右サイドシルのリベット止め2007年02月10日 22時48分24秒

残ったサイドシルのリベット止めにはいります。
板金で作ったサイドシルの裏側にはPOR15を前の晩に塗っておきました。
接着剤を塗る面はディスクグラインダに装着したオフセット砥石によって適度に荒らしておき、リベットの下穴どうしが合うか確認。

リベットやリベッターを用意してから2液エポキシ接着剤コニシ「クイックメンダー30」の混合に入ります。前回のデータでは気温5度の冬では混合後70分でほぼ初期硬化という具合でしたので60分以内で作業を終えたい所。
主剤と硬化剤の2液を混ぜ合わせるときは気温が低いため練るのも若干固めですが、ストーブで暖めればすぐに柔らかくなって練りやすくなります。混合後すぐに接着剤を必要箇所に塗り、サイドシルに取り付け。仮固定にはタッピングビスを4カ所ほどで。さらにバイスで数カ所固定。残った下穴にすべてリベットを通してからハンドリベッターでカシメていく・・・これを60分以内で・・・ということで、けっこう慌ただしい作業。2回目ということもあって、デジカメ画像を取る余裕も少しはありました。
今回は手際よくでき、拭い取った固まる前の接着剤でフロアの錆び穴埋めも少しできました。

サイドシルのリベット打ちについて2007年02月11日 21時56分54秒

こんな感じにリベット打ちを終了。
上のラインは一直線に打たずに千鳥打ち@20ミリ間隔。このほうが強度が出るかなと思いまして。
カーブを作った前の方(画面右端)はバッテリー溶接機で溶点付け接。中身の防錆処理はあらかじめ内側部分にテロソン・スポットシーラーを塗っておきました。溶接する際の熱に強い防錆処理用塗料です。

リベットを打ち終わると、シャフトの穴が残るのですが、そこから水が入って錆が出ないように爪楊枝の先っちょでPOR15をつつき入れ埋めしておきました。

あとは後半部分を作ります。鉄板が三枚重ねてリベットを打つので別サイズのリベットの到着待ち。
あと、アメリカのツールショップからある道具を一つオーダーしたんですが、そろそろ2週間たつのでもう着いてももいいはずなんですが・・・。

Cピラーの錆処理2007年02月12日 20時31分25秒

錆のひどかったCピラー根元、CNSベベルで錆を削って応急処置としてエスコをぬっておきました。はけ塗りしたのであとでペーパーがけしなくては。
下地処理が悪かったのでしょうか、鉄板に錆が食い込んでいましたよ。さすがに裏側までは進行していなかったです。

リアクォーターガラス下側周辺も錆びが進行していました。入り組んでいた箇所もあり、こちらはサンドブラストで処理。

昨年の11月8日の記事と比較してみて下さい。
http://bmw2002.asablo.jp/blog/2006/11/08/

室内フロア塗装2007年02月13日 21時21分53秒

フロアの塗装、エスコをハケ塗り完了。画像では奇麗に塗れているように見えますが、実際はハケ塗り跡がしっかりと全面に残っております。上には防振防音マットを貼付け、カーペットを敷くので、問題ないですね。
これで4kg缶で買ったエスコが無くなりました。もう少し塗り残しがありますが(残念)、あとの部分はプラサフでもOKかな。

POR15とエスコを防錆につかっています。どちらも錆を密閉する塗料とは言われていますが、完璧に密閉するわけではなく、ミクロ的には水の通る経路があるそうです。しかし膜厚を確保することでかなり錆びにくくすることができるとのことでハケでコッテリと1層目を塗ったわけです。

いつも悩むこと、POR15とエスコ、どちらを使うか?ということがあります。
エスコは平滑な鋼板にも密着性が良く、そのうえ特に足付けもせずに上塗りができて、価格も安い。4kgで約6000円。シンナーの希釈によりスプレー塗装することもできます。ただ、硬化剤を混ぜる2液性なのでその手間はかかります。フロア、室内ともにこのあとプラサフ塗装をかけるつもりですので、こちらを選びました。
一方PORは一液製で扱いやすいが、メタルレディで下地処理をしないと密着性が意外に悪いのです。平滑な面に塗ったあと乾燥後に引っ掻くとペリリ〜とはがれてしまうことがあります。塗った面は平滑なぴっかぴかのつるつるに仕上がりますのでとても見栄えがいいのですが、上塗りのときには600番のペーパーで足付けをするか、タイコートプライマーという下地を塗る必要がありますので手間がかかる。PORはサイドシル内、前後アクスルなどの足回り等の一回塗りのときに使おうと思っています。

室内側ルーフ研磨2007年02月14日 20時58分04秒

室内の内張りをはがしたので、部分的に接着剤が残っています。
ルーフもスプレー式の接着剤が吹いてあり凸凹状態。それに、若干錆もあるようなので、ワイヤカップブラシで気合いで削り取ります。
通常なら上を向いてする作業ですが、カーベキューだからこの姿勢で楽にできる作業です。

このあと室内はプラサフを吹く予定。ロックペイントの2液型アクリルウレタンプラサフを選択。細かな擦り傷程度なら濃いめにスプレーして埋めることのできるハイビルドタイプという種類を使います。これはスプレーパテとして吹いて細め/仕上げパテを使う行程を省略してそのまま上塗りしようという作戦。
「ぺいんとわーくす」にて、脱脂剤、シンナー、防毒マスク等と一緒にネット注文。
http://www.paint-works.net/index.htm

タイヤ収納部の塗装2007年02月15日 21時51分04秒

エスコを塗れば錆びたトランク内も奇麗に。もちろん錆はできる限り落としましたよ。小さな錆穴は結構ありましたが、ガラスクロスとクイックメンダーで塞ぎました。
錆び穴の塞ぎ方。まず裏からガムテープで穴部分をバックアップ。内側からクイックメンダーをへらで押し付けるようにつけ、適当な大きさに切ったガラスクロスを貼付け。その後ストーブであぶって柔らかくしたクイックメンダーを塗って上からカパーする。(画像の光っている部分が補修箇所。下の茶色い部分はサンドブラストでたまった砂です)
同様にフロアなど、数カ所の錆穴の補修を行い、細かな錆穴は無くなりました。

錆び穴埋め作業2007年02月16日 22時32分16秒

1円玉以上の大きさの多少大きな錆び穴は薄い鋼板をあてて、クイックメンダーで接着して塞いでしまいました。この鋼板は厚み0.5mm程度で、壊れた電子レンジの外板から切り出したもの。これも電気亜鉛メッキされた鋼板なのです。

画像は燃料タンクがはまり込む大きな開口部分のフチです。この周辺、結構錆び穴があります。こういう箇所、プロは溶接で直すのでしょうけど・・・。ここは強度もさほど必要ではないし、この上からさらにアンダーコートを吹くので問題ないでしょう。

最後のサイドシル接合2007年02月17日 22時25分03秒

リベット待ちでストップしていたサイドシルの取り付けにかかりました。
最後の部分なので、気合いを入れてリベットを打ちます。
これだけ打って接着剤も使ってあれば強度も増したことでしょう。
このあと後端のサイドシルの穴(リアタイヤホイールハウスの部分)を溶接で塞ぎました。
1月からかかってきたサイドシル関係はこれで終わり〜。(ほっ と一息)

サイドシルの後ろ穴塞ぎ2007年02月18日 21時01分22秒

おっと忘れていた、サイドシル左側の後ろの大穴。錆の部分を切り落としてそのままでした。
サンドブラストで室内側からいっぱい砂がサイドシル内に入り込んでしまったので、エアブローや掃除機の攻撃で砂を十分に吹き出したあとで、溶接で穴を塞ぎます。点付け溶接のあと、シール剤で水が入ってこないように穴埋めをする予定。
こういう細かい作業が続きます。忍耐忍耐・・・。でもだいぶバッテリー溶接が上手くなった?コツがつかめたというか。

頭はすでに外装剥離/パテ/プラサフ塗装の工程にいっております。あまりパテを付ける箇所も無いんですけどもね。(だといいが)

旧塗膜を削る!2007年02月19日 21時52分22秒

1週遅れの3連休を取りました。ちょうど天気もいいようなので(天気に合わせて休みにしたんじゃ?)、室内側と外装の一部をプラサフ塗装まで持っていこうと思います。途中でパテ修正があれば予定は狂うかも?外装はサイドラインから上の部分(ルーフ含む)をできればいいな。

室内側とトランク内はスコッチブライト#320でぱっぱと足付け。
外装の旧塗膜の剥離にかかります。結構な面積なので剥離剤なんか塗ると楽なんだろ〜なぁ。でもあれは水で洗う必要があるので、そのあとの錆発生が怖い。もちろんすぐに拭き取って乾燥させるんでしょうが、むき出しのテッパンに水をかけるのは気持ち的にしたくない。
やっぱベベルか、ということでこの日の為にヤフオクでゲットした20個セット8000円のCNSベベルを出す。防塵メガネ、防塵マスク、革手袋、つなぎ、の完全装備。
リアガラスのフチ周りから初め(下のライン、錆がけっこう隠れてた)、トランクのフチにまわり、思い出したようにルーフに移り四分の一ほど削ったところでベベル1個消費。ここまで1時間ちょっと。もう、ものすごいホコリ!エアで黄緑色のホコリを道路側に飛ばしながらの作業。ゴルフイエローって、青みの強い黄色ってことがよくわかりました。防塵マスク(定番、シゲマツ製)のフィルターも新品に交換しといてよかった。こんなん吸ったら一発でどうにかなっちゃうな。(けっこう、塗膜のニオイもします)