ブレーキマスターシリンダーのOH2007年10月04日 20時31分12秒

ブレーキ関係にかかります。
車が止まらないと命に関わる一大事ですから、最も気合いの入れなくちゃならん所です。
まずはマスターシリンダーからオーバーホール。
外面はけっこう錆びていますが、はたして中身は・・・?
1974年式BMW2002のマスターシリンダはタンデムタイプということで、プライマリーピストンとセカンダリーピストンが入っています。2系統に油圧を分ける事で安全を確保するタイプのようです。
今回は油圧の要であるゴム製のシールカップを交換し、シリンダー内に傷や錆が無いかをしっかりチェックします。

スナップリングを外し、ピストンを抜いたらカップの向きや組み込まれているワッシャー類は順番通りに並べてデジカメに記録。エアで圧力を加えて奥のプライマリーピストンを押し出す。これで中身は全部出た。
シリンダーの内壁を指で触って、眺めて、チェック。幸い錆や傷はなし。錆びた外面をブラスト&塗装で再利用することにしました。

組み込みではシリンダー内面やゴム部品にラバーグリスをうっすらと塗って、ピストンに新しいゴム製カップを組み込む・・・傷をつけないように慎重に・・・(このカップ類は灯油で洗浄しない方がいいとオールドタイマー誌に書いてありました。灯油を吸ってやがてぶよぶよに膨らむとか?)
カップを傷つけないように組み込む円錐型のカップツールなるものがあるようですが、使い捨てニトリル手袋を使い、工夫して組み込む。

下の画像はWalloth&Neschで買ったマスターシリンダーリペアキットです。1セット3000円ほどでした。30年前もの車のゴム部品が容易に手に入るのはさすが欧州車。旧車の中でもマルニは人気車だからでしょうか。
ところで1個だけ余分なゴムパーツがありましたがこれはどこに使うんだろうか???
新しいブレーキフルードをシリンダー内に満たして組み込み終了。
次はフロントブレーキキャリパーです。

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