薄板の溶接2007年01月21日 19時37分25秒

溶接ねたが続きます・・・。
自作バッテリー溶接機でサイドシル内部の構造部分を溶接しました。
鋼板の厚みは1.0mm。5ミリ程度の重ね合わせ溶接。前述の2000ccクラス車のバッテリ2個直列で、溶接棒は1,2mmφを使用。
薄板の溶接なので、点付けになってしまいます。ビードを引こうと思うと、溶け落ちで穴があくので。強度的にもこの程度の点付けで十分でしょう。
コツは、二枚重ねの上の部分で溶接開始し、赤い玉になってから下側(1枚部分)に引く、という感じです。1カ所2秒ぐらい。
溶接棒は1,2mmφぐらいがちょうどいいようです。1.4mmも試してみましたが、溶棒がくっついてしまうばかりでうまくいかなかったです。

やっぱり、フラックスの被覆のせいで最初のアークが出づらいですが、この問題にはちょっといいアイデアがあるので後日試してみることに。

サイドシル内部パネルの溶接2007年01月21日 19時51分15秒

結局こんなんに溶接しました。ブラックジャックの顔のよう。(^^ゞ
1,2mmφ溶棒は8本ぐらい使ったでしょうか。いや〜、溶接は、楽しい〜。

こういう重ね合わせ溶接部分は、熱がかかった鋼板なのであとで錆びやすいので、あらかじめ防錆塗料を塗っておきたいところですが、溶接の高熱で焼けて燃えてしまう・・・。そんな用途に開発された防錆塗料がスポットシーラーとか呼ばれる耐熱塗料です。でも今回用意してなかったので、ここにはPOR15を表、裏から塗ります。PORは浸透性があるので隙間にシミ込んで入っていってくれるはず。

バイスでつかんである下のツバ部分には接着剤JBウエルドを塗ってあります。この接着剤もよくレストア雑誌で紹介されておりますので、自分もそれに乗ったクチ。(^^ゞ でも高価。次のパーツには国産のエポキシ系接着剤を使うことにします。