フロントアクスル全体2007年08月01日 20時08分40秒

BMW2002のフロントアクスル全体の図です。
ばらしたら組み方がわからなくなるので写真を撮っておきます。
特に左右がわから無くなる事が無いように。
黄色いマルで囲ってある所がブッシュの入る箇所。フロント合計で16個。
(名前が当たっているかどうかはわかりません)
これらを一つ一つ再生していきます。

サブフレームの錆び落とし2007年08月02日 19時37分24秒

フロントアクスルのサブフレームの錆び落としでサンドブラストしています。
シートで囲って砂を飛び散らないようにし防塵メガネ、防塵マスク、手袋、カッパを装着。当然、アツイ!!汗が噴き出します。防塵メガネは砂があたってクリアにみえなくなってくるし(レンズ部交換できます)、汗と熱気でメガネが曇ってよく見えない!
連続ブラストで大型コンプレッサーも回りっぱなしであります。
川砂は25リットルバケツいっぱいほど使いましたか。
テッテー的に錆び取りをしました。とはいっても、赤く錆びてるのは全体の10%ぐらいですね。

サブフレーム塗装2007年08月03日 20時17分20秒

サブフレームのサンドブラストを終えたら埃をエアブローし、すぐに塗装します。POR-15ブラックを塗っています。
容器、筆とも使い捨てにしています。
容器はジュースの空きパック。筆は毛の部分のみを脱着できるように、大型のハケを安売りで買い、それを分解して小さくカッタで切り刻んで筆の軸に差し込んでビニルテープで巻いたりして使えるようにしてあるというせこい技。

POR-15はこの夏の季節では塗ってから2時間もすれば十分触れるくらい乾燥しています。1リットル缶で買った物をドリンク剤の瓶に小分けして冷暗所に保存しています。容器の中に空気を多く残さない事が長持ちするコツ、空気が多いと次回使うとき、瓶の中で表面が固まっちゃってます。

循環式ブラストキャビネット2007年08月07日 07時25分35秒

BMW2002のパーツ錆取り用に改良した「タル型ブラストキャビネット」。
廃物を使用した急作りなものですがなんとか使えるようにはできました。
タルの蓋からパーツを入れて蓋をしてからブラストを開始します。

ブラスト中、タルの中は砂嵐、当然ホコリも舞って中が見えにくくなります。さらに砂が覗き窓の1ミリ塩ビ板に当たり、使えば使うほど曇ってきてさらに見えにくくなります。今どこをブラストしてるのか良く見えなくなってしまう・・・。これが最大の難点。ボディやサブフレームをブラストしたときも、保護メガネが曇ってきて、視界の確保が難しかった。
このキャビネットの覗き窓である塩ビ板は、止めビスを取り外して耐水ペーパーやコンパウンドで磨いてクリアに近づけることをしなくてはなりません。

メディアは川砂ですが、ときどき作業中に吸い上げホース内で詰まりぎみになることがあります。サラサラではあるのですが、粒形状の関係でしょうか。。詰まったときはブラストガンのノズル先端を指で押さえて一吹きするとエアがホース内を一瞬逆流して通り道を作ってくれます。

いろいろと難点はあるものの、とりあえずはこれで錆び落としがクリーンにできるようになりました。着替えたりせずに室内で気軽にブラストできるということでレストアもはかどるかな!?
・ただし、タルの中に入るサイズのものだけです。
(スタビライザーバーなどは入らないのでシートで囲って簡易ブラスト室を作り野外吹きします)

ブッシュ打ち抜き2007年08月08日 19時35分30秒

足回りアーム類のブッシュ打ち抜きに油圧プレスが必要なんですが、持っておりません・・・!
で、考えたのが画像のようにフロアジャッキを利用する方法。素人ならではのあきれ技。

鉄製のツッカエ棒は納屋の片隅にあったもので、カーポートの鉄骨にあてています。これは長さが調節できるので便利!いまにも外れそうであっぶねエな〜〜と言う感じですが、意外にがっちりですよ。(何度か外れたけどね・・・)
コツも習得し、フロントのロアアーム、通称「にぼし」のブッシュ打ち抜きです。
フロアジャッキはアップしていくと中心軸がずれていくので外れないよう注意する。ジャッキの皿にディープソケットを乗せてこれでブッシュに当てる。
まぁなんとかこれでブッシュは打ち抜けます。

アーム類など塗装2007年08月09日 22時16分00秒

足回りのアーム類はことごとく錆び付いておりましたのでブラストしてから塗装。POR-15です。混ぜないでいい一液の塗料は楽でいいね。(^.^)
この塗料はこの季節気温が高いせいか2、3時間でもう乾いてますね。
伸びがよくてつるつるに仕上がるので気分はいいです。
手に付いたら風呂場でコスッてもとれないので、使い捨て手袋は必須です。

柔軟性のある塗料2007年08月10日 19時53分33秒

BMW2002のスタビライザーバー前後、そしてコイルスプリングの塗装をしました。これらは走行中にしなったり伸び縮みする部品。当然それにあった柔軟性のある塗装が必要です。
通常のウレタン塗料は堅く硬化するため、後で剥がれてくるかと思い、「高柔軟性硬化剤」というプラスチック、スポイラー用の硬化剤を使いました。
通常のポリウレタン塗料主剤100に対して25の高柔軟性硬化剤を加え、さらにシンナーを50%ほど加えた物を塗ります。

スプリングやスタビはほとんど一日かけてサンドブラスト。防塵用にカッパ着たので汗と砂まみれ・・・。そのあとの水浴びの気持ちいいことと言ったらなかったですね〜。
夕方にスプレーガンで塗装。余っていたタマゴ色(日産J11 ビーンズ)に。
変わった色ですが、普通見えない所ですからぜんぜん気にしない。

コイルスプリングですが、もともとついていたものはローダウンされたものでしたので、これを嫌ってヤフオクで見つけた物を4本5000円で落札。ただし、フロントとリアの区別がつかないというものだったのです。一見わからないのですが、よく見るとコイル長は一緒だが巻き数が微妙に違う。7.0回巻きしてるものと7.5回巻きしてるもの。これの区別でしかわかりません。実際にフロントストラットに装着してみればわかるだろうか?

コイルスプリング2007年08月10日 20時25分54秒

BMW2002のコイルスプリング前/後の、錆びとり塗装前の写真です。
上手い具合にヤフオクで見つけた。2002tiに付いていたものだとか。
問題は、どれが前/後ろか?ということ。
出品者様はわかんないと仰る。
比べてみたら巻き数が7.0回巻きと7.5回巻きに分かれる。
Walloth&Neschのショップの画像で見比べてみたら、どうも
7.0回巻きがフロント用、7.5回巻きがリア用の様だが???

リアアクスルにかかる2007年08月13日 19時33分34秒

リアアクスルを分解してばらばらにしました。
フロント比べて分解は容易でした。
セミトレーリングアームの構造、後ろにもスタビライザーがついてます。
全体的にはそんなに錆びていないのですが、やっぱ奇麗にしたいので、やっぱり砂まみれになってサンブラか〜〜

リアのブッシュ抜きで大失敗2007年08月14日 08時00分54秒

セミトレーリングアームのブッシュを抜きましたが、
大失敗しちゃいました。

またまたフロアジャッキでブッシュ抜こうとズルをこいたのが原因。
暑くて思考回路がどうにかなっちゃってたんでしょうね〜、画像のようにジャッキをかけて(ほんとうはこんなやり方しない)、ぐいぐい押していってブッシュは思惑通り抜けた。
おお、うまくいった。

気を良くして、左側の方もジャッキをセットしてぐいぐいやってたら、ブッシュは抜けたはいいが、後で気づくと、黄色マルの部分が裂けてしまっていた!!
表と裏に大きなクラックが入ってしまったのです!(掲載画像は裂けなかった右側の方のものです、裂けた方はショックで撮影してません)
がーん!

そりゃそうだわな〜〜〜、これじゃあここに無理がかかっていくら鉄でも裂けるわなー、と自分で納得しても後の祭り。これでは角度が変わりアームの取り付けが出来ない。結果、リアのタイヤの取り付け角度まで変わってアライメントが狂いまっすぐ走らなくなるのでは・・・
う〜ん、馬鹿な事をしてしまった。
クラックを押し戻して元あった正確な角度にアーク溶接で直さなきゃ・・・

ということで
しばらく頭を冷やすため、お盆中はレストアはやめにして3日ほどブログは休みますね。