BMW2002Aクーラーガス準備2023年06月18日 07時53分07秒

だんだん暑くなってきました。
このマルニのクーラーガス入れも そろそろ・・・ということで
準備しておきます。

HFC-134aガスに、エアコンオイル(コンプレッサーに最初から入っておりますが)
それとワコーズのパワーエアコンプラス。添加剤ですね。



メイドインTAIWANのクーラーセットの中にあった冷媒ガス3本。ひと缶300gの表示。
900gもあの中に入るのか??
向こうさんのことだから、ぎりぎりの量でセットにしているはず。
400~600gぐらいで十分だと思うが・・・?
雪臣....ここまで苦労してきたマルニのクーラーシステムに 使う気にならん。
自分の足車の補充用に使おう(笑)




他、ストレートで勝ったマニホールドゲージの点検。
高圧バルブのカプラがどうにも甘いので、シールと一緒に交換しておこう
マニュアルの手順書も よく読んで頭に入れておきますね

ほんとはプロも使ってるDENGENのやつがほしいが・・・7万円オーバーで高い!
(R12用のはDENGENのを持っているのですが・・・)

BMW2002A クーラーコンプレッサーのタイマーリレー2023年05月01日 14時30分40秒

クーラーの電気配線の追加作業。



理想は、クーラーをオンしたら、
アイドルアップ(回転UP)コンプレッサーのON(回転DOWN)
同時にぴったり合ってほしい。
そうすると、余計なタコメーターの動きがなくなるから。

現状のままでは、クーラーをONしたら、すぐコンプレッサーが稼働するので
最初に回転DOWN、その3秒後ぐらいにアイドルアップが働いて回転UP、
となるタコメーターの動きとなる。
特に回転DOWNの際のアイドリング低下で、エンストなどしてほしくないので、
ここんところにこだわっている。


バキュームを利用したアイドルアップ装置(スロットルを若干開く動作)
  ↑
  この二つを同じタイミングで稼働させたい
  ↓ 



そこで、前も述べたが、
コンプレッサーをアイドルアップのタイミングに合わせ、
コンプを数秒間遅らせてONするリレー、タイマーリレーをヤフオクで購入。
オン・ディレイ・タイマーユニッという。
ダイヤル設定により0~11秒の間でお好みで遅らせることができる。
電気に強いお方が自作され、ヤフオクに販売されているものです。
(セミトラの時もだったが、こういう商品好き)


https://youtu.be/V1uQsQe2JMo  
スイッチをONしてから(赤線をつなぐ)、数秒遅れて電装品がON(ランプが点灯)します
便利ですね~

前回の普通のリレーを外し、タイマーリレーに交換、完了。
矢印の小さなダイヤルをドライバで回してタイマー時間を調節します。

今のところタイマー時間は3~4秒ぐらいに設定しておきました。
まだクーラ-システムに冷媒ガスを入れていないため
実装テストはしていませんが、あとでまた微調整します。

とりあえずは電気的テストにおいて、
アイドルアップとコンプが、クーラースイッチのONから3秒ほど遅れて
同時に稼働することを確認しております。^^ よ~し






BMW2002A クーラー室内機に配管を接続2023年04月23日 15時00分07秒

クーラーの配管を室内ユニットに接続します。
ホースは 細い高圧側と 太い低圧側と あります。
クーラー室内ユニット内部にある、
エバポレーターよりも前が高圧側(冷媒はコンデンサーによって液体になっている)。
エバポレーターよりも後が低圧側 (冷媒は気体)。


まずはエバポレーターの直前についている
エキスパンションバルブをしっかり閉めます。
エキパンはクーラーの要ともいえる部品です。
ざっと言うと、
液体状の冷媒をここでブシューと霧状にしてエバポ内に噴射します。
そんな役目です。
しっかり しめました。ガス漏れ しないように・・・


冷媒R134aガス用のオーリングセット。

もともとついて居た紫色の訳の分からないオーリングは外し、これに替えます。

まずは高圧側ホースを締める。エキパンとの接続。


高圧側のホース取り回し。クーラーユニットの後ろ、ヒーターボックスの下の空間にうまくとり回せた。
ドレンホースの邪魔にもならない。これなら見栄えもすっきりだ。


続いて低圧側。またオーリングを交換。
いや別に紫色のオーリングを信頼してないわけじゃないんですが
やっぱ100%信頼しきれないので。^^;

低圧側ホースの取り回しも ダッシュ内部の空間を利用して
ぐるっと取り廻すことで うまく取り付けることができた。^^

ホースには湾曲したクセがついていて やっかいなんですよ。
でも今回はうまくできました。
今後取りつける グローブボックスにも干渉しないでしょう。
なにより、ホースが全部隠せたのが良かったです。


さてクーラーのホースが接続出来たら
このあたり もう一仕事あります。
エキパンから伸びている銅の針金みたいなのは
キャピラリーチューブといって、低圧側の温度を
エキパンの頭に熱伝導で伝える役割をします。
この熱伝導よって、エキパン内部にある噴射ニードルの開度が変化します。
まぁ、エキパン開度調節のための仕組みですね。つまりは、冷え具合の調節をしている。
キャピラリーチューブの先はコイル状になっていて、
エバポから出てきてすぐの低圧側配管にびったり接するようにしなければなりません。
そうしないと熱が伝わらないから。


そして、この黒いブチルゴムでできたコールテープという
粘着性の保温材をまきます。
これはなかなか売っていないですよ。ようやくネットでさがして探して ようやく手に入れました。ホムセンで売ってる白いルームエアコン配管パテではちょっと粘着性が無くて役不足かな。

つまりこのキャピラリーチューブが周辺の熱影響を受けないように
しっかり断熱してやる必要があるのです。

巻きはじめ。

エキパンにもしっかり巻いて 断熱していきます。

巻き終わり。
巻くというよりも、左右から2枚合わせて貼ったという感じです。
コールテープは贅沢にトータル90cmは使ったですね。
一方、このクーラーセットに付属のコールテープはこれよりも若干薄く、しかも、15cmぐらいしかありませんでしたよーー; 
なめんとんのか。サービス悪いぞ!
にしやんはサービス精神旺盛でしかも採算度外視。
自分の納得するまでやり込むから、手は抜きませんよ。
そもそもこのレストア自体が 儲けの無いボランティアみたいなもんだしね。
自身への挑戦なのです!


ブロワのエア導入も 塞いでおらず ちゃんとエアを吸い込みます。

特に低圧側は冷媒で冷やされるので結露もしやすく、水滴がつく場合もあるので
このあたりは手を抜かずにしっかりとやる必要があります。


コンプのブラケット作り、位置の検討、コンプベルトライン出し、各部品取り付け、配線取り回し、リレー取付、アイドルアップ装置取付、電気的稼動テスト、冷媒の配管、ドレン、断熱処理が終わり、
後付けクーラー取付、完了です!
あ~長かった~~~ 足掛け2年か・・・
集中してやれば1週間ですが エンジンルーム、室内側と、時期を分けて作業してたからね・・


ついでに!
クーラーユニットの吹き出し口をカパッと外し
中を覗いてみた。配線やサーモスイッチ本体が見える。
しかしな・・・吹き出し口のど真ん前に 配線の束通すなよ、オマエ・・・吹き出しを阻害するだろうが。


サーモスイッチへの配線ですね。
ん?? 接続端子が取れそうになってるぞ、オ~イ!
やっぱ安モンだこりゃ・・・

接点はかろうじて接してるだけでした・・・・ーー; 
も~お、こういうところが 安モンだね。検品してないんだよね。
外してみると 平型端子のカシメが弱い。ラジペンでやや潰し気味にする。

ついでに接点復活王を塗ってやりましたわ。
この内部は 今後 湿気湿気になるからね。錆防止にも。

はい、こんどはシ~ッカリ 端子にグイグイ喰い込みましたよ!

左側の風量SWの接続端子もチェックしましたが そちらは大丈夫でした。




後付けクーラー取付編、終了です。

冷媒ガス封入は また5月の真夏日にやることにいたします。
はたして安モンの5万円以下のメイドイン台湾のクーラーシステムは
ちゃんと稼動するのか?

youtubeに出てる斎藤商会さんが同じもん使っていたから、実績のあるモノだとは思ってるのですが。



並行して、あとやることは
・ルームライトの増設計画
・シフト回りのパネル造作計画
・オーディオ取付
・グローブボックス取付
・天井クロスのヤニ汚れ取り
これで室内完了。

外回り
・上塗り色合わせ
・ボンネット・トランクフードの上塗り塗装と取付
・フェンダーの一部 錆取塗装
・前後バンパーの裏側 錆取り塗装
・フロントスポイーラーの一部割れ FRP補修
・リアマフラーをもとからついていたものに交換
・サスペンションをローダウン(スプリング交換)
・タイヤホイール交換

ってところですか。

BMW2002A クーラーのドレンホース2023年04月22日 16時00分00秒

クーラー室内機のなかには「エパポレータ」があります。
そこを通過した空気は冷やされるわけですが
そのときに外気の湿った空気が急激に冷やされて 空気中の水蒸気が凝集して
エパポレータに水滴がつき始めます。それがぽたぽた落ちてきます。
そのたまった水を車外に排出するドレンホースをつけます。
このドレンホースがないと 車内の床は水浸しですよ。


運転席側。
水が落ちていく角度は十分すぎるくらいについて居る。
ホースは助手席側へ曲げる

助手席側にホースを通す穴をあける。
助手席に座った人の足先の邪魔にならないように、しかも流れる角度をつけて
このあたりかな~~と あたりをつけて・・・

ホルソーでボディを貫通して穴あけ。向こう側はATミッションの側面です。

左右2本のドレンホースをTジョイントで1本にまとめ 開けた穴へ

カーぺットにカッターで穴をあける。
ホルソーで穴をあけた防音材、ボディを通過し、ホースは外へ出る。

内側から車外へ ホースの周辺に スキマ埋めのエアコンパテをぐいぐい詰め込んでいく。

車外に出て 車の下にもぐる。
室内側から詰め込んだパテがはみ出てきている。
スキマは埋まった。


ひも状のブチルゴムを温めて柔らかくして・・・


念のため、ホース廻りをブチルゴムで1周巻く。
これで外から水は入ってこないだろう。


車外に出たホースの先を適当な長さに切る。
茶色い銅管は、フロントガラス下の雨どいセンターから導いた雨水ドレンだ。


ドレンを2本、並べて設置。これも2本出しって、ゆ~の?


横から除くと こう見える
クーラーが効けば ここから水がぽたぽた落ちてきて
水たまりを作っていることだろう。



次はクーラーの配管、高圧ホースと低圧ホースをつなぎます。
この2本繋げば、もう完成だ。

BMW2002A クーラーの配線22023年04月19日 12時52分58秒

ようやく退院いたしました。ご心配をおかけしました。

・・・・・・

ひさしぶりに納屋ガレージに入ったら
ツバメが飛び回っておりました^^

またどこかのメスを呼び込んで
ここに巣をかけるのでしょう。



では クーラーの電気配線 仕上げます


まずはアースポイントづくり。
このあたりは 今後いろいろ電装品をつけるので
沢山アースを取る必要がある。
ヒーターボックス取付のナットからアースを取りました。


ACC電源と コンプレッサーリレーへの信号線

配線を整理


エンジンルームで ヒューズボックスから電源を取る。
クーラー室内機のACC線は F5番の空き端子から取った。
5番はほかに、ワイパーモーターとウオッシャーモーターのヒューズでもある。
16アンペアのヒューズ。

他、空き端子は有効に使うべく、このように配線。


おおもとのバッテリー・プラス電源。
バッテリーから直接取るものにはヒューズをかます。
ヒューズの予備も1個づつ 横につけてあります^^

コンプレッサーと電動ファンのミニリレー
5極ですが4極にして使用


ミニリレーですが、オリジナルと同等の働きをします。
いや、信頼性から言ったら、半世紀たったオリジナル以上。


リレーのあたり 配線完了。




コンプレッサーや圧力SWにつながる配線は コルゲートチューブで被覆し
このように這わせた


コンプレッサーの電磁クラッチに接続。



あとはおまけ的な作業.

電動ファンの 手動スイッチ動作を確認中。

青色LEDのついたエーモンのクリックスイッチで
ドライバーが任意に電動ファンをON-OFFできます。
渋滞にはまってノロノロ運転中、水温が上がってきたときなど、電動ファンでラジエターを冷やせるので
水温上昇対策として有効でしょう。
ファンが回ると青いLEDが灯るから、一目瞭然。
稼動中こんな感じ。
クーラーをONした時も、ファンがコンプレッサーと連動して回るので
その時もこの青色LEDが勝手に点灯します。


クーラーONのときのアイドルアップのためのダイアフラムも取り付けました。
ダッシュポットともいう。70年代のドイツ車には良くついていたパーツ


ブルーやオレンジのバキュームホースでカラフルに。
ソレノイドへのホース接続は上がブルー、下がオレンジで
間違えたら正常に稼働しません。



エンジンの上で電球が灯ってるのは、コンプレッサーへ流れる電気を目で確認するためつけてみました。未だシステム内に冷媒ガスを入れていないので、まだコンプレッサーを稼働させたくないので。

この仮の状態でクーラーシステムの導通テストをします。

ではエンジン始動。
室内ユニットの風量スイッチをひねって、クーラーONです!
緑色LEDが光ります。
室内機ユニットから 風が出てきます。^^
電動ファンもエンジンの前でヒューンと回っている音がして、その証拠に電動ファンの手動スイッチの青色LEDも光ってます。
そして、エンジンルームの電球が光っているので、ちゃんと信号線を介し、リレーからコンプレッサーに電気が行っていることがわかります。

クーラーをONにすると 連動してアイドルアップ装置も働きます。
ロッドが10ミリほど負圧で引き込まれるので、ステーにひっかけたスロットルがほんの少し開くので、すこしだけアイドル回転数が上がります。
どれぐらい回転数を上げたいかは、先端のM5ねじの突出し長さで調整できます。
今回はとりあえず 
コンプレッサーの負荷なしの状態で500rpm上がるようにしておきました。
コンプの負荷がかかると、300rpmほど、持っていかれるのではないかと予想。

気づいたのは、クーラーONしてから3秒後に 1000から1500rpmにアイドルアップすること。
これはダイアフラムに負圧がかかって のろのろとロッドが動き出して、スロットルを開けきるまで 3秒かかるってことでしょう。
このあたりは実際にコンプレッサーにガスを入れてから アイドルアップのタイミングを検証することにする。
要は、コンプレッサーにアイドリング回転をいくらか持っていかれることで、走行中にエンストするようなことがなければいいだけのこと。
必要なら、クーラーONした3秒後にコンプレッサーがONとなるように、遅延リレー(オン・ディレイ)をかませて アイドルアップのタイミングを調整してもいいでしょう。


クーラーを切ったあと、電動ファンも任意の手動でON-OFFできることを確認。
ちゃんと電動ファン動いてます

オール・クリアです。
とりあえずはクーラー電気配線は終わりです。
あとは室内ユニットに水のドレンホースをつけ、クーラー配管の接続をする。そして気温の高い日と時間を選んで(気温25℃以上) 真空引きのうえ 冷媒ガス(R134a)を圧力ゲージを見ながら入れてやります。
そのあとアイドルアップの調整や 実際の走り込みで冷え具合などテストします。

コンプレッサーの位置決めから始まった、長かったクーラー取付の工程もいよいよ終盤です。


BMW2002A クーラーの配線12023年04月06日 16時50分38秒

クーラーの吊り下げもおわったので
配線作業の開始。





まず緑の サーモスイッチから右側の2個のリレーへ行く信号線から。
これが一番長い。





途中、アイドルアップのための電磁ソレノイドを経由。
クーラーONでこのソレノイドが稼働し、
インマニのバキュームでダッシュポットを稼働させ
アイドル回転数を少し上げる役割。


信号線は レシーバードライヤーの圧力スイッチを間にいれる。
低圧すぎるか(ガスが入ってない)、配管内のつまりなどで高圧になりすぎると危険なので
そうなるとこのスイッチが切れて 信号線が遮断されるので
クーラーシステムは止まることになる。
レシーバードライヤーの圧力スイッチは 安全のためにある。

この緑の信号線は コンプレッサー用のリレー86番に行く。
それの作業は 後日やることにする。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そのまえに 各電装品のアンペア数を測っておく。
電圧は安定化電源で13Vをかけた。


まず コンデンサーを強制的に冷やす電動ファン。(キドニーグリルの向こう側)
4Aを使用。やっぱ電動ファンは 大食いですね。

箱には80Wと書いてありましたが、13で割ると6.15A使うはずですが。
走行中のマルニは14.5Vはバッテリにかかりますから、実際はもっと回るのでしょう
音はヒューン(ブゥーンじゃない)と静かで(さすが8枚羽)
コンデンサにあてる風量も十分あります。
このファンは、このクーラーシステムについてきたもの。
ほんとはコンデンサーの全面に風を当ててなるべく液化させたいが 4分の3ぐらいは当たっているのでとりあえず良いでしょう。このあたりは冷え具合を見てからの判断。
 その名を、雪博士という!(笑) 発音はシェー・ボ-シィ。
ドクター・スノーだ!こっりゃ 冷えるだろ~?


2021年5月23日に取り付けております。もぅ2年前か~



アイドルアップの電磁ソレノイド 0.5A



スロットルをエンジン負圧で機械的に引っ張って 
アイドル回転数を上げるしくみです。




コンプレッサーの電磁クラッチ 3A

12vかかると カチン!とマグネットでプーリーがロックされる音がします。



そして室内クーラーユニットの ブロアファン
MAX風量で 5A
最低風量「Ⅰ」でも3A食っていた やはりブロアファンは大食いだね。

よって
電動ファン 4A
電磁ソレノイド 0.5A
電磁クラッチ 3A
ブロアファン 3~5A
小計 クーラーを使うことで10.5~12.5A食うことになる。
これはマルニの発電量の4分の1にあたる。

夜間走行 H4ハロゲンヘッドライト+フロントスモールライト+リアナンバー灯 で12A
リアのスモールランプ&ストップランプはLED化して省電力にしたから多くても1A
常時使う電動パワステ(EPS) 走行中のまっすぐ状態で3A~停車中のすえ切り状態で瞬間最大20A食う
電動パワステはは けっこう大食いなのだ。

これはハンドルを車庫入れなどですえ切りした最大値なので、まっすぐに走ったり普通に曲がったりをしている状態を平均10Aと見積もって
夏の夜間走クーラーON + 灯火類 + EPSで 最大35.5Aってとこか。


ここにカーステや シガーソケットの電装品がいくつか加わるから 
これらまとめて多めにとってプラス5Aとして 総合計40.5A。
もし途中で雨に降られたら ワイパー稼働(HIGH)でプラス5Aで 総合計45.5A
マルニのオルタネータ発電量はMAXで45A(走行時)
まぁざっとですが 最大の見積で 発電量をぎりぎりか ちょっと上回る。


ただし真夏の夜のクーラーONでつけっぱなしで
ヘッドライトつけっぱなしでの長時間のアイドリング(アイドリングでは発電量が少ない)はちょっとギリかもしれない。
(バッテリアガリはないですが)
長時間の停車時はハロゲンヘッドライト点灯を消せば問題ないと思います。
さらに省電力を目指すなら ヘッドライトをHIDかLEDに替えるのがいい。


クーラーや電動パワステは現状では省電力化できないので、
そのぶん、こまごまと白熱電球類を 省電力のLEDなどにかえることで 使用電力のスリム化を図ることができる。

こまかくかきましたが
とにかく真夏の夜のクーラーON走行は 電気を食うので
しいてはバッテリに負担がかかる
ってことだけ覚えてればいいでしょう。

問題なく走れますから。^^

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参考ではあるが文献によれば
車で一番電気を食うのがスターターですが、これを除いて
走行中に電気を喰うランキング。。
トップが
電動パワステEPSの車庫入れなどでのすえ切り操舵時(停車時のめいっぱいハンドル操作)。
この最大消費電力を仮に100とし
相対的に比較すると...
電動パワステEPS(停車時すえ切り操作)100
クーラー(コンプレッサ) 90 ※大きさによる
ヘッドライト(ハロゲン) 50
パワーシート(左右を同時に操作) 45
パワーウィンドウ 45 →マルニはなし
電動ファン 30
ハザードランプ 25
リアデフォッガ(熱線ガラス)25
ワイパーHIGH 10
ブレーキランプ 10 →今回LED化
カーオーディオ 3
電動パワステEPS(走行中直進時) 3
となっている
電動パワステは車庫入れなどでのすえ切りでは大電流を食うのだ。
そのかわりに、直進走行中などはほとんど電気を食わない。
また、山道などのワインディング走行でハンドル操作を速く動かすと これまた電力を食う。
EPSアシストモータが仕事をするので 当然といえば当然だ。

この車の現在のバッテリの容量を 大きいものに替えることも考えておかねばならない。
55D23Lから90D23Lに交換しておくとかだ。

※文献:篠田智史 東真康 杉山豊樹 「補助電源搭電動パワー-ステアリングの開発」「自動車技術開春季学会講演会前刷集」2014







BMW2002A センターコンソールづくり3 クーラー吊り下げ2023年04月05日 13時38分09秒

ステーを作ってクーラーユニットをダッシュ下に吊り下げました。
やや助手席側に寄せて設置。
キーを刺してひねるときに クーラーに拳が当たらないように。
意外にこういう細かいところが気になるものだ。



ガレージの隅っこで寂しく錆びてた2.3ミリ鉄板から
吊り下げステーを製作

助手席側の取り付け

運転席側のステー 型紙から起こすいつものやり方。
がっちり 取り付けました

底部は接地していないので、
このよにうに木片でパーツを作り
東レ「ペフ」※(硬いスポンジみたなもん)を貼りつけて支えておきました。
これで3点支持。でこぼこ道でもユニットはぐらぐらしません。
※東レ ペフ 特徴
  • 優れた緩衝性:復元性に富み、衝撃エネルギーの吸収性に優れています。また、独立気泡のため快適なクッション性と硬さを兼ね備えています。
  • 優れた断熱性:熱伝導率、吸水率、透湿率が極めて小さく、断熱材、保温・保冷材として優れています。
  • 優れた防水性、浮揚力:独立気泡構造のため吸水せず、防水性・防湿性に優れており、かつ大きな浮揚力を有します。
  • 優れた美観性:電子線による架橋処理をしており、気泡のキメが細かく表面がなめらかです。
  • 優れた加工性:カット、スライス、成形、接着などの加工が容易です。
  • 優れた耐薬品性:他のプラスチック発泡体に比べ化学品、薬品の影響をほとんど受けません。


右に寄せたため
矢印の部分に6㎝×6㎝のスクエアな空間ができちゃったので
ここにハザードスイッチを移設すればどうだろうか


クーラーユニットの横には幅26㎝の空間


グローブボックスを幅を狭く加工してここに下げるか


それはクーラーの配管の仕舞いにも影響する
こうするのがベストだが、黄色の矢印の低圧側配管が180度向こうを向いてしまっている・・・
エンジンルーム内でねじるか・・・や無理だな
 配管金属部分をカットして180度回転して溶接しなおすか ・・・ゴムに溶接熱かけたくないし・・・う~ん
自分で配管口金のカシメ できらたいいんだけどな~
カシメ工具がない。

グローブボックスとの位置関係も考えながら
いろいろ試行錯誤。これはまた後日やることにしよう。


今回新たに付けるシートヒータースイッチの位置。
左右に合計2個設置 国産車からの流用品(SUZUKI ラパン)


仮にカーステを置いて
サイドパネルの形状を 再検討


なーんかね・・・ 狭い気がするのよ。
もっとおおらかにならんか。
あるいは、サイドパネルなんかやめちゃって、カーステはクーラーユニットに吊り下げちゃう。
で、センタートンネルのカーペットをそのまま見せるのもテだと思う。
ATシフトの根元は何か造作して。
こんな感じに。なかなか割り切ってて これもいい感じ。


でもこの際 サイドパネルはフロア設置型に拡大して

シフトとの間隔を広く取る。

だいぶゆったり。
助手席に座っても シート形状の太腿のサイドサポートのおかげで
ガニ股座りにならないので 足やひざに当たらないし
邪魔にはならない。


クーラー自体が右にオフセットしてるから
センターコンソールも右にオフセットさせて
非対称形にする案
オーディオ下も広くなる。^^
左側はドライバーの右足のアタリもかんがえて
右側よりも若干狭くする。

幅を右に広めた分、ドリンクホルダーも設置できそうだ

こういうのはじっくり 考えよ。
なかなか楽しい試行錯誤ではある^^。

BMW2002A センターコンソールづくり22023年04月03日 09時20分14秒

センターコンソール内装設計の検討中。

昨日までは
上にカーステ類を置き
下にクーラーユニットを置いていたが。


今日は
上下を入れ替えて クーラーを上にもってきた。

膝回りの空間は大きくなり 
デザイン的にもなんかすっきりした感じがする


クーラーは上にあがったので
室内空間は 上から冷気が降りやすくなる
なによりクーラーが顔により近くなるので
アッツイ車内に入ったときに効かせたクーラーの風が
顔にもろズバッとに当たって 涼しいのなんのって。
これ、意外に重要なんです。

にしやんのマルニのクーラーは助手席のグローブボックスに設置してあるが、
顔まで80cmほど離れていて遠いので いつも涼しさが不十分で不満だった。
あと、クーラーが車内空間のすみっこ(右前すみ)にあるせいで
車内が均一に冷えないな~という感覚があった。
具体的に言うと、ハンドルを握る左手周辺から顔の左半分が いつもなんか暑い空気がよどんでるなぁ~と感じてしまうのだ。しかも左窓からの直射日光で暑いし!
そういうことで、涼しさ確保のために 今回、クーラーのセンター設置にこだわっている。
後付けクーラーのセンター設置は 室内を均等に冷やすし、操作もしやすく、体感的に涼しいし、いいことだらけなのだ。

ただし、マルニのオリジナルの内装デザインにこだわる人には NGなのだろうけど。
にしやんはまったく そんなのきにしな~い^^
乗りやすくならなきゃ 気持ちがその車からだんだん離れていってしまうからね。
なんでもそうだけど、別れの始まりは 些細なことから、なのだ。
不具合に目をつむって 我慢して乗れるのは 若いうちだけ~~^^;



さてサイドビュー。サイドパネルはまたデザインしなおす。
クーラ、カーステ共に45度ぐらい傾いて設置となる。
カーステのCDの回転にはあまりよくないのだろうが・・・まぁ、なるべくUSBかBluetoothで聞いてね。


冷風を上に吹き上げるので フラップがあまり上向きにならない件も解決だ。
また、操作パネルも運転席からは見えやすいだろう。


助手席に座っても ひざはあたらないし
下に行くにつれて幅が狭まるので 圧迫感はない


助手席側から見たところ。クーラーはこれぐらいでっぱるが
実際、運転席に座って見ても 違和感なし。

クーラーが助手席側に5cmほど出っ張ってくるので
グローブボックスはクーラーにあたってしまい 下に開かない。
まぁグローブボックスは何とか加工して 使えるようにするつもり。


足元のヒーター吹き出し口もクーラーのブロア部分に干渉しないように
助手席側によせて設置することで解決


シフトを男らしく握ったこぶしで
思いっきりパーキングにズドンと入れても 
拳は内装にあたらず、「イテっ!」とならない。

シフトに手を置けるので
指先でカーステをピッッピッと操作するのがラクになった
こういったところが なまくらなおじさんにはありがたいのである




画像加工してみた。こんなふうにする案。
・スマホ、バックモニタ、レーダーモニタと、奥に行くにつれ画面が小さくなるので見た目がなんかスッキリする。
ハザードスイッチはカーステの右下に設置。これまたPに入れたシフトに手を置きながら操作できるので押しやすいと思うし、点滅中のハザードを指先で解除してそのままシフトをドライブにトン!いれることができるから いい位置だと思う。
カーステはカロッツェリアのBluetooth対応のCDデッキに替え、スマホの音楽も無線で飛ばしてクリアに聞けるようにする。運転しているご主人がそういうのに詳しくなくても、奥様のスマホから音楽を飛ばして車内で聴くこともできる。「ねぇえ、この曲、懐かしくな~い?」「おッ、初めて二人でドライブしたときにかけてた曲だね」「じゃあぁ~、これは~」「おっ、これは初めてふたりで・・・・」…なんて奥様による選曲もできちゃうのだ。いよっ、熱いね!
ただし!!Bluetoothはスマホの電話も拾うので、いきなり二人でドライブ中に秘密のおんなのこから電話が車内に流れてしまったこともあると聞く。こういうときは、車内は地獄と化すので、二人で乗るときは旦那のBluetoothはオフにしといたほうがいいかもしれない。
USBポートも2個ついた2連シガーソケットを用意するので 夫婦ふたりで揃って充電もできる。ヨッ、熱いね!
シガーソケットに2本も電装品をブッ刺したら手前が配線でごちゃごちゃしがちなので、シガーソケットは助手席側に寄せ、小物入れの空間を左側から手を入れやすいようにスッキリさせる。
シフト周辺にあしらうウッドはハンドルのウッドやシフト回りのクロームメッキと相まって 車内の粋なアクセントになるだろう。ローズウッドあたりがいいかも?と天然木のツキ板専門店のウェブサイト見ながら悩んでいる。
・あとはドリンクホルダーと、ETC車載器の位置ですかね。こちらはオーナーさんに任せても。

オーナーさん、どうでしょう??
LINEでご意見ください。


BMW2002A センターコンソールづくり12023年04月02日 12時46分50秒

4月になったので そろそろ内装の方をやろうと思う。
シフト回りのセンターコンソールを造作していく。
まずは既存のパネルから厚手の段ボールにかたどり。

仮に作ってみる。

組んでみた。

クーラー室内ユニット

載せる


ハンドルをつけると こんな感じ

懸念のシフトとの位置。
P位置のシフトレバーを握って
 こぶしがクーラーユニットに当たるか当たらないかというところ。

クーラーユニットはめいっぱい前にしている。

まぁ操作できないわけではないから これでいいだろ。


膝も当たらない。

操作スイッチもいい位置だ

クーラユニットの下はちょっとした小物入れにする
2連シガーソケット+スマホ充電ラインもこのあたりに増設しよう。

シフト回りは渋い天然ウッドのツキ板で仕上げてみたい。


クーラユニットは少し助手席側にオフセットさせている。
膝に当たらないようにというのもあるが

実は 足元の ここが問題だからだ

ヒーターユニットの温風吹き出し口を
クーラユニットの空気取り入れ口が塞いでしまわないようにするためだ
このために7~8cmほど 助手席側にオフセットしている。
まぁ主に オーナーさん一人で乗ることが多いから いいだろう。
助手席にも座ってみたが、膝がクーラーユニットのカドに当たることなかった。


こちらはその助手席側の足元。
ヒーターユニットとクーラーユニットの微妙な位置関係。
クーラーユニットはこれ以上奥に押し込めない。
クーラーホースの接続を確認。
配線作業はもちろん、エバポで結露して出る水の 車外への排出ドレンホースも作らねばならない。


今回の仮組でわかったことがたくさんあるので
 またサイドパネルのデザインを考えよう。

BMW2002A 室内クーラーユニットのチェック2023年03月23日 15時39分35秒

そろそろシフト回りの室内センターコンソールを作らねばという事で
メインとなる室内クーラユニットをチェックします。

メインドインTAIWANのクーラーキットはオーナーさんが購入したもの。

安定化電源(家庭用100Vコンセントから直流電源に変換する装置)につなぐ。

電球ランプはコンプレッサーの電磁クラッチのかわりである。
このランプが点灯したら、コンプレッサーの電磁クラッチがON(クーラーから冷風が出る)という意味。


左側にある風量スイッチ(風量0-Ⅰ-Ⅱ-Ⅲ)を Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの位置にするとエバポファンが回って風が出る。
ちゃんと風量も段階的に強くなる。
そして、電磁クラッチもONとなる。よし。

エバポファンが稼働中は緑色のインジケータLEDが点灯する。

エバポファンの音はうるさくない。

コンプレッサーの電磁クラッチへ行く電圧は12ボルト以下だった。
入力電圧は13.5Vなのだが。途中で 電圧ドロップしているのだろう。このままでは電圧が少なく ちょっと不安だ。
コンプレッサーの電磁クラッチの電源はバッテリーから直でとったほうがいいだろう。
そのために、緑線の先に コンプ用リレーをかます。
ということで、総合的にこのマルニのクーラーシステムの配線図は以下のようになるだろう。


※コンデンサーはシステム内を循環する134aなどの冷媒を冷やして液化させるものであって、エンジン水冷用のラジエターではない。見た目は似ているが 別物である。
※また、ク-ラー用の電動ファンはコンデンサーを冷やすためのもの。エンジン前方に見える赤いベルト駆動の冷却ファンはラジエターを冷やすものであり、それぞれ別物である。

コンデンサの冷却電動ファン用のリレーもつくり、冷却ファン手動SWも設ける。
こうすればクーラーをONしなくても、冷却電動ファンだけを任意にON/OFFできる。
これはオーナーさんの希望でそうしたが、エンジンの水温が上がったときに冷却に効果を発揮するシーンもあるかもしれない。

また、のちほどクーラーアイドルアップ電磁ソレノイド&ダイアフラムも追加して 
クーラーONとなったときは
スロットルを少しダイアフラムに押してもらって アイドル回転数の落ち込みがないようにする。

このようにクーラーシステムは結構 電気を食うのだ。
電磁クラッチとコンデンサを冷却する電動ファン、室内ユニットの電動ファン、アイドルアップの電磁ソレノイド。
各電装品のアンペアはまだ計測してないが、クーラーシステム風量MAX稼働で15~20アンペアちかく食らうのではないか?
マルニのオルタネーターは45アンペア発電だから その3~5割はクーラーにもっていかれることになる。
室内を冷やすには 電気を大食い。暑い夏の時期はバッテリーが疲れるのだ。
これを覚えておいてほしい。


さて 右側のダイヤルは、「TEMP」と書いてある通り、室内温度をどれだけ冷やすかを調節するダイヤルだ。
ダイヤルの先は「サーモスイッチ」となっており、エパポから吹きだす冷風の冷たさは一定なのだが、エバポレータに刺さっている温度センサーにより断続的にコンプレッサをオン/オフ制御することで 室内温度を調節しようとするスイッチだ。
つまりこのTEMPダイヤルをまわして、室内をガンガン冷やしたいか、ほどほどに冷やすようにしたいか、無段階に任意調節できるのだ。

ところが、である。
ON側にめいっぱいに回すと、コンプが切れてしまった?!
おかしいな・・・普通、「ON側に回す」と、「ガンガンに冷やす」という方向じゃぁないのか?
(そもそも、TEMPのON/OFFという表記も意味不明ですが・・・COLD⇔OFFならよくわかるのだが)

時計回りに このあたりまで戻すと、またコンプがONとなった。
現在の気温ではこのあたりが接点ポイントなのだろう

そのまま時計回りにOFF側にめいっぱいまで回すと、コンプは切れない。
連続稼働である。つまり、室内をガンガンに最大限冷やす位置だ。(しかし連続してこのCOLD MAX
位置にしていると、エバポがピキピキ言い出して氷で凍り付くかもしれない ・・・・経験済み)

この ON OFF 表記は 逆になっていると思われる。
まぎらわしいので、ここの表記は後程 シールなどを貼って 書き換えることにする。
現在のOFFをCOLDに書き換え、
現在のONをOFF書き替える。
それとも、このまま、残しておくか。話のネタになるかもしれない(笑)。


このサーモスイッチについて。
こちらは 以前レストアしたマルニのカークーラーで説明する

室内クーラーユニットは こういうパーツ構成だが (ケース、ファンモーター、エバポレータ、エキスパンションバルブ、サーモスイッチ、風量スイッチ)

サーモスイッチの針金みたいな温度センサーが エバポレータに深く刺さっている

センサーはサーモスイッチに冷え具合を伝導し、スイッチの中にあるバイメタル接点を動かし、カチッとサーモスイッチを入れたり切ったりする。 その調節ねじがあり、スイッチを入りやすくするか、入りにくくするかをばねの力で調整できるようになっている。

氷水につけて なんどもこの調整ねじをテストして調整した思い出

ヤフオク!などでは 現在も旧車用クーラー部品として売られている。



さて はなしを 現在のクーラーユニットに戻す。

あと 気になった点は 吹き出し口のフラップの出来がいまいち。もうちょっと 上に向いてほしい。
この画像で 上下動の最大だ

あと、左右フラップがゆるゆる。 あかん。これじゃあ運転中に 勝手にあちこちを向きそうだ
ちょっと調整加工が必要かもしれない。。。まぁ何かをフラップに挟んでおけば済むことでしょうが

上下幅がすくないのは 許せん。
ばらしてこのあたり調整加工が必要だ。