ペダルボックスのカバー ― 2022年02月20日 09時32分50秒
ペダルボックスのカバーについて質問があったので
自分のマルニ(4MT)と 預かっているマルニ(AT)を確認してみた。
まずはうちの4MTから。
車体下、ウレタン製のカバーが見える。
スピードメーターケーブルが外側を通っている。(スピードメーターケーブルを抱きかかえる金具はさびて脱落している。)
ペダルボックスの取り付けねじ。
けっこうまた さびてきている。雨も雪も関係なく乗っていたからなぁ・・・
だいぶ雪道の塩カル吸い込んだみたいです。
さて室内ペダル周辺をみてみます。
うっ!内部の底、もうこんなにさびている!
POR-15が浮いてしまって海苔みたいになっている。
知らぬ間に ここはかなり塩水浸しになっていた感じだ・・・
まずは浮いた塗装と錆を除去・・・
黄いろの矢印の箇所に、色が同じでみにくいが、ペダルボックス下部に
3×6cmぐらいの大きさの四角い穴が開いている。
ここだ。
ドライバでつつくと、ウレタンのカバーがふわふわする。
ペダルボックスカバーを張り付ける際に この穴に対して特に防水処理は何もしていなくて、そのままカバーを接着しただけだった。
これではウレタンにしみた水が入ってきてしまうようだ。
そしてごらんのとおり あたり一面をさびさせてしまう。
以下3枚は 2008年当時、レストアして塗装していた時の記録写真だ。
ちゃんとPOR-15を塗ったつもりでも、下地処理が悪かったのか、塗膜が密着していなかった。
しっかり 下の四角穴が見えていますね。
余談ですが
2006年から2年かけて行ったこのマルニのレストア記録では 膨大な数千枚のデジカメ写真を撮りました。
CD-R 6枚に焼いておいてあったのですが、パッと見たいときに不便なので、先月、Googleフォトにすべてアップしました。
以下がそのURLなので、興味ある方は見てください。
車体購入から車検取得、その後の整備まで かなり細部にわたって記録してあるので、マルニの部品や中身、DIYレストアの実際が見てみたいという方には参考になるでしょう。
ただし、Googleアカウントがないと 見れないかも?
BMW2002レストア記録2 ボディ板金塗装編(カーベキュー~塗装剥離~錆取り~板金・塗装)https://photos.app.goo.gl/GXakU6pxjpVMW2c47
BMW2002レストア記録3 ボディ板金塗装、パーツ塗装、ブレーキOH https://photos.app.goo.gl/6HnjCDENG9GVm3Ek8
BMW2002レストア記録4 エンジンOH,その他OH https://photos.app.goo.gl/A2wGGsdyYg8rqFjFA
BMW2002レストア記録5 エンジン搭載
https://photos.app.goo.gl/JxWNQwE9jnELCfH89
BMW2002レストア記録6 ミッション搭載、補器類、電装品、ガラスはめ、ブレーキ、ヒーターボックス改造 https://photos.app.goo.gl/n7tRfJxtGtrX5iN99
BMW2002レストア記録6 ミッション搭載、補器類、電装品、ガラスはめ、ブレーキ、ヒーターボックス改造https://photos.app.goo.gl/n7tRfJxtGtrX5iN99
BMW2002レストア記録7 車検取得、その後の整備 https://photos.app.goo.gl/A9ro5FE8ZvHzYptB6
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて次は 3ATのマルニ。
車体下からペダルボックスのカバーを見る。
オリジナルらしく、それなりに経年劣化で硬化していてさわればポロポロと崩れてくる。
今回交換部品だ。新品は52ユーロでワロスにある。まず、スピードメーターケーブルをわきによける。
アクセルリンクわきのこの丸穴も ゴムのグ膜付グロメットか何かで塞いでおくべきところか。
水が入らないとも 限らない。
カバーは接着されていると思っていたが、ちょっとドライバーでこじってみたら
外れてくるではないか。全面接着はされていないようだ。
あっさりとれてしまった。
たいした接着のあとも見られない。はめてあるだけなのか。
さてべダルボックスを見てみると、あ!テープだ!
四角穴にはガムテープらしきものが 貼ってありました。
うちのマルニは このテープ、貼ってなかったな~~ 失敗した。
そうか、ここは防水テープを貼っておくのか。今更気づいた。
この四角穴は 整備用の穴らしい。ちょうどペダルとブレーキリンケージの関節部分が見える。
外したペダルボックスカバーと防水テープの残骸
カバーはワロスから出ているものと若干、形状が違うような気もする。
ちなみにペダル側は フロアカーペットをこのあたり大々的に
はぐらなければいけないので今回は見ていない。
(うーん このブレーキペダルカバーもかなりすりへっているので 交換だな。)
ということで、結果、
1 ペダルボックスの下部の四角い穴は水が入ってこないように、防水テープでふさいでおく。
2 ペダルボックスカバーは 全面接着しないで 要所の点付け程度にとどめる。(メンテでカバーを外すこともありうるので)
3 スピードメーターケーブルでカバーがとれないように押さえることができる。
というところでしょうか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回、頂いたコメントで自分のレストアのミスを発見することができました、ありがとうございます。^^
コメント
_ 02tii_nao ― 2022年02月20日 16時47分41秒
_ にしやん ― 2022年02月20日 17時37分26秒
naoさん お役に立ててよかったです。
地方在住同士 頑張ってマルニを維持していきましょう。
次はガラス昇降ですか。
パネル外しも簡単なので うまく治るといいですね。
ぜひ私のレストア記録写真で 予習をしてから ばらしてやってみてください。
今後とも 宜しくお願い致します。
地方在住同士 頑張ってマルニを維持していきましょう。
次はガラス昇降ですか。
パネル外しも簡単なので うまく治るといいですね。
ぜひ私のレストア記録写真で 予習をしてから ばらしてやってみてください。
今後とも 宜しくお願い致します。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。
当方の車両も納車整備前の写真ではこのカバーがほぼ残骸状態で残っており、販売店でのサビ転換剤塗布→アンダーコート作業後もカバー取付けされないまま納車されましたので何とかしようとご相談させていただきました。
ペダルボックス内部も酷い状態になっている可能性が高いものと思われますが、フロアカーペット剥がしは素人には敷居が高いので、まずはカバー装着を優先しようと思います。これがないとペダル取付け部から走行風が侵入して来てこの時期走れるものではないので...
四角い点検孔がシールされていたことも、にしやんさんの作業がなければ分かり得なかった事です。感謝いたします。
加えて、作業内容の写真を公開いただきまして有難うございます。私のような地方在住者にとっては、修理整備を頼れる店や人がほぼ期待できませんので、心強い限りです。
次なる作業は、ドアガラスの昇降動作不良(ガラス降下時に後方に傾いてくる)にチャレンジ予定です。