板金用の鋼板を購入2007年01月15日 20時40分06秒

 ボディの切り取った部分は新しい鋼板で作り直しです。
 よくボンデ板と呼ばれる0.8~1.0mmほどの薄い鉄板ですが、ボンデ板というのは商品名らしい。正しくは「亜鉛めっき鋼板」。電気メッキしたもの、溶融メッキしたもの・・・いろいろありますが自動車用には溶融メッキが使われてます。
 自動車には0,8mmぐらいということですが、古いBMW2002の場合、あちこちノギスで測ってみますとボディの厚みは1.0mmが主でした、今回切り取ったサイドシルも1ミリ。

 さてこの亜鉛めっき鋼板、どこで入手できるか?
 自動車板金工場に飛び込みでおじさんに聞いたところ、知ってる鋼板センターを教えてくれました。車で15分、大島の塩崎商店というのですが、鉄材料を扱う卸業で、でっかい倉庫をいくつも持つ鉄材料屋さんでした。事務所におそるおそる入り、忙しそうにしている事務のおばさんに個人でも鉄板分けてもらえるか聞いた。倉庫に行って在庫聞いてみな!ということで、倉庫のお兄さんに聞くと、あるでよ〜ということで、銀色ピカピカの1ミリ厚の亜鉛めっき鋼板を1枚(910*1820mm、約16kg)車にのせてもらいました。1枚1,900円を事務所で支払い。
 昔メカニックしていて車好きという倉庫のお兄さんに、「もしかして車のレストアですか?」って、一発で見破られた!お兄さん曰く。普通、車の板金用には灰色したコーティングのあるペンタイト鋼板というのを使うのだが、まだ荷解きをしていないので、今回は素のままの亜鉛めっき鋼板を出した。板金専門職は安いためかこっちを使うとのこと。

*ペンタイト鋼板:溶融亜鉛めっき後に特殊な熱処理を行い、めっき表層まで鉄-亜鉛合金を発達させた合金化溶融亜鉛めっき鋼板。特長1/塗装に適した表面粗度をもち塗膜密着性に優れる。2/めっきが均一でスパングルがないため塗装仕上がりが綺麗。3用途によっては塗装前処理の簡略化が可能・・・。

荷解きしといてくれよ〜 まぁ表面を足付けしておきますか・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
有限会社塩崎商店大島鉄鋼センター (射水市|鋼材 鉄鋼材料商)
代表電話: 0766-52-1500
所在地: 〒939-0274 富山県射水市小島165

金切りばさみ2007年01月15日 21時34分01秒

厚み1ミリもあると、なかなか、手持ちの金切りばさみでは細かい切断ができません。
んで、買いました、テスキーU。
近場のホムセンで6500円。鉄板で1.2mmまで、ステンで0.8mmまで対応ということ。ネットで見つけた板金屋さんのブログでおすすめとの商品。
刃先は三菱マテリアルの特殊鋼。刃がなまってきたら分解して、砥石で研ぎ直すことで長持ち。

実際1ミリの鋼板を切ってみると、最大約1cmごとの切り進みながら、手応えよく切れていきます。すご。 
切った鋼板の逃げ溝が作ってあって、まっすぐに切れるのがいい。
ただし、最初の切り込みをマッスグに慎重に進めないと、予定したラインをどんどんずれていきます。(厚みある鋼板だと途中で曲げられない)
こんな単純そうな作業でも、まっすぐ切るって簡単ではないですね。

・・・・・・・・・・・
追記。
2022年夏の現在、このテスキーはいまだ良い切れ味で現役で使えています!お勧めです!