ヘッド分解_カムシャフト抜き2007年10月19日 19時36分02秒

取り外したシリンダーヘッドからカムシャフトを抜いていきます。
まずはeccentricと呼ばれるロッカーアーム先端のバルブクリアランス調整用パーツをユルユルにします。さらにカムシャフトを1番圧縮上死点の位置から90度時計回りに回します。
しかしこれでは抜けない、なぜか?
カム山を押しているロッカーアームが3つあり、これががっちりカムシャフトを押さえ込んでいるからです。
次に特殊工具でこのロッカーアームがカム山を押さないようにしてある必要があります。画像のようにフォークみたいな先割れの特殊工具を作り、ロッカーアームにひっかけてテコの原理で下に押し下げます。結構、ちから要りますよ。
これが3つ必要。さらに同時にカムシャフトを引き抜くので、助手が必要。
しかしなんとか、一人でやり抜けました。手2本足2本をフル活用!!
言葉で説明すると複雑〜、実際に見てやらないとうまく行きません。

抜いたカムシャフトのカム山のチェック。山のすり減りや傷などは全く無し。ヨカッタ・・・

コメント

_ イカロス ― 2007年10月19日 21時29分46秒

カムは硬いのでともかく、ヘッド側ジャーナルがロッカーアーム数個かわして、ひねって抜く時傷つくのがいやです。

_ にしやん ― 2007年10月24日 07時34分52秒

そうですね、堅いカムシャフトが柔らかいヘッドを通っていくときにいくつか知らず知らずのうちにアタっているかも・・・ジャーナルは3カ所、仔細に調べてみますね。

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