リアアクスルの錆とり2007年08月16日 20時38分39秒

リアアームをジャッキで裂かしてしまった所は元の角度に戻さねばなりません。
画像のように黄色い一直線になるようにぐいぐいとジャッキで戻してアーク溶接で補修しました。(○の箇所が溶接箇所)
まーこれで、なんとか大丈夫でしょう。

その後錆を取るためにサンドブラスト。またまた砂まみれ。
その日のうちに塗装を終えてしまいます。

リアアクスルも塗装2007年08月17日 20時33分28秒

サンドブラストを終えたリアアクスルにPOR-15を塗装。
これぐらいでコップ1杯ぐらいの量です。けっこう延びるので塗りやすいですね。しかしもう少ししか残ってないぞ。ドリンク瓶1本分ぐらいしかない。
ストラットケースを塗って終わりってところかな。

ドライブシャフトブーツ交換2007年08月20日 20時32分50秒

リアのディファレンシャルギアから左右の後輪タイヤに延びる鉄棒は、エンジンの回転をタイヤに伝えるドライブシャフトです。
自由に向きを変えられる等速ジョイント(CVジョイント)があり、そこにゴムブーツがはめてあります。後輪駆動FRのBMW2002は前輪駆動の車と違いあんまりこのブーツは傷まないそうですが、さすがに劣化しているので、ドライブシャフトブーツの交換です。ブーツキットはWallothで購入したもの。

まずはバラバラに。(文章で書くと一行ですが、けっこう苦労しました)
古いグリスを拭い取って、傷みをチェック。特に大きな傷はないですね。
バラバラにしたボールをジョイントケースにセットするのはまさにパスルです。
はめ込み方はいろいろいじくってなんとかできるようになりました。
手がグリースまみれで気持ち悪い!つづく

ドライブシャフトブーツ交換22007年08月21日 20時12分19秒

作業の続き。組み立てたCVケースには付属のグリスを注入。色的にモリブデングリース?モリモリにしたあとゴムブーツを被せ、バンドで閉める。
裏側にもグリスを入れてカバーを打ち込む。
これを4回繰り返します。
だんだん慣れてきて作業も早くなる。手がグリスまみれなのにデジカメ撮影も大変です。
初めての作業ですが、やってみればできちゃうもんですね。
でも一日かかった・・・

ロアアームのブッシュ2007年08月22日 19時13分52秒

BMW2002のフロントのロアアームにブッシュを圧入します。
例のツッカエ棒を使った即席油圧プレスですが、ジャッキは油圧式ダルマジャッキを使いました〜パチパチ。ブッシュには潤滑スプレーを吹いて滑り込みをよくしてと。
ジャッキで圧入してみるとこれはなかなかキツ〜く入るんですね。最初はCRCでブッシュをはめたあと滑らないかなと思いましたがこのキツイはまり具合ではまずそれはないと思いました。
柔らかい新品ブッシュ、乗り心地が楽しみだ〜

サブフレームのブッシュ圧入2007年08月23日 19時53分32秒

BMW2002のサブフレームの先端に「コンプライアンスブッシュ」というのがあるのですが、これはテンションロッド(というのかな?)とサブフレームを繋ぐ重要な箇所であります。
画像のようなブッシュですが、抜くときは当て棒をしてハンマーでぶっ叩いて一瞬で抜きました。硬化していたから抜きやすかったんでしょう。
このブッシュを圧入するにはたぶん特殊工具があるんだと思います。ボルトとナットを使ったような。
画像のように鉄パイプを利用して溶接で当て棒を作り、ジャッキで圧入していきました。これもかなり変なやり方。
と、書くと簡単ですが、これがブッシュがまっすぐに入らずに何度も何度もやり直し。
こんなの二つ入れるのに半日かかる・・・。ふあ〜〜、やっぱ特殊工具は偉大だな。

ボールジョイントのブーツ2007年08月24日 20時34分49秒

フロントサスペンションの要といいますか、これが大きな仕事をしてるんですね〜、こんな部品が。フロントストラットの下に取り付けられているボールジョイントです。
ドイツから取り寄せても新品で1個で3〜4000円の部品。動かしてみてガタが無ければ破れたゴムブーツだけを交換して再使用です。古いグリースをお掃除し、シャシーグリスを盛り付ける。盛りつけ過ぎはあとでブチュ〜とブーツからはみ出しますのでこの程度で。

ゴムブーツはヤフーオークションにて購入。1個200円ぐらいだった。Made inJapanの大野ゴムという会社が製造元ですが、穴のサイズを質問してゴムの伸びを考慮してちょっと小さめを落札。これが予想どおりはめてみてピッタリ!
装着後にぐりぐり動かしてゴムブーツが伸びによってプリッと外れてしまわない事を確認。
ブーツの止めクリップは上の部分を外すとき破損してしまったのでステンレスの針金0.7mmで止めています。
さらに戻り止めの為のキャッスルナットがねじ込まれるネジ山にはスレッドファイルというネジ山用ヤスリの1.5mm幅をあてておきました。

ステアリングギアボックス洗浄2007年08月26日 20時49分38秒

ステアリングギアボックス、埃と油でマッ黒になっていました。
洗浄液とブラシでごしごし、汚れ落としで本来の色に。
(洗浄液は灯油にシンナーを半分混ぜて洗浄力アップ)
ZF製で外装ケースに74年の刻印が。
ガタもないので今回分解はしないでこのまま組み込むつもりです。

ステアリングと接続される部分を手で回していくとロックトゥロックが約4回転。中立付近でやや重く感じます。これで普通なんかな?
中立付近で1点だけ軽いクリック感があるのは中間点の証かな?

フロントストラット分解2007年08月28日 19時15分44秒

BMW2002のフロントストラットを分解しました。
ハブキャップ、ブレーキディスク(ハブベアリングごと)、バックプレートの順に外していく。
続いてショックアブソーバーのトップ固定ナットを外し、リングを外したらショックがストラットケースから取り出せます。ケース内のオイルも少々出てきましたが、ほんの少し

出てきたのは黄色いKONI Sports。
下の方にはADJUSTABLEと刻印があるのは、減衰力を調整できるってことでしょうか。
ショックの下側が錆色しているのはケース内に水が入ったからかも。

ストラットその他塗装2007年08月29日 20時18分21秒

ストラットをサンドブラスト。またもや砂まみれに。
ブラストキャビネットは使わずブルーシートで囲った中での開放打ち。
まだらのブラストはご愛嬌。

ストラット付属品の塗装。
ショックアブソーバーの入るシェルケースの中も錆びつつあったのでサンドブラストしておきましたので、中もPOR-15を刷毛塗り。

フロントのブレーキディスクはすり減りが多いので厚みチェックをしたら約9.0mm。
MIN8.4mmとの刻印があるので、あと0.6mmは使えるかな。再使用決定!