だと思うよ・・・?

ウォーターホース&サーモスタット取り付け2008年06月29日 20時02分25秒

冷却水を回すホース類を取り付け。ホースバンドは新品ながらも、まだまだ使えそうだからおおかたのホース類はそのまま再利用。前のバンドの食い込み跡が気になるが・・・

冷却水の一番大事な仕事はシリンダーブロック、シリンダーヘッドを冷やすこと。エンジンをかけたらしばらくは、エンジン本体→ヒーターコア、キャブのオートチョーク→インマニ→ウォーターポンプと巡回しています。インマニを通って暖めているのはキャブから吸い込んだ空気でアイシング(流速による凍結現象)を起こさないようにするため。水温が高くなって80度でサーモスタットが開くとラジエターを通過するようになり冷却水を冷やし始める、という循環。

今回サーモスタットは80度で開くものと72度で開くものを買いました。今回はまずスタンダードの80度をインストール。鍋で茹でて弁が開くのを確認しなかったが、まぁ大丈夫だろ・・・。
ちなみに取り外した古いサーモスタットは経年劣化のせいか弁の固定金具がもげており中で弁が開きっぱなしになっていました。前に乗っていたE28でも同様に壊れていました。確かに、冬季のヒーターの効きがちょっと遅かったです。

サーモスタット周りのホース類の接続はけっこう複雑です。ウォーターポンプ、シリンダヘッド、ラジエターの上下、インテークマニホールド、ヒーターコアなどへ分岐し流れています。エンジンをかけたときの冷却水の経路を確認しながらの取り付け作業。ホースバンドの向きを次回外しやすいように考えて・・・

ヒーターコアからインマニへ繋がるホースがちょっと長すぎるような・・・?
たぶんもうひとつのタイプのキャブ(口径がまるいやつ)を取り付けるインマニ用のホースなんでしょう。AT車に使われるSOLEX DIDTA用のインマニとは形状が若干違いますからね・・・。多少長くても使えます。

燃料ホース、燃料フィルター取り付け2008年06月30日 20時08分02秒

ちょっと長かったヒーターコアからインマニに向かう冷却水ホースを5cmほどカットして接続。ちょうどいい具合になった。

さてキャブレター取り付けのための準備として、燃料ホースと燃料フィルターをできるところまで取り付けておきます。
前に燃料タンクからバルクヘッドまで樹脂チューブ管が引いてあるので、エンジンルーム内での引き回しです。
燃料フィルターは当然新品。内径8ミリのガソリン用ホースで燃料ポンプまで接続。

燃料ポンプは機械式でダイアフラムをカムシャフト駆動でペコペコ動かすという原理。このポンプのカバーを開けて中身の掃除をと思ったが、カバーを留めてあるマイナスネジがとってもカタく、インパクトドライバを使ってもだめだったのでナメてしまうのを恐れてそのままにしてある。

燃料ポンプからは内径6ミリホースになって燃料バルブへ。
負圧チューブをつなげて負圧がかかると(エンジンかかると)リターン側への通路(?)を開くもの。
燃料バルブからはそのままキャブレターへと繋がります。

燃料バルブがどんなふうに取り付いていたのか忘れてしまってそのままに。デジカメで取った画像で確認だ。