BMW2002A オートマミッション3HP12のオーバーホール3 クラッチ編2(クラッチ各部点検) ― 2022年10月29日 13時11分18秒
3HP12の各部点検編です。
まずはA/Bクラッチケース。カシメタイプ。
洗浄しても特にごみなどは出なかったしこれで良し。
後端側には2本のオイルシールがはまっている。
ファクトリーマニュアルにはこの金属ケースのカシメを外すBMW専用工具の記載があった
分解したらこうなるんだっって感じで見ておく
3HP12には(たぶん初期のものには)金属ケースでカシメてないA/Bクラッチケースもあるみたいだ。
それはサークリップを外すだけで 分解できる。たぶんケースカシメタイプに変更なったのだろう。コストの関係?
C,C’クラッチのフリクションディスクは問題なしと思う。
Dクラッチの方も 2か所の摩擦材のはがれが認められたが このまま使う。
次はシリンダと呼ばれるパーツだが
クラッチDno7(プレート)との間にスラッジだまりあり。
もちろん洗浄
こういったバリも取っておく。摩擦が激しいのだろうか?
さてシリンダとよばれるゆえんは、上下に2枚の皿状のピストンが入っていて、油圧によって動くからだ。
手を押し当ててみて、軽くエアを吹きいれると、手ごたえで、皿ピストンが動くのがわかる。
油圧がかかるとクラッチディスク群を押し付けてギアをつなぐ役目のようだ。
エアを入れて開けてみた。手にしているのがピストン。内側と外側にシールリングが入っている。
このあとシール傷めないようにシリンダに戻しました。
プラネタリーギアセットは分解もできるのだが、動きはスムーズなのでこのまま洗浄だけとする。
次は組立編です。
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