BMW2002A 冷却水ホース取回しの確認2021年05月04日 06時46分16秒

インマニがきれいになったので
新品の冷却水ホースをつけてみます。
ちゃんと全部そろっているかも確認。
結果、1本たりない(新品を買ってない)ことが判明 (後述)。



ウォーターポンプとサーモスタット周辺


インマニの裏側。
冷却水ラインが通っているのは、インマニを温める必要があるからだと思います。


ホースバンドの在庫確認中。 スエーデン製高級ホースバンド、ABAを使う。^^


ホースバンド直径のmemo。 足りないものはmonotaroに注文しておく。



取り回しに問題はないようです。


ウォーターポンプ、サーモスタット周辺も大丈夫。
実際にホースをはめ込んでみないと、具合はわからない。
(サーモスタットは新品に交換。80度で開くふつうのやつ)


唯一、インマニの裏側のここ、ちょい長さが足りない感じだ。
でも問題ないと判断。
バンドで締めるときは下側でみにくいし、注意して取付よう。


唯一足りなかったホース。(再使用もいけないこともないが・・・やっぱりここは新品で)
AT用のラジエター(ATオイルクーラー付き)なので、
それ用のホースをWallothで追加注文するつもり。
ほかにこまごまと注文したいものもあるので。


冷却水の流れをおさらい。
エンジン前側にラジエター。
エンジン後端にヒーターコア。
LLCはまた80度になっていない場合は、ウォーターポンプによってLLCはひたすらエンジン内部を循環する。
サーモスタットが80度で自動に開きだすと、赤色のラインでラジエターアッパー^に流れる経路ができる。
ラジエターで冷やされて青色のラインで出てきて、サーモ→ウォーターポンプ→EG内部を冷却。
これを繰り返していつもLLCは一定に保たれる。


水温を一定に保つことができるのは、
ラジエターの冷却能力やウォーターポンプの性能(ファンベルトの状態も)、ファンブレードの送風力、サーモスタットの正常な開閉、エンジンブロックやヘッド内部の水路がつまっていないことなどが条件。

いちばんやばいのが、ファンベルト切れ。オーバーヒートにつながります。
いつもトランクに予備のファンベルト(10ミリ、長さ880cm程度)と12と13ミリめがねレンチを用意し、万が一ベルトが切れてしまった場合はエンジンを止め、自分で交換するか、できなければ、JAFでレッカーか、あるいは近くのガソリンスタンドまたは整備工場等でベルトをかけてもらえるようにしておきたい。ベルトがない場合は、最悪、ホムセンで売っているモーター動力用ベルトを買ってきて一時しのぎの代用もできる。(家に帰りつくまではもつだろう) そもそも、ファンベルト劣化したまま乗ってるのってのがまずいんですが。



とにかく冷却のかなめはウォーターポンプ。(もちろんWPを駆動するベルトも)
エンジンを冷やす流れを作っている。
エンジンで熱くなったLLCはヒーターバルブがオープンならばコアに流され、その夏を利用して室内を温める。
ヒーターバルブが閉まっていればコアに流れることはなく、水温センサーのついているところも戻っていき、またウォーターポンプでエンジン内部に戻される。
LLCはまだ80度になっていなければサーモスタットが開いていないので、ラジエターに行くことはなく、
再びエンジン内部にウォーターポンプで押し込まれる。


室内ヒーターのしくみ。
エンジン内部で熱くなったLLCは、ヘッド後端部→ヒーターバルブ(オープンならば)→ヒーターコア→インマニへと戻っていく。
冬でも、朝イチのエンジン始動から室内ヒーターが暖かくなってくるのはほんの数分程度。
積極的に熱いLLCをコアに流しているから。
80度を超えてくれば、自動的にサーモスタットが内部ワックスの膨張で開きだし、
ラジエターでLLCを冷やす「冷却経路」ができあがる。