フライホイール取り付け2008年01月21日 20時43分24秒

今日はフライホイールの取り付け。
重た〜いんです、これ。はずみ車ですから、大きな慣性の生じるよう重く作ってあるんですね。
フライホイールが軽いとエンジンの回りが鋭くなりますがシフトチェンジ時にすぐ回転が落ちて運転しづらい。逆にフライホイールが重いとふけ上がりの鈍いエンジンになります。このバランスが難しいのでしょうね。ウチュのエンジンはレーシングエンジンじゃないから乗りやすく重くしてあるとは思いますが。

バランスと言えばフライホイールにあちこちにドリルで掘った穴(貫通してない)がありますが、これは回転バランスを取る為の穴ですね。これだけの重い物が高速回転するとちょっとでもバランス崩れるとどうなるか..いい事ないですね。
また、クランクシャフトと一体になって回転するフライホイールはビッタリ中心軸に取り付けしなくてはならない。そのために、フライホイールの取り付けボルト穴にノックピン(位置合わせピン)が一カ所付いています。中心のクランクとのはめ合わせも、はめ込みが固いくらいビッタリにしてあります。スッコン!と一発では嵌まらないので、まずは8つのボルトの力でクランクとフライホイールをビッタリと仮合わせ。リングギアに回り止めをしたら、ボルトにねじのゆるみ止め剤を2滴たらして本締め。対角に締めていく。104Nmのトルク。30分程したら固まるらしい。これでクランクシャフトとガッチリ一体に。

フライホイールの回りのギザギザはリングギアと言って、スターターのピニオンギアのかみ合う歯車。チェックしてみたら欠けや摩耗などの傷みがほとんどない。意外だな。
TOのマークは1番シリンダーの圧縮上死点マーク、Zはプラグの点火時期を表すマークだったはず(逆だったかな?)。整備の時にマニュアルミッションのハウジング穴からこのマークを覗き見ることになります。

コメント

_ シンプルオート ― 2008年01月22日 13時27分26秒

いや~勉強になります^^
私のブログは旧車マニアだけが見ている訳では無いので
普段の事を本当に普通に書かないと、意味不明方が多いと
思うので、ついつい専門用語などは使わない様になってしまい
本当のマニアには、つまらないブログになっておりますが
にしやんさんのブログは、専門家の?私たちも楽しみに見ております^^;

さて、今日のお題であるフライホィールの事ですが、リングギアが欠けたり
摩耗して使えない様な物は余り無くて、以前アメリカで見つけたリングギアを
ストックしておりますが、焼いてはめる為、手間が掛かるので中古の良品を
チェックして再利用しております^^
しかし、リングギアよりもクラッチ板が当たる面の荒れているフライホィールの
方が多くて、この場合は研磨する必要が有りますね!
お車が仕上がった際は是非一度、拝見させてくださいね!

_ にしやん ― 2008年01月22日 20時59分25秒

シンプルさんには やはりリングギアもストックしてあるんですね。
やきばめするのは大きなワッカで一発で決めるのはたいへんそうですもんね。

クラッチの当たり面はとりあえずは使えそうな感じでした。荒れたのを見た事無いから・・・
素人が勝手気ままに日記のようにかいてるので まちがいもあろうかと
思いますが宜しくお願い致します。

このあとオイルポンプ組むつもりが、回転ローター部の仕切り板(ガスケット?)が無くて、頓挫しております。国内にも無いパーツで。そちらに不要なオイルポンプありませんか?

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