ブロワファンモーター2008年05月29日 21時01分03秒

BMW2002のブロアファンモーーター
BMW2002のブロワモーターはまるで小型の扇風機みたいです。
新旧比較で、古いものは固着してファンが回りませんし、ファンブレードは錆だらけ
ブラシのサポート部分(素材プラスチック)が熱で溶けちゃっています。
これはいくら何でも新品に交換です。BOSCH製、約2万円也。
(モーター本体にBOSCHの刻印、シールにはBEHR,HELLA。わけわかんね)

ヒーターボックスの内側に抵抗の違う2種類の電熱線が取り付けてありますが、
これはブロワモーターの風量をコントロールする為のレジスター(抵抗)。
ファンは手元レバーによって停止、弱、中、強というふうにコントロールしますが
弱の位置では電気が抵抗値の高い電熱線の経路を通るためファン風速は弱くなります。
強の位置では12V直結経路なのでファンは最大風量となります。
レジスターは電熱線ですので当然熱を持ちます。赤熱するほどではありませんが、ボックス内で風をあてて冷やす設計です。
ブロワを実際にレジスターにつないでバッテリーでファンコントロールの動作をチェック。全部OK。
ファンの端子、プラスとマイナスを間違えたら風が室内に押し込まれないので注意。
最大風速では、ブォオオ〜〜と かなりの風が発生しました。これはヒーターコアの熱を相当冷やすと思うよ。

ブロワモーターのボックスへの取り付けは4本のクリップピンのテンションでケースに固定するだけ。
このクリップ、どこに仕舞ったかわすれてしまい、だいぶ探しまくりましたが、錆だらけで捨てるボルトなどを放り込んだ容器の中にありました。
外したときは新品を買うつもりだったのでしょう・・・。サンドブラスト&塗装すれば新品のようになるのに。

あとは組み込んで、バッテリとつないで動かしてみる。
ここで問題発生〜。新品のファンモーターのブレード位置が若干低いのが原因で、ボックスを組んだときに、冷気導入口のフラップにブレードが干渉してしまうことがわかりました。ファン動かしてフラップを動かすとカカカカカカ!と音がするじゃないですか。ブレードは固定での前後の位置調整はできそうにないので、金属製のファンブレードの根元をグイッっと調整して引っ込めて直しました。

あと、水道を繋いでヒーターコア通路に水を通してみましたら、ヒーターバルブの回転軸から水漏れが。う〜んやっぱり直径5ミリのオーリングを替えなかったのがいけなかったか・・・。ジャストサイズを探さなきゃ〜。
せめてコア関係からの水漏れが無かったので良かったと。
しかし やっぱり 安く直すのは、イバラの道だ。