シトロエンC4ピカソの思い出2024年08月23日 09時02分50秒

先日、外科手術を終えて家で療養中・・・。重労働は1か月禁止。
まだ痛いので レストア作業もできず。

パソコン作業はできるのでメインの仕事はできるのが幸い。

レストアネタもないので
これまでの経験で いくつかの思い出深い車を述べてみようと思う。


第一弾はおフランス車のシトロエン。
2008年式 シトロエン C4ピカソ エクスクルーシブ
ヤフオク!で10万円の個体であった。
この車、かな~り個性的な車である。


スタイルは、かつてのトヨタ エスティマのような。
カラーは、ノチオラ・メタリックという。
ノチオラとは、ヘーゼルナッツのことらしい。

インテリアカラーはキャメルも使われていて
なかなかにおしゃれである。



広大なガラスエリアで開放感あふれるMPV

2006年のパリサロンで発表。

シトロエンの3列シート7人乗りミニバン。

ビジョスペースコンセプトによる、大きいフロントウインドウとガラスサンルーフによる広いガラスエリアと、広い室内空間をもつのが特徴。


同クラスの約2倍の広さをもつフロントウインドウは良好な視界!


運転時の視界は このように 恐ろしく広い!
これには驚いた。
これが ビジョスペース・コンセプト というものらしい。
Aピラー部分の視界も良好で、高速ではかなりいい直進性を示した。

なんといってもこのガラスの大きさである

大きなグラスルーフと共に 室内に開放感と明るさをもたらす。
雨の日などの陽の差さないときに 開けていた。




室内は3列ともクラス最大級の広さで、大人7人が十分乗れる広さ。

2列目はシート幅が同じで、中央の席も狭くない。

矢印の部分に後席用の 空調コントロールパネルあり。


大人が3人乗るときは このように位置をずらせば 肘が触れない。



リアガラスのみ開閉可能、サンシェードはリアガラスと、左右の後部座席ガラスに備わる。




3列目シートを収納すればフラットになり 広大な荷室スペース。
もちろん2列目シートも倒せるので 車中泊ラクラクである。



2L横置きエンジン、前輪駆動。

特筆することのない ふつ~のエンジンだ。


おもしろいのはトランスミッションで、

ピカソには 新開発の2ペダルMTの6速EGSと、4ATの組み合わせがある。

僕のは2ペダルMTのEGSであったが、6速は燃費にも貢献した。

機構はマニュアルトランスミッションの乾式単板クラッチなので、トルコンではない。

EGSはMCCスマートでなれていたから、違和感なく 初めてでも 普通に乗れる。


万年筆のようなピカソのシフトレバー(6速EGS)。
こいつを指先でちょいっと動かしてシフトする。(笑)
取付角度といい、名車シトロエンDSと似ている。このあたり、伝統か。


ステアリングコラム左右に パドルシフト装備!
これはエンブレをかけるときなどに便利であった。 
シフトをMにすれば パドルでマニュアルシフト運転ができる。


面白いのが ハンドル廻り。

ステアリングの輪っかだけが 回転するのだ。

画像では ハンドルセンターがやや右に回っているが 中心のシトロエンマークは回っていないのがわかるだろうか。

ホーンセンターには、多機能のマルチファンクションステアリングとなっていた。

オーディオコントロールや、インフォメーションのボタン。



メインの空調パネルは右ドア側に寄っている。


助手席の側にも、ドア寄りに空調パネルがあり

個別に調整可能という独特なもの。


センターメーター。

サイドブレーキは電動式で、画像左端のボタンを押し込むことでブレーキがかかる。


これも なかなか個性的ではあります。

燃費は欧州風に8.9L/100kmと出ている(100km走るのに8.9Lのガソリン消費)、

リッター換算すると、リッター11.23キロぐらいだ。



2つの空調吹き出し口の間にあるボタンみたいなのは 
なんと 香水(アロマ・ディフューザー)を差し入れるスロット。(笑)
さすがおフランス。匂いを匂いで消す文化ですネ。
オーディオパネルの下に グローブボックス、カップホルダー。

その下にもカップホルダー1個。メガサイズカップでも入る。
急ブレーキでも、この形状なら前に倒れない?!


残念なのが、自分的には、左足のフットレストがなかったのが 違和感ありであった。
なんか落ち着かないのだ。まぁこんなのは 後付けでもなんとかなるから。



とても広大なフロントガラスに、バックミラーが2つ。

小さいほうは、後席に乗せた乗員を見るため。



乗り心地は、フンワリ ゆったり という言葉がぴったり。

BMWとは 正反対の世界である。

リアにエアサスが採用され、乗り心地の良さと、荷物を積んだ際の挙動安定に貢献。

さらに停車時にラゲージの高さが調節可能だった。このあたりはシトロエンのこだわりか。



と、なかなか個性的な車であった。
暫く乗って 知人にも貸し出したりして
そのうち この大きさに一人でしか乗らないことが嫌になり
他人に譲渡したが 今でも思い出深~い車である。
もっと他人を載せて運転する機会があれば
手放さなかったであろう。

知人と乗り合わせて 4~5人ぐらいでクルマで遠距離を旅行に行ったりするには
使いでのある面白い車だったのだろうな~~と思う。



左右フロントフェンダーだけではく、リアガラスにもピカソのロゴ。
これはが偉大な画家パブロ・ピカソの直筆サインの書体まんまである。
なんと洒落ていることよ!



現在でもヤフオクには出ており、相場は初期型で20~60万。
後期型は、エンジンが1.6Lターボ付きとなり、多少細かいところも変わっている。
リアのエアサスと、6速EGSのクラッチ機構(壊れると修理に20万です)に問題がないものを選びたい。(ATの場合は問題なし)
ちょっと他人とは違った個性的なミニバンを選ぶときには お勧めしたい車である。
ただ、やはり輸入車ではあるので、(笑) そこは寛容に構えなければならないだろう。

コメント

_ JG54 ― 2024年08月23日 13時21分27秒

無事の退院おめでとうございます。台風が接近したり、残暑が続く日が続きますからしばらく休むのも良いですね。復帰後はまた楽しいレストア日記をお待ちしております。

_ にしやん ― 2024年08月24日 09時49分15秒

JG54さんありがとうございます。
まだ腹に痛みがあるので家から出れません。
もっとも こう暑くては 出る気もしないのですが。(;^_^A
9月から少しづつ 疲れない作業からやっていくつもりです。

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