室内フロア 防音貼り2008年02月14日 20時12分17秒

前回の防振材の上に 防音材を貼っていきます。
カームフレックスF140というもので、厚さ10ミリの目の詰まったスポンジ状のもの。裏には粘着テープが貼ってあり、紙をめくって貼っていくだけ。
これを貼ってからペダルボックスを組み付ける予定。

防音の程は・・・フロア下に手をやり、爪でガサガサとフロアをこすってみる。
何も貼ってない方は、ガサガサと直に音が伝わるが、防音防振材を貼ったところはやっぱり音のレベルが全然違う。泥はねやロードノイズの侵入防止に役立ちそうです。

カームフレックスの二重張りは金額がかかるんで前席のみにしておきます。
後ろ席部分は防振材+ニードルフェル(防音)トにする予定。
ニードルフェルトはいまどきの車にも使われている、灰色の綿みたいなやつです。メートル300円程度と安いです。

ペダル取り付け2008年02月17日 20時10分52秒

ペダル類をボディに取り付けます。
M10ボルトで運転席フロアに取り付けられております。
車体下から組み付けるのですが、オフセットしたペダルの関係で、完全に組んだ状態ではうまく入りませんでしたので、アクセルペダルを取り外し、ボディに取り付けてから完全に組み立て。
ペダルのゴムカバーも新調したし、早くクラッチ踏みたい〜っ!!

アクセルリンクの取り付けもまだ仮組状態です。エンジンとキャブレターを取り付けてけてから。
ほかにペダルボックスからはブレーキのリンクロッド、クラッチ動作用のブレーキフルード供給用パイプ、クラッチマスターとクラッチスレーブを結ぶホースが出ています。(キシリトールの容器はブレーキフルードが滴り落ち無いように)

フロントブレーキキャリパー取り付け2008年02月18日 21時33分30秒

オーバーホール済みのBMW2002フロントブレーキキャリパーを納屋ガレージの二階から下ろしてきて取り付けです。
取り付け自体はパッドを入れて留め金やピンを入れてボルトで締め付けるだけですが、ブレーキホースやブレーキパイプのほうが手間。

対向4ポッドピストンなのでブレーキラインも2本入っています。
ブレーキパイプをペンチや手曲げで取り付けステーに合うように調整します。
ブレーキホースには白いラインが入っていましたので、これも何か意味があるだろうと、白ラインを外側にして曲げて取り付けました。こうしておくと劣化してヒビワレが入った時に黒いクラックが目視で見えやすいのでは。

エンジンルーム側のブレーキパイプは長いです。壁にそわせて曲げていきます。
無事にマスターシリンダーまでたどり着けるか心配だ。
後日マスタシリンダーを取り付けた時にピッタリ合わせることにしましょう。

ブレーキパイプの接続2008年02月19日 20時31分10秒

ブレーキパイプをエンジンルームの壁にはわせて、マスターシリシンダーと接続します。ハンドル抜いてマスターバッグを仮付けし、マスターシリンダーの位置を決めてから手曲げで這わせていきます。
手曲げでもパイプは潰れないので安心ですが、あんまり曲げすぎないように。
パイプそれぞれの長さが決まっていますが、多少余裕があるので大丈夫。
アクセルのリンクロッドがそばを通る箇所は擦れないように注意。
これでボディ側のエンジン搭載準備はよし。
次はエンジン完成させなきゃ。

エンジン組立_オイルポンプ2008年02月20日 20時04分21秒

1ヶ月前に山下オートパーツに注文していたオイルポンプのパーツが入荷しました!この鉄のペラ板一枚なのですが、オイルポンプの一部を構成する重要な部品。わからないのは、これが取り外し時についていなかった事。無くてもいい物なのかなぁ?300円程のパーツですが、パーツリストにあるから組み付けなきゃ。
何はともあれ 待ちに待ったエンジン組み立て作業開始です。

オイルポンプはロータータイプのトロコイドポンプで、クランクの回転によりオイルを汲み上げます。
アッセンで組んだらオイルをちゃんと汲み上げるかテストしました。ローターを回して穴からオイルが上がってくればOKです。
上がってきたオイルは、ブロックの通路を通りオイルフィルターに入り濾過されてからクランク方面やシリンダーヘッドに圧送されていく訳ですね。

エンジンブロックにポンプを組み付けたら、クランクシャフトスプロケットに噛ませたオイルポンプチェーンをスプロケットにも噛ませます。チェーンの張りをみるとたわみ分7ミリと言ったところ。こんなものなのかな。張り調整用のシムも1枚しかないので、これで行きます。

最後にオイルパンを組み付けたくなりますが、それはタイミング機構を汲み上げてロワーカバーを組んでからになります。

チェーンテンショナーとロワーカバー2008年02月21日 21時40分48秒

オイルポンプを組み付けたらタイミングチェーンにかかります。
白いチェーンレールガイドと黒いゴムでコーティングされたチェーンテンショナをブロックに組み付け。
テンショナは画像の赤く囲ったところを支点に動きます。黄色く囲った部分でスプリングで押され、タイミングチェーンのたるみを無くしてくれる働きです。

あとはロワーカバーを取り付けますが、取り付けたあとでテンショナのスプリングに押される部分(黄色の囲み)のところをカバーの外側に出しておくのを忘れた事に気づき、やり直し。
で、テンショナースプリングを組み付けたら・・・あれ?プランジャーの切り欠きに嵌まらない。3ミリぐらいずれてる・・・。???
テンショナ組む時になにかミスったかともう一度ばらすが、組付けに問題なし。悩んで古い物と比較して調べた末、新品のテンショナはいままで付いていた物と多少形状が違うことが判明。なんでやこりゃあ?
しょうがないので、当たる部分をサンダーで削った・・・問題なし、でしょうか?
その後 新品ウォーターポンプ組み付け。
そしてクランクプーリーを組み付け。オイルシールとの当たり面にはモリブデングリースを塗り、フライホイールに回り止めをかましインパクトレンチで締め付け。135Nm。

今回は 組み直しなどで手間取って カムスプロケまで行けなかった...
ま〜 はじめてちゃ、こんなもんやちゃね。(富山弁)

オイルパン組み付け2008年02月23日 09時22分57秒

オイルパンを組み付けます。
マニュアルではブロックの隅4カ所に液体ガスケットを塗ってオイル漏れ防止せよとあります。隅4カ所は他のパーツとの接合部分ですから。
おまけに液体ガスケット細〜く一周しておきました。不必要かな?
オイルパンを締め付けるM6ボルトは21個。前のは錆がひどかったのでこれは新調。

マルニのオイルパンは至ってシンプル。
現在の車は、車がコーナリング時とかに傾いた時にオイルが片側に寄ってオイルパンからエアを吸い込まないように何か仕切り板が入ってるんではないでしょうか。
まぁ、オイルポンプの吸い口はオイルパンの底から5ミリぐらいの位置にくるので、大丈夫とはおもいますけど。

オイルパン組み上がったら、エンジンを180度回転して いよいよシリンダーヘッドにかかります。

シリンダーヘッドを載せる2008年02月25日 20時42分44秒

ガスケットのパッケージから新品ヘッドガスケットを取り出し、切りくず等を取り除き、サイズを確認の後、奇麗にしたエンジンブロックに載せる。ガイドピンに合わせるだけ、ずれが無いかチェック。
ロワカバーとの合わせ目のところに液体ガスケットを少量つけて(左右の2カ所)、シリンダーヘッド側の方もゴミ等を最終チェックしたら、1番シリンダーが圧縮上死点TDCに来ていることを確認して、重たい静かにヘッドをブロックに載せる・・・

ここでカムスプロケットとタイミングチェーンを噛み合わせ、カムシャフトと結合。TDC位置が合っていれば、チェーンもぴったりと決まります。
で、チェーンテンショナースプリングをセット。

ヘッドボルトのねじ山にオイルを塗り垂れないように軽く拭き取り(トルク管理のためと)
シリンダーヘッドに通し、手で締まる所まで締める。
いよいよヘッドボルトの締め付けですが、ヘッドボルトとともに付いてきた説明書によると締め付けは3段階。
まず60Nmで締める。15分後に30〜35度で角度締め。そして80度で20分の暖気後に20〜25度の角度締め、となっています。ということは今日出来るのは2段階まで。エンジンに火が入って暖気してから3段階目の締め付けをするのか・・・。忘れないようにしなきゃ。
締め付けは説明書の順番通りに。

アッパーカバー研磨2008年02月26日 21時40分16秒

タイミング機構も組んだので、あとはアッパーカバーを取り付けるだけです。
しかしヘッドと並べてみると高さが違う。1ミリ近く・・・。
今回ヘッドを面研しましたので、もともとの差がより大きくなったのでしょう。
(しかし1ミリも削っていないですが・・・)
とにかくアッパーカバーを面研し、高さを揃えます。でないとここからオイル漏れをすることに。
ガラスにバルブコンパウンドとオイルをまぶして 削っては計測、削っては計測で1時間も気長にやっていたらなんとかぴったり具合に。
ようやくヘッドカバーがかぶせられます。

INマニ/EXマニ取り付け2008年02月27日 21時44分43秒

エキゾーストマニホールドとインテークマニホールドを取り付け。

まずは耐熱スプレー済みのエキマニを取り出し、ガスケットをはめてみる。ガスケットの形状がピッタリ行かないものもあるので、多少削ったりして調整をし、取り付け。ナットとスタッドボルトはもちろん新品に。ここは熱がかかり傷みが早いです。固着しないよう専用ペーストを塗っておきました。

さてインマニはテーブルの下にタオルをかけて置いてあった。久々に取り出してみると、なんか薄汚れているな・・・あぁ!中に、子ネズミが!中にはフンが・・・!迷路みたいなところが気に入ったか。納屋ガレージでは時々子ネズミが顔を出しますからね〜、まいった!内部をサンドブラストしてから洗浄液で洗いキレイに。ニオイも無くなった。f(^_^;
 
ところでインマニには二つのセンサーが付いています。オートチョーク付きのマルニには必ず付いていると思いますが、水温センサーと気温センサーです。
インマニには冷却水の通路があって、吸気により内部が凍結しないようにしていますが、この冷却水通路であるインマニの下に水温センサ−があり、冷却水が45度以上になるとオフになる(導通を遮断する)もの。もう一つは3番と4番のインテークの間にある気温センサーで、これはエンジンルーム内の気温が17度になるとオフになる。この二つが直列で繋がっており、オートチョークの熱線に通電させるかどうかを決めます。
つまり水温45度以下で、気温17度以下という状況ならば、オートチョークが動作する訳ですね。
例えば冬寒い日の冷間始動ではオートチョークが動作し、一度暖まったあとの温間始動では45度以上でオフになってるのでオートチョークは動作しないけですね。
両センサーとも17℃、45℃と刻印がありますが、いちおうお湯につけて導通のオン/オフを確認しておきました。
エンジンを分解してる時には 何のセンサーかわからなかったですが、配線図を読むとわかりました。