BMW2002A ボンネットおもて上塗り2023年05月12日 15時03分45秒

ボンネットのおもて側の塗装です。

サフの表面を最終チェック。
気になるところは今のうちにサンディングする。

SEPで入念に脱脂する


ボンネットの折り返し部分、裏を塗ったときに上塗り塗料がのっているので 
ここにはミッチャクロンを吹いておく。

塗料の調合。

ぺいんとわーくすさんで 2リットル調合してもらいました。

注ぐ際はこのようにマスキングテープで
「V字」の注ぎを作る。

このように注ぐ。

マスキングをはがせば 缶のふちに塗料が回らない。

2回に分けて 主剤で合計800g調合しました。
シンナーで1.5倍にするので体積的には 1.3リットルぐらいになります


カップに入れるときは このぐらいが限度。
1回吹くごとに 補充していく


試し吹きから。
縦長パターンの具合と、吹き出し量の調節。

快晴、気温17度、湿度60%、風速3m/s
ではいこう


1回目吹き付け完了


これぐらいに減った

2回目終了

3回目終了。

4回目終了。


5回目吹ける量の塗料がちょうど残っていたが、
仕上がりもいいので、4回でやめた。

このグリルのあたりも うまく吹けました






このまま3~4時間乾燥させます。


唯一の垂れ。
後日 耐水ペーパーでシコシコ削ってからコンパウンドで磨きます。


次は車体の方。
リアの周辺を吹きます。

BMW2002A トランク表面の上塗り塗装2023年05月10日 13時38分56秒

トランクの表側 上塗りです。
まずは脱脂から。いつも使うSEP。

塗料の調合 
表面は昨日裏に塗った色と微妙~~に違いのある色、にしやんアイボリーのNo.11とする。
500g計量でシンナーは50%とした。
昨日裏面よりは 若干薄目にしてある。

薄く何層にも塗るつもり。
最低3層は重ねたい。


スプレーガンは 名機といわれる IWATAの WIDER 88^^
上カップ式。これで1台 全塗いける。
下につけているオレンジ色のカートリッジは 使い捨てのドライヤー(空気中の水分取り)だ。
今の時期は空気乾燥しているから安心ですが。
ストレーナーで塗料をこしてカップに入れます。
コンプレッサーは三相200Vのかなりタンク容量のでかいやつ。(むかし、ヤフオクで5万で買った日立の中古)


ではいこう!

1回目 塗り終わり。まだまだ薄い

しばしのフラッシュオフタイムを置いて、2回目。
2回目塗り終わり


ガン先から対象物までは 20cmキープで 吹き付けパターン縦長、
塗り重ね2分の1で秒速30~60cmで左右に移動、をこころがけ。
といいながら、吹いた先がじわっと濡れるように吹いているのですが

これぐらいになるとようやく 塗料本来の色身になってきます。

3回目終了
フラッシュオフタイムに 小さな羽虫がぴたっとくっつくときがあるので
ピンセットで除去する。


さらに4回目終了で、ここで塗料切れ。終わり。
1時間このまま乾燥


この間、ガンを洗浄したり、他の部分の作業。


完全に指触乾燥したので 室内に引き込み。

乗った乗った~^^ 塗料が。

4回も塗り重ねるとね~
500g調合でトランク4回なら、ボンネットは1Lほど作らなきゃいかんな~


色味はこんなものだと思います。


このコーナー部が 光っていないとねぇ^^


エッジに垂れあり。このままでもご愛敬だが、
まぁ、完全硬化後に 削ろ。


なんかうまくついて居ないというか、下地の浮き上がり。
サビキラーが密着していない感じだ。
あす削って ボンネット吹くときに 部分塗装だな。

ややゆず肌。

まぁ~~このままでもいいんですけども
納得がゆかない。

最終的に これら3Mのコンパウンド群と電動ポリッシャで削って
フラットに近づけていきます。
頑張れば つやつやになるはず。
この赤いやつは、めっちゃ削れるんだわ!(16年前のレストア時の写真です)
         ここまでに鏡面にできます。

BMW2002A 裏面の塗装(トランクフード、ボンネット)2023年05月09日 13時36分35秒

天気もいいので
ボンネットとトランクフードの
裏面を塗ります。


2液アクリルウレタン塗料を調合。塗料300g+硬化剤30g+シンナー132g
シンナー40%の仕上がり重視型で。

裏には にしやんのアイボリーのNo.6を塗ります。(表側はまたちょっと違わせます)


では まいりましょう!




二度塗り、終わりました~~


吹きすぎて垂れたところ・・・あはは 
裏だから気が楽です


トランクのパーツにも吹きます。






続いて 面積の広いボンネットの裏。
こちらは塗料主剤500gで用意 シンナーを入れたら合計800gぐらいになる。
スプレーガンのカップに3杯分ぐらい。


フチも入念に塗っていきます


ボンネットの裏側は入り組んだところが多いので
スプレーガンはあちこちの方向から吹きます。





塗り終わり。
量もちょうどでした。
1時間後、2か所のマスキングテープも剥がしました。


マスキングしといた ヒューズボックスの表示シール。
でも今回いろいろと配線をやり直しているから、これはあまりあてにならんですよ。
また別にヒューズ表示は作って車に備えておきます。
日本語でね!!


ここらはタイヤのサイズと空気圧表示シール。
ドイツ語表示。
まぁ、どちらも 当時の雰囲気残し みたいなもんですね。


まぁ、表吹きの練習もかねて 裏面から吹きました。


さわやかな天気のもと、夕方までこのまま乾かしておきます。
(塗装後20分にはもう 指触乾燥までいっていますが、中心までまだ硬化していない)


トランクの方は 先に室内に入れました。
けっこう、塗料 厚く乗ってるよぉ~って感じが わかります。
良い具合のアイボリーだよね~^^


この程度のサービス過剰な ドロリ垂れは
ご愛敬ってことでヨロシク頼む!!


次は 表側を最終的に仕上げ研ぎの後、上塗りします。

BMW2002A 塗装色の調色2023年05月04日 13時15分38秒

錆取り後にサビキラーを塗って放ってあったトランクフード。
そろそろ塗装をして取付け、
この車庫ルームを開けなければいけない。

この2002Aのオリジナルの塗装色は 「シャモニー」(アイボリーっぽい白)なんですが
半世紀たって退色もしているので 現状に合わせて塗装色づくりします。


2液ウレタン塗料はいつもお世話になっている
「ぺいんとわーくす」さんからWEBで購入。
WEBページのアートギャラリーにも 当方のマルニのレストアが紹介されております。



ロックペイント ソリッド色の ホワイト~アイボリー系を何色か。


市販のタッチアップペイントで近い色味を選び、
それをぺいんとわーくすさんの調色サービスで少量作ってもらいました。
これを基本に、ホワイトやカラーで薄くしたり濃くしたり色を加えたりして 
自前で調色していくやり方。


色見本を少量づつ作り、実際にトランクの端っこにも塗ってもいます。


何度もやっているうちに だんだん色味が近づいてきました。

ここまできたら、
調色量を増やし、実際にトランクの広い範囲でガンで塗ってみます。

スプレーガンで吹きました 

2度塗り後。

結果は微妙に白っぽかったので 
黄色い色味(オーカー)を1%くわえた色を作り その隣に塗ります

いい具合になったので
これで最終色としました。実際みると はっきりわかる差異ですが デジカメだと判別難しいですね
最終色の調合。
トヨタのクリームベージュ(4V9)をベースに、ホワイト(088-0204)を加え、
オーカー(088-0233)を1%加えた。
「にしやんアイボリー」と名付け。^^


トランク取付パーツに 準備運動として吹きます



色が決まったところで ちょっと休憩。


ではトランクの塗装にかかる。
いきなり今日は 上塗り完了までは到底いけないので 
下準備のプラサフを塗るまでやろう。
調色テストで塗った部分は スクレーパーでこそげ取る。
密着していないので ひっかけば簡単に剥がれます。


サンドペーパーで塗装の食いつきをよくするために
サンダーで足付け作業。


汚れ取りと脱脂。
コーヒーカンの中は脱脂シンナーが入っています。


ミッチャクロンマルチを全体に吹きます。いわば塗装の接着剤みたいなものです。
すぐ乾きます。


主剤100:硬化剤20に、シンナー20を加えて濃いめに調合
厚膜タイプなので、小さな傷も埋めちゃいます。



錆処理した後の状態。
下に塗ってある銀色のサビキラーを見えなくするためと防錆、
上塗りのにしやんアイボリーの乗りと密着をよくするため
プラサフを厚めに調合して塗ります。
何度かにわけて塗り。

カメラレンズのごみが写ってます・・・
塗装の段差みたいなものがありますが
スプレーパテとして厚めに何層も塗ったので
乾燥後、ペーパーで空研ぎしてフラットにします。


世はゴールデンウィークどまんなか。
いい天気で良かったですね。
NHK-FMで「今日は一日 山下達郎三昧 レコード特集2023」やってるので気分がいいです。

表面が乾いたら フチの方をメインに 裏にもプラサフ吹きました。

もうサビキラーの銀色は見えません。
プラサフはこうした隠ぺい性がいいですね。

プラサフが乾燥すると、オフホワイトのマットな表面になります。



外した時の錆の様子・・・
うちの納屋ガレージの雨漏りのせいでこうなってしまった・・・

きちんとなおします。

初夏のおひさまで 十分乾燥させてと。
表面は濃いめのプラサフ吹きっぱなしなので 手触りは ざらざらです。
次回 空研ぎして フラットで すべすべにします。
疲れる仕事なんだよな~~^^;

BMW2002A 塗装色合わせ2022年12月16日 11時25分39秒

ボンネットとトランクを塗るつもりでプラサフの研磨中

ロックペイントのプラサフは 研磨しやすいです。


フロント 右前方の エクボ消し


うす~く凹みなどあるところは うす付けパテで修正しました


同時に、ボディ色合いも調色中・・・

白っぽい色にベージュ味を加えて・・・硬化後にボディと比較します


トランクのリアウイングの下になっていた部分に塗ってみて色合いを確かめ中。
リアスポの両面テープが残っています。
ここはどうせまた塗装を研磨して 上からプラサフから塗ってしまうし
またリアスポで隠してしまう部分なので。
う~ん もうちょっと黄色みというか、オーカー色を若干を足さねばなぁ・・・

BMW2002A ボンネット表 プラサフ吹き2022年11月29日 19時51分28秒

天気が良かったので マルニのボンネットの表側の塗装の準備として
プラサフ(下地塗料)を吹きました。

まずはペーパーで各部錆取り(やじるし部分)と 全体的に塗装の付きが良くなるよう足付けです。

根気、根気です


このあたり グリル部分も入念に


ロックペイントのプラサフを使用。
プラサフ主剤500g+硬化剤100g+シンナー150g



何度か塗り重ねていきます。
調合した750gではたぶん2回しか塗れないと思う。
スプレーガンの重力式カップ1パイでボンネット表1枚を1回塗りってとこだ。


1/2重ね塗りの1度吹き後。


つやが引けるのを待ちます。


このあたりやボンネットのフチ部分も スポット的に2回ほど塗り重ねます。


「プラサフ」は防錆プライマーと上塗りの下地となるサーフェーサーの両方の機能を持っております。

全体的に二度吹きを終えて数時間乾燥させた後 室内に片付け。

いい感じです。
膜厚80μmぐらいはついたと思います。


こういったわずかなへこみやキズ、局部的にプラサフを厚塗りしてパテのように塗ってつぶしていきます。


こういったブツや垂れなども完全乾燥後に空研ぎペーパー400番程度で研磨して取ります。


研磨のあと上塗りになりますが
この車本来の塗装色 カラーコード:085 シャモニー は
古い車であるため塗装屋には調色データがないといわれたので作れません。
なるべく近い色を作って塗りたいと思います。

問題は 天候なんだよな…北陸は。

・・・・・・・・・・・

余談ですが ワロスではいまだに こういった各部のボディパネルが出るから 頼もしいよね。
円安なので1.5倍して13万ぐらいですか・・・プラス、ドイツから送料。

BMW2002A ボンネット裏の塗装2022年11月21日 15時30分35秒

天気がいいので ボンネット裏をやることにした
前回は 一部の錆取りをしただけだったのでその続きをやることに。


前回は確かひと月前。
こういう状態だったのを・・・

ここまでにしたところで 終わっていた

今回はその続き。


まず銀モールを取る。
さびたクリップを外していく


錆で固着したところはリューターで削るしかない


削りすぎちゃったところは 後でJBウエルドで修正します。


モールの固定ねじは このように入っている。必ずさびる。


ジョイント部 そっと抜く



曲がりやすいので とにかくていねいに外します。


樹脂製のクリップもはずしていく




軽くペーパーがけ



ボンネットの錆とり サンドペーパーでシコシコと・・・

根気が必要です


残った赤錆は薬剤で黒錆に転換しました

こいつは良く効くね

錆転換剤の換装後、プラサフ吹きをする

プラサフの乾燥後、上塗り塗料の密着をよくするためにミッチャクロンマルチを内側の全面にスプレー


上塗り塗料は2液性アクリルウレタン塗料 パナロックを使用。
アイボリーホワイト気味に 手持ちの塗料でカップ麺の空き容器に300g調色。


ざっとひと吹き。


二度吹き後。   うっ 垂れてきた・・・まぁいいか


このあたりのグリルはちゃんと塗装しとこう。
このへんはさびやすいところです。
雨の日に運転しなくても 高温多湿な日本ではさびてくる。
裏は塗膜を厚くするために ここはとくに刷毛塗りでもいいかもしれんね


錆補修したところは ついつい 何度も塗っちゃいますね~~ 結果、垂れることに。

ううっ 垂れ垂れ^^;


2度吹きで完了。塗料が尽きた。

内側は完了。
よぉくみると 表側に使う色よりも若干グレーがかっているかもしれないね。

次回晴れたら 今度は表側をやろうと思う。 でも北陸は なかなか晴れないんだよね~

この2002Aのもとの色はプレートによればシャモニーだが、現状の塗装色は 日産のKH5(イエローイッシュホワイト)に最も近いことがわかった。まぁ一般的に「アイボリー」ともいえる色だが。
イエローイッシュホワイトは女優の伊藤かずえさんが乗っていらっしゃるニッサンCIMAにも使用されていた色だ。
ウレタン塗料は いつものぺいんとわーくすさんの調色サービスで作ってもらうつもり。


ボンネット表側も塗り終わったら、ワロスで買ったウレタンスポンジを裏に3枚貼ったり ゴム部品をとりつけます。
そのあとで磨いたモールを装着し、最後にBMWエンブレムを新調します^^

BMW2002A 車体下の塗装2022年04月07日 12時47分34秒


マルニの車体下の塗装をしました。
どうしようか考えていたのですが結局POR-15にしました。
というのもそろそろPORを使い切らねば固まってしまいそうだったので。

POR-15は紫外線に弱いとも聞くが 車体下ならダイジョウブだろう。

どんどん刷毛で塗りすすめていきます。



フロントからリアへ・・・

トランク下あたり。
PORの下には、サビキラーが塗ってある。

リターンの燃料ホース周辺、
ドライブシャフト、ブレーキパイプ。


ふぅ~ おわりました。
センタートンネルのほうはさびることもないので 特に塗らないでいます。


ようやく次は足回りパーツの組付け、フロントブレーキ組付けへと進めます。

BMW2002A リアトランク内 ラジエター 塗装2022年04月05日 18時06分58秒

マルニに搭載するラジエターの部分塗装。





トランク内部も 白に塗装。
ボディー色のアイボリーよりも ちょっと明るめに塗ってあります。

薄汚い感じは
無くなりました。






此方の画像は 塗装前のもの


もうここまでやったら、薄汚れた2枚分割式のグレーの床ボードやサイドのボードも、
MDFやビニールレザーで 新たに作りなおしたいよね!


これは635CSIのトランク内部なんだけど
せめてこんなふうに内張したいな~~。


こちらは同時代のW124トランク。
有名な三角板がどーん!こういうのもいいね

トランク内照明をつけて 収納ネットなんかあると 機能的だよな~~^^

BMW2002A リアタイヤハウス内塗装2022年03月29日 00時00分01秒

リアのタイヤハウス内を刷毛塗り塗装。
上部袋状の箇所の中は先日ノックスドール750を吹いた。

厚みを持たせて コッテリと...
タイヤハウス1か所でビール缶1本分ぐらいの塗料は 消費している。







フロントのタイヤハウスの方も乾いた。
やっぱボディ同色に塗るのはイイネ。 レストアしましたぁ~っって感じで。


ここにサスペンションやらブレーキラインやらを 組み込んでいく。

錆取り系の作業は時間もかかり汚いしつらいものだが、
パーツ組み込み系は早いし楽しい。

このマルニのレストアも7合目あたりといったところか。
ちょっと机の整理と配置換えをした。
ちょうど 椅子の真上あたりに ツバメが毎年巣をかける場所 (作りつけた台) があるのだ。
机のうえにウンチが落ちないように・・・

先日からちょくちょく ツバメが納屋ガレージに巣作りの場所検分に入ってきている。^^