エンジン分解08_シリンダー現状2007年10月30日 19時54分35秒

BMW2002のエンジンブロックのシリンダー壁、よく観察します。
懸念していた目立つようなタテ傷は見られなかったです。ほっ・・・

ですが、内壁のクロスハッチがほとんど消えておりました。名残のようなものがのこっているだけ。しかも、みな同じ位置にクロスハッチの名残が残っていますね。(左上画像参照、白っぽい所)
メーターではいちおう10万キロ走行ですが、記録簿もないので、こんなの信じない。しかし長距離走るとこんなかんじにツルツルなるみたいね。

クロスハッチとはシリンダー内に付けられた細かな交差状の傷で、潤滑のためのオイル保持が目的らしい。走っていけば、やがて消える運命のもの。
全く消えて肉眼で見た目つるつるになっても、通常の運用においては、ピストンが焼き付くなんてことはない。だってこんな状態で実際走ってたんだもの。ツルツルだからって騒ぐ事のほどでもないのですが、リングの合い口隙間やボア内径を測ってボーリング(シリンダーの直径ボアを削ってコンマ数ミリ拡大する作業)する必要がなければ、ホーニング(クロスハッチを付ける作業)だけをしておくつもりです。