エンジン降ろし準備/配線ホース類取り外し2006年11月16日 20時28分28秒

 クーラントも抜いたし、エンジンルームの配線やホース類、エンジンとボディをつなぐものを順を追って外していきます。
 まずはバッテリー。40B19Lなんてちっちゃなものがついています。純正は? マイナスアースを外し、細かな配線もMDの余ったラベルシールを使って記録しながら外す。これはどのセンサで、これはどこで・・・と確認しながら。なかにはぶらぶら遊んでいる配線もあったです。何の配線やらいまのところ不明。バッテリケーブルやオルタネーター、スターターに繋がる太い配線など、電装系統もノートにイラストを描きながら組付け時に悩まないように記録。
 よく悩むのが、細いバキューム・チューブ。この2002にはチャコール・エバポレータ・キャニスターついています。蒸発したガソリン気体を集めて再循環させる装置でですね。ここから枝分かれしてキャブレターに繋がっていたりしてわりと複雑。でも80年代初頭の車とちがってわりとシンプルですね。ごちゃごちゃしていない。でもイラストを描いて組付け時に備えておきました。
 いつもなら え〜かげんに ばんばん外していくにしやんですが、今回は慎重!?なぜなら参考図書の「Old Timer レストア入門マニュアル」(平成10年発行 ISBN-946342-12-5)、「オートメカニック1997年臨時増刊 エンジンいじりの参考書」を仕事の昼休み中に弁当つつきながら読んでおるからだ〜〜!
 次の休日にエンジンを下ろすべく進めたいですが、エンジンクレーンやエンジンスタンド、など買っていたら金がいくらあっても足りんので、今あるもの総動員して金かけずにやるつもり。こういうのを考えるのも楽しい。4気筒エンジンだからなんとかできるじゃろ??
 むかしE28の廃車から6気筒のM30エンジンを下から引きずり出したことがありますが、あれは重かった!200kgぐらいとどこかで読んだ記憶が。マルニのエンジンはどのぐらいの重量なのかな?3分の2で140kgぐらい??

キャブレターを取り外す2006年11月18日 22時35分58秒

 キャブの取り外しにかかります。
 まずはアクセルとのリンクを外し、温水式オートチョークに繋がるヒーターホース2本を外し、続いて燃料ホースを取り外す。さらに2つのバキュームホース、配線(燃料カット用のソレノイド)を外せば、もうこれで繋がるものはなし。簡単だ〜
 インテークマニホールドとの接続のナットを外して・・・取り外せました〜。
ソレックス2バレルDIDキャブ。ヒーターホースとの接続部分は若干腐食しています。その他の部分は外観を観察するに、まぁきれいな物。いつか、分解、洗浄をしてOHします。いつかはウェーバーに、とあこがれますが、たぶんこのままオリジナルで乗ることになるでしょう。
 キャブのOHは3.0CSAに乗っていたときにZENITH INAT(ゼニス)の2バレルキャブをやりました。灯油で洗って、ガスケット、ニードルバルブ、ダイアフラム等を新品で組み、各部調整。このときもオールドタイマー誌が役に立ちました。テクニカルトート神奈川からOHキットを買ったと記憶しています。
ちなみに、今回のSOLEX DIDのOHキットは8500円ほど。内容物はガスケット類、オーリング類、ダイアフラム類、ニードルバルブとなっています。まだ買ってないけど。

コンプレッサー取り外し2006年11月19日 21時55分32秒

 BMW2002のエンジンの大きめの補機類としてデーンとあるのがクーラー用のコンプレッサー。これの取り外しにかかります。
 ホースの接続が切れており、ベルトもなく、当然冷媒は抜けて、ただの「おもり」になっております。古いタイプでUNICLA製。旧車ではよく聞く名前ですね。ヨーク製コンプレッサーのOEMのよう。冷媒は古いので当然R12フロン。
室内にはグローブボックス下に旧車でよく見る後付けクーラーが取り付けてあります。
 さて車体下に潜って取り外し。電磁クラッチの配線を外し、4つのボルトを取り外して、外しました。重いっ!
 旧車とはいえ、やはりクーラーは欲しい。せっかくひとそろいの部品がそろっているのですから稼働するようにしたいです。だいぶ、あとのことになりそうですけども・・・できれば、除湿も容易にできるエアコン化したいです。

キャブ取り外し後のインマニ2006年11月20日 21時11分27秒

キャブを取り外した後のエンジン。
4気筒のインアテークマニフォールドです。
2バレルのキャブらしく、二つの穴がありますが、穴の奥はもちろん一つの空間で。インマニのなかをのぞくと、少しガソリンがたまっていました。
 面白いのは、インマニにクーラント経路があること。画像右から太めのウォーターホースが接続されており、手前右にも細めのホースが接続されています。
インマニが凍結するのを防ぐためかな???
画像右上の3、4番シリンダの間にあるセンサーも何のためなのか?二つの接続端子がありましたよ。
シリンダヘッドには「E12」の文字があります。いわゆる後期型2002の証、E12ヘッドというやつですね。

ボンネット取り外し2006年11月21日 19時36分44秒

 2002のボンネットを取り外します。後ろ側が開くタイプのこのボンネット、運転席側ステアリングコラム左下のレバーを手前にひくとロックが外される。そして外に出てそっと手で開ける。当然、ダンパーなどはない。ちょっと風が吹くと倒れてきそうで怖い。
 取り外しは至って簡単。鼻先のヒンジの13mmボルトを6つばかり外すだけ。ただし、重いボンネットがボルトを外した瞬間ずり落ちるので、天井からロープでボンネットを引っ掛けて吊るしておいて、取り外し時の ずり落ちを防ぎました。ぎっくり腰にならなくて 良かった〜
 ボンネットの錆びとりも、しなくちゃな〜〜(画像では、肩の辺りが大きくさびております) ボンネットのBMWエンブレムはぼろぼろでした。これは交換ですね。

2002のエンジンを吊る道具/チェーンブロック2006年11月22日 21時26分48秒

 重いエンジンを車から吊るにはやっぱりこれ!チェーンブロック様のご登場です!いいねー!これは納屋の片隅に吊るしてあったもの。農作業機器類を二階の物置に上げてしまうときに使っていたらしいが、ここ10年ぐらいつかっていなかったものです。
 そして、なんと、納屋内にはおあつらえ向きに鉄骨の梁がありまして、これがエンジン吊るにはちょうどいい位置にあるんだな〜〜!その昔、にしやんが子供の頃?マルニの置いてある位置には柱が1本ありまして、これが農作業に邪魔、ということで切ってしまい、代わりに支えとしてこの鉄骨の梁を入れた、ということなのでしょう。
 こんなに小さいながら、1トンまで持ち上げられるということで、何とも頼もしいじゃありませんか!ジャラ、ジャラとチェーンを繰り出すのは何とも男の作業!って感じですな。
 チェーンぶろっくは前後には移動できないので、まずはマルニを微妙に動かして位置決めをしているところです。
 次は、ラジエター側についているクーラーのコンデンサーを外し、エンジンのファンブレードを外し、ミッションと繋がる13、17ミリボルトを数個抜き、エンジンマウントのボルト左右も外しておきます(エンジンはマウントに乗っかってるので、落ちることはありません)。これでエンジンは手で押してぐらぐらになりました。いよいよエンジン吊り上げ〜!か?

下ろしたエンジンを乗せる台車作り2006年11月23日 20時58分30秒

 いよいよエンジンを吊るぞ〜〜って、・・・その前に!
 下ろしたエンジンをどうするか?って事。
 エンジンスタンド通販で買おうかと思ったけど6000円ぐらい。これじゃあ下地塗料が買えるな・・・いや、ブラスターも・・・と、いろいろ考え「エンジン乗せ台車」を作ることに。台車ってのがミソ。農作業時には移動できるわけです。これ重要です。
 で、ホームセンター裏に山積みのパレットを適当な大きさのを頂いてきました。快く分けていただきました。ありがとうございます。
 まずはサイズの調整し、ほどよい大きさに作り換えます。

エンジン吊り上げ中!2006年11月23日 21時07分06秒

チェーンブロックで慎重に吊っていきます。
ワイヤーに張りがかかり、ぐっ・・・とエンジンが持ち上がります。
む・・・すんなりとは外れない。それもそうか、ミッションからインプットシャフトがエンジンに突き刺さっているわけで、エンジンを若干前に引っ張りながら、ゆすりながら、スプラインを抜いていくことに・・・。
 エンジンは先端が若干上を向きながらつり上げられていく。慎重にチェーンを繰り、ゆすり、揺すり、しているうちにガコン!!とミッションから外れました! ほっ〜・・・! やったぁ〜〜。
 あとは・・・エンジンを吊りあげ、車を後ろに移動し、下ろして台車に乗せるという手筈です。

エンジン吊り上げ準備OK !2006年11月23日 21時07分06秒

で、こんな台車ができました。
BMWのエンジンは正面から見て左にぐっと傾斜しているので、この上に乗せたら傾いて倒れちゃうのかな〜〜
 ともかく!さぁ つり上げましょう。わくわく〜〜

M10エンジン吊った〜2006年11月23日 21時23分33秒

くわ〜〜!こんなん出てきちゃって〜〜!
いや〜、迫力ありますね〜〜
しっかり、油と埃にまみれてゴテゴテのエンジン、こりゃ洗い甲斐あるね。
オイルパンもけっこう錆がまわっていますね。アルミじゃなくてこの時代は鉄でできたオイルパンなのかな??
ワイヤー切れて落っこちてしまわないように早く下ろせ〜〜