BMW2002A シリンダーヘッド分解2020年12月29日 18時36分23秒

年末年始に入ったので、まとまった箇所をやりたいなということで
シリンダーヘッドのオーバーホールにかかることにしました。

(以下も参考にしてください。)
以前、友達のBMW1502のヘッドをOHした時の記事




まずはカムシャフトと2本左右のロッカーアームシャフトを固定しているリテーナーを固定するボルト2個を外し、下にずらす。(完全には取り外せない)次にオイルデリバリーパイプを外す。


カム山に乗っているロッカーアームの3か所(INの3番、EXの2,4番)
特殊工具「ニッコリ君」と「しりもと」、そして大きめのシャコ万(F型クランプ)を使ってテコの原理で起こし、フリーになったら(ロッカーがカム山に触れていない状態にする)、カムを少し行けるところまでフロント方向にずらす。
そうすると、IN側のロッカーアーム4つがすべてフリーになる。(ロッカーアーム4つがカム山に乗ってない状態)。フリーになたかどうかは、ロッカーアームを触れば動くのでわかる。



ロッカーアームのスプリングワッシャーをIN,EXとも全部8か所外す。(画像の C 形のもの)
この過程でEX2番のワッシャーをピンッ!とガレージ内に飛ばしてしまったようで、行方不明に。--;
山下オートパーツで1個追加購入だ。


IN側ロッカーシャフトをビニルテープををまいた鉄の棒でたたいてリア側からフロント側にたたき出して抜いていく。


抜いていく途中で、4,3,2,1の順番にロッカーアーム関連のパーツが抜ける。



ロッカーアームの先端を鉄棒の打撃ショックでつぶさないように、ボルトを1本、あてものとしてかませている。


IN側抜けました。意外にすんなり抜けたね。


抜いたロッカーアームとロッカーシャフトなど。


EX側のロッカーアームもSSTを少し起こしてカムシャフトのカム山に乗っていない状態にする。

同様に、Ex側も鉄棒でたたき出して抜きます。


ようやく、カムシャフトが抜けました。
3台目のレストアとなる今回で 少ない労力でカムを抜くコツがようやくつかめました。^^


ばらした部品たち。


ヘッドの燃焼室側を見る。
左から、1番、2番、3番、4番シリンダ。カーボンでびっしりなのは当たり前。


4番だけがカーボンが湿っている状態。オイルが燃焼室に侵入していると思われる。
オイル上がりか、または、オイル下がりか・・・?
いずれにしても、今回はピストンリングとバルブステムシールを交換するのでオイルの侵入はなくなるはず。



ヘッドのウォータージャケット。やっぱりサビヘドロがここにも居やがる・・・。水で洗う必要あり。


バルブを抜くため、スプリングコンプレッサーを引っ張り出す。


スプリングをねじの力で圧縮していく


バルブ側で受け。



コッターが外れればスプリングコンプレッサーを外す


抜いたバルブ。吸気側の4番。
オイルのしみこんだカーボンがびっしり。こりゃ掃除のし甲斐があるな~~。


バルブとスプリングを抜いたら 残るは、バルブステムシールの取り外し。



専用のバイスで抜き取る。



こんな小さな部品でオイルが燃焼室に入るのを防いでいます。
これがゆるくなると、オイルが燃焼室に吸い込まれるようになり、いわゆるオイル下がりが起こります。


外したすべてのパーツ。シール以外はすべて再使用。


ヘッドの汚れは、水、灯油、サンエスKで段階を踏んで洗浄します。ガスケットのカスも取ってキレイになったら、ヘッドの平滑度を計測し、バルブシートの状態などを点検する予定。

サンエスKの空き袋。


ここまで集中して4時間でした。