BMW1502エンジン腰下OH9 ピストンリング装着2017年12月29日 23時12分00秒

洗浄し終わったピストン。
このように4つの穴から灯油が出る。

ミゾのカーボンも きれいに掃除した。

新品のピストンリングセット。BMW1502用。スタンダードサイズ。


このタイプ(3ピース)のオイルリングは初めてだ。

オイルリングの説明書。英語版をよく読む。

つまりは、こう組めということだ。 リングあいくち位置をエキスパンダのあいくちからそれぞれ45度ずらす。エキスパンダの黄色と赤とはゼッタイに重ならないように注意して組む。

次。
セカンドリングとトップリングは、ピストンリング・エキスパンダーを使い、このように広げて ピストンにはめることになる。
手ではめる人もいるが、リングに下手にねじれを加えてしまうと、かんたんにパッキン!と折れてしまうのだ。ピストンリング・エキスパンダーを使えば、決して折れない。リングはこの方向の広げには強いのだ。
ただし、初めての人は 外した古いリングでどれほどまでに広げられるか、力加減を試してみてからのほうがいいだろう。


おっと、ピストンにはめる前に、あいくちのギャップを計測。
シリンダーにはめて・・・あいくちのスキマをはかる。

シックネスゲージで測定する。0.35が入る。規定値内であり、OKだ.

リングには上下がある。 ともに、「TOP」のマークを天にすること。

ピストンリングは、はめるとこのようになる。
トップとセカンドは今はガバガバにみえるが、これがシリンダーの中に入ると縮み、ピタッとシリンダーに密着して燃焼ガスを止めて圧縮を保ってくれたり、シリンダー内のオイルを掻きとって適当な油膜にしてくれる。これでもう「オイル上がり」することないだろう。


リングのあいくちの位置関係はこのようにしておいた。
90度づつ ずらすのがポイント。

ピストンピンにオイルをさしておく。

コンロッドのメタルベアリングを装着する。
半円形メタルの裏側(画像ではメタルの下になっている凸面側)と
コンロッドの軸受け側(凹面)をパーツクリーナーで脱脂してから、メタルを組み込む。

メタルはこのようにピタッとはまる。
こんな板みたいなものがなんで「ベアリング」というのか?
正式名は、プレーンベアリングという。
特に大きな力を受ける箇所は、点で受けるボールベアリングでは耐久力不足なので、このように、「面」で受けるベアリングを使うことになる。
クランク軸とこのメタルの間には「うすいオイルの膜」ができるので、ちゃんと、ベアリングの役を果たすのである。詳しくは下記を。



次はできあがったピストンをブロックのシリンダー内部に入れます。