BMW2002A クーラーコンプレッサーのブラケットづくり2022年07月03日 20時48分56秒

クーラーコンプレッサーのブラケット、完成。



まるで 鉄の造形作品、立体コンポジションですな。

ベルトに張りを与えるテンショナープーリーとセットになります。

完成はこういう感じね。
このプーリーをかますと ベルトがバイブレーションしなくなる。


では最初から見ていこう。

まずはエンジンにコンプレッサーがこういう感じでつくかな~~と想像
ブラケットは段ボールでイメージをつかむ。

テンショナープーリーをつくるため ヤフオクで買った他車流用品でイメージング。

合板で原型みたいなものをつくり 位置決めをより詳しくして


エンジンも完成したので 9mm厚鉄板を買い クーラーブラケットづくり開始。
M8ボルト穴をあけて鉄板の組み合わせで

鉄板のこま切れを 溶接点付けで。

コンプの位置決め

ベルトのライン出し 慎重に
クランクプーリーと ベルトが一直線になる位置に

エンジンブロックの複雑な形状に合わせて 現物合わせ


ここでテンショナープーリーの取り付け(ブラケットに仮溶接)

下側ステーづくり

ホースも仮付けし、クーラー配管もl冷却水ゴムホースやサーモスタットに接触しないように・・・
エンジンからにゅっと5~6cm飛び出た チェーンテンショナの筒とも干渉しないよう・・・
このあたり微妙な調節。
白くマーキングしてあるゴムホース(Wポンプ~サーモスタット)はカーブしたものに交換せざるをえなかった。


エンジンを車体に搭載後、実際につけてみて スタビライザーバーに干渉しないか確認。

ATFクーラーホースとも干渉しないように

クーラーガスを入れるときのクイックカプラーが干渉しないように


という事で出来上がった仮組品。
エンジンブロックには4点でブラケット固定。コンプは3点で固定。
テンショナープーリーはエンジンの上から8ミリソケットで回してベルト張りを調整できる。

これでしばらく放ってあったのだが
本溶接と補強溶接&仕上げを この夏 実施。

使用中に曲がったり折れたりしないように頑強に

ようやく完成し 防錆のパーカライジング。塗装の下準備。


あとは塗るだけ。。。。
9㎜鉄板なんでさすがに重いです。
屑鉄の寄せ集めみたいで美しくないなぁ・・・
・・・小さいコンプにこんな大げさなブラケットは 不釣り合いな気もするけど。

最終的にエンジンに取り付けて確認

POR-15を塗装

クーラー装備一式も取り付けるし 電動革シートに換装するわで 以前よりもマルニの車重は重くなってます。
まぁ クーラー新規取付で 一番手間のかかるコンプ・ブラケットづくりは 越えました。やれやれです