BMW1502 コンプレッサーシャフトシール交換 ― 2017年09月02日 20時53分26秒
BMW1502に搭載されているデンソー10P15Eのシャフトシール交換です。
右のアッパーケースにこの二つのシールを入れます。
イーベイで購入。デンソー10P15E用のシャフトシール。
アッパーケースの内側もふいておいて。
ストンと入った。
オーリングとケース内側にはスニソオイルをぬっておく。
途中までストンと入るが、途中からオーリングできつくなる。
径のあうソケットで押し込む。
奥まではまった。
Cリング。表と裏をまちがえないように。
Cリングでビシッっと固定。
フェルトシール。
このようにはまっていたはず。
オーリングを忘れずに。しっかりミゾ入れて。ヤジルシの部分、はみ出てます。
アッパーケースをはめる、シャフトシールのオールリングをいためないように、そっと。
もちろんシャフトにもオーリングにもスニソオイルをぬっておきます。
うまくはまった。
長いキャップ5本でケースをボルト締め。
コイルを置き、Cリングで固定。
アースととる。
ベルト回転部をはめる。
ベアリングの内側を暖めて若干膨張させておくと一発でスコンと入る。。
Cリング固定
キーをはめる。
クラッチ部分をはめて、ナットで締め込んで組みたて完成。
スニソオイルを入れる。コンプに1/2、コンデンサに1/4、とはエバポ配管部に1/4とわけて入れた。
エンジンに取り付け。
ベルトを張って取り付け終わり。
あとはクーラーの配管の取り回しだ。
BMW1502 スイッチ類集約パネル ― 2017年09月02日 21時37分07秒
このクルマにはフォグライトが装着されていた。
そのスイッチが足元についていた。
また、コンプレッサーへの電源をカットするスイッチも、助手席側にあった。
さらに、今回、電動ファンを追加して、強制稼動するスイッチを新たに設けた。
ということで、これらのスイッチ3つを一箇所に集約した。
ちょうど灰皿が何の役もしてなかったので、そこに盛っていくことにした。
MDF板材とエポキシ接着剤とスプレーで灰皿から寸法を取り、ケースを作った。
左から、フォグライト、強制ファン稼動、コンプレッサー、といった順でセット。
ちょうどいい具合にはまる。
スイッチ形状も三様で、暗い夜道の走行でも
手探りで何のスイッチかわかるのではないだろうか。
一番使うであろうフォグライトのスイッチが一番大きく、ドライバー側に近い。
結果、左から、ハザード、フォグ、ファン、コンプのスイッチ類が集約できた。
ということで、80Wを使用する電動ファンのリレーも エンジンルームに追加。
このあたりのリレー類も配線の中に「埋もれて」いたので、しっかり「立たせた」。
さて、画像右はしのでかめのグレーの箱みたいなものは、ボルテージレギュレーターです。
オルタネーターで発電した17Vぐらいの電気を14Vぐらいに調整して、バッテリに送る役目。
画像のものは、40年前のもの そのままだろうか・・・。
カタチが旧型です。新型はプラスチック製で、この半分の大きさになっています。
そろそろこれも新品に換えておいたほうがいいと思うな・・・。3000円ぐらいだし。
これが不良になるとどうなるかというと、走行中バッテリーに常に17V程度を供給しちゃうようになって、過充電状態となり、バッテリー液がやがてなくなって、路上でとまってしまいますよ。(にしやんはコレ経験済み)→過去記事はこちら
BMW1502 クーラーホース接続 ― 2017年09月03日 22時24分01秒
コンプレッサーにつながるクーラーの配管などをとりつけます。
今回ひび割れのはいったホースは交換。(R12用ホース)
ちょうどヤフオクで1m売りであったので落札しておいた。
このホースは低圧側。
ごらんのように、ホースと口金はホースバンドで締めてある。
ホースにアルミダクト素材でカバーし、遮熱する。
なぜかというと、近くにエキゾーストマニホールドがあるからだ。
このホースは運転中、ずっと熱い熱にさらされるのでね。
で、ごらんのように、組み付けた。
エキマニの近くはアルミダクトで遮熱カバー。
エバポを通った冷媒ガスはいったんコンプレッサーで圧縮され、電動ファンのついたコンデンサーに送られる。そしてそこで冷やされ液化(コンデンス)する。
なぜかとういうと、
コンプレッサーにはこの後、冷媒ガスを入れなければならない。
コンプにはそのためのバルブが2つ(低圧、高圧)ついており、
ここにそれぞれチャージホースを接続せねばならない。
このため、このあたり、整備しやすいように、「スッキリ」とスペースをあけておく必要があるのだ。
うちのガレージに入ってきたときは、このあたり、ホースの取り回しが雑で
コンプレッサーがホースで見えなかった。(笑)
それに加えて、いやなところにチャコールキャニスターがあって、まったく、手が届かなかったのである。
でも、いまは、ホラ、容易に手が入りますね。
これで 整備性のいい車 となりました。
次に、フロント側。
画像上のほう。ホースを通して、右に移っているコンデンサーに接続。
そして右下の配管から上に上がって、左にまがり、黒い筒「レシーバードライヤー」に接続。
いったんレシーバードライヤーに右から入った液化ガスはそこで除湿され、左のホースに流れていって、その先は、室内のエキスパンションバルブ。そこで噴射され、エバポを通って、ひえひえになる。(気化熱の原理)
これで組みつけOK!
あとは冷媒ガスを入れるだけとなりました。
冷媒ガスは次回に回し、まずはクーラントを入れることに。
6~7リットル必要なので、ホルツの濃度99%クーラントに 水道水をまぜて濃度33%程度にし、マイナス19度あたりまで凍らないクーラントを作る。 色はきれいなブルーですね(着色してある)。
ラジエターから注入。
ラジエターのトップから1インチ下に水面があることが規定値。
2ヶ月ぶりのプラグコード&デスビキャップ装着!
バッテリよし、
エンジン始動~!
ガソリンが来るまでしばらくかかったが、無事エンジンはかかった。
ちゃんとオートチョークも動いている。
タコメーターではアイドリングもすこぶる安定。
水温計。
アイドリングだけでは このあたりの針の位置から 上に上がっていかない。
このときクーラントはラジエターのアッパー部で76度程度。
(サーモスタットがひらくのはおおよそ80度だ)
これはいいぞ。
この涼しい気温で アイドリング程度で 水温がぐんぐんあがっていってもらっては困るのだ。
これならずーっとアイドリングしてても問題なさそう。
さて
クーラントのエア抜きも終わったようだ。
・・・・・
10分後、ガレージはもぬけのから。
1502をガレージから出してみた。
久しぶりに陽の目を見た知人の1502。 ウチの一時抹消中の2002も並べて撮影。
こうみると。1502のほうは若干、ローダウンしてあるんですね。
マルニシリーズはこの角度がいい。
あとはクーラーシステムに 冷媒ガスを入れるだけとなった。
納車は うまくいけば 9/10(日)あたりになるかな?
BMW1502 試乗してこまごま調整 ― 2017年09月04日 22時27分00秒
納車前に いくつかの調整を行います。
仕事から帰ってから夜や出勤前の早朝の作業です。
まず
エンジンをかけてヒーターを操作していてわかったことだが、エンジン長い時間かけていると、
操作レバーをCOLDの位置にしていても、若干、暖かい風が出てきてしまうことがわかった。
冬はまだいいが、暖かい季節はこれでは困ってしまう。
これは、ヒーターバルブがしまりきっていないのだろうと思い、
ヒーターバルブの操作レバーの調整を行った。
狭い場所にあるのだが、手探りでのナット締めである。
心の目で見て、ワイヤーの長さを微妙に調整してやる。
調整後、エンジン始動でヒーター操作。
すると、ちゃんとCOLDの位置では暖かい風が出てくることはなくなった。よーし。
次に
クーラーボックスから出る水の排水管だ。
ボックスの左右の隅に エバポに結露した水を集め、二股のゴム管で室外に排出する管である。
助手席側足元にこのようにあるのだが・・・
左側、つまりドライバー側の足元のゴム管は、90度まがるので、このように折れ曲がってツブれてしまっている。
これでは、水が流れていかない。
そこでまげた銅管を用意し、
このようにはめる。
これで水もスムーズに流れていくでしょう。
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後記
この記事の翌日、改めてこのようなマガリを作った。(ハンダづけ)
結局このように直角にまがるように 付け替えました。
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最後に
左スミの白い箱(ミドリ色のフタ)、ラジエターのサブタンクのゴム配管を新調した。
もともとはこういう古びた配管の取り回しだったが。
エンジンの上を這い回っていて美しくない!管が汚い!
そこで今回、透明なホースを100円で買ってきて交換。
取り回しもエンジンの上はさけて、ここにする。
サブタンクとラジエターの間をつないでいるので、
ブルーのクーラントが見えて なかなかいいではないか。
サブタンクは何か国産車のものを流用し、あとづけしてある。
本来のマルニシリーズではこのようなサブタンクの設定は、ない。
まぁ、クーラントの管理のためにつけてもいいが。(にしやんはつけていない。)
指差しの線まで、クーラントをいれておきましょう。
フタをあけて入れてね。万が一入れすぎても、もうひとつの黒いホースから外に勝手に排出されます。
そして夜の試乗に出る。
海王丸パーク。
1600ccなので、うちのマルニ(2000cc)よりもブンまわしてやらねばならない。
2000ccならば3000回転でおよそ90km以上は出るはずだが、1502は80kmしか出ない。
でもこれで必要にして十分だ。
小排気量だから、燃費はいいだろうね。
しかし 乗ってみると 足まわりもわりとシッカリしていて、高速走行でも安定感がある。
うちのマルニよりもだんぜん、いい。 さすがKONIのショックといったところか?!
キャブも安定しており、低速、中速、高速もOK。あとは、シートベルトがもうちょっといいものであれば いいなぁ。(どうも締めがキツイし、長さが足りない)
あと、このクルマ、残念ながら 1速発進で白煙を吐く。つまり、エンジンオイルが燃焼室で燃えている・・・オイル上がりしてる・・・早く「腰下」をOHしてやりたいですねぇ。
そして
ステアリングのあそびがやたらと大きかったので、調整した。
オイルフィルタのそばにある、ステアリングギアボックスのロックナットをゆるめ、中心の調整ネジを時計回り方向に締め込んでやることで、スエタリングのあそびを少なくした。
これだけのことで、ハンドルのあそび具合も、いい~感じになった!
気になることがひとつ。
どれだけ走っても、長時間アイドリングしても、水温計の針がやはりこの位置から上に上がっていかない。
十分水温はあがっているのだが・・・?
もう少し上をさしてもいいと思うのだが。
これはメーターの故障を疑うよりも、まず水温センサーの交換をオススメする。
本来の水温よりも、低く示している可能性が高いと思う。(センサーの長年の劣化ね)
実はにしやんのマルニも水温センダーを交換したら、まともに水温の変化をすめすようになった。
(過去記事 「水温センサー交換」は こちら)
大して高くない。2000円ぐらいか。
水温センダーもセンサーも一緒です。(笑)
BMW1502 ファンベルト交換 ― 2017年09月05日 22時26分03秒
ファンベルトの交換である。
エンジンの回転を、ウォーターポンプとファン、そしてオルタネーターを駆動する大事なベルトだ。
ファンベルトは予備をトランクに1本入れておこう。
なぜなら。
ドライブ中に路上で切れてしまうと(にしやんは軽トラで経験済み)、まず、オルタネーターの警告ランプがつくだろう。(オルタからバッテリに充電してないぞ!という警告)
となると、バッテリーの残りの電気のみで走行することになり、どんなに電装品を切ってがんばっても 30分も走れなくなるだろう。
なんとかオートバックスに駆け込んでも、彼らはファンベルトは交換してくれない(これも経験ずみ)。
むしろ、ガソリンスタンドや自動車整備工場をさがそう。(整備工場は休日開いてるところはまずないが)
仮に整備してくれそうなところにうまく滑り込んだとしても、こんな古い車に適合するファンベルトが置いてあるわけでもない。
JAFを呼んでも、適合ベルトは持ってない確率が高い。(何種類かの長さ形状のベルトは持ってくるかもしれない。でも、JAFを呼ぶときに「Vリブドの幅9.5mm、外周長さ890mmです」といえる人はまずいないのでは(笑)
だから、ベルトは予備をクルマに入れておくべきなのだ。
「はい、このクルマのファンベルトはコレです」といって、交換してくれる人に渡せばいい。
メカニックさんは心の中で「こいつ、最悪の事態に備えてるな。なかなかできるヤツだな」と思ことだろう(笑)。(また、忙しいメカニックさんにメンドーをかけなくてもいい)
メカニックなら、おの程度なら10分で交換してくれるだろう。
もし適合ベルトがなければ、しょうがないので自分で取り寄せます.... ということになり、クルマはその場に頼んで置かせてもらって、時間をかけて公共交通機関でトボトボ帰宅するか、家族に迎えにきてもらうという情けないことになる。もしこれが遠出先での事態だったらと思うと、ぞっとする。
ほかに、近くのホームセンターに駆け込んで産業機械用の適合ベルトを買う、という非常手段もある・・・それは経験談として後日書く。
サバイバル能力の高いドライバーならば、安全なところに車を停め、鼻歌なぞ歌いながら、予備のベルトをトランクから出し、13ミリのレンチを2本出して、その場で20分で交換しちゃうだろう。
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ということで、マルニのファンベルトの交換方法を記す。
印刷して、工具と予備ベルトと一緒にトランクに入れておいてほしい。
バッテリのマイナスをはずします
このクルマの場合は、12ミリレンチだった。(10ミリの場合もあります。)
こういったものは 作業の邪魔になるのではずします
はい、これでだいぶスペースができた。
ベルトはどういう風にどこにかかっているかを はずし前に確認しておく。
オルタネーターのココを13ミリレンチ2本で緩めます。
緩んだらオルタネーターが動いて、ベルトがたわみます。
古いベルトをはずします。赤いファンをくぐらせてはずす。
はい、はずれました。新しいベルトを用意します。
同じくしてベルトをかけます。まだたわんでいます。
次に張りを与えながら、先ほどの緩めたボルト&ナットを締めますが
にしやんはこのようにしています。
レンチ2本をかけておいて、木の棒をテコの原理でオルタを押し上げる。
右手は木の棒で押し上げ、左手でナットをしめる。
まんなかのレンチは、バッテリにあてがっておくと、ボルトの回りどめになる。
最後に、ベルトの張りを指で押して たわみ具合を確認しておきます。
ココが難しいのですが、まぁけっこういい加減にやってます。
バッテリのマイナスをつないで終わりです。
BMW1502ポイント交換するも・・・ ― 2017年09月06日 07時49分13秒
デスビキャプをあけると、ローターがある。
これを引っ張りはずして、丸いカバーをとれば、ポイントが見えます。
ここのスキマが大事。
古いものは ポイントの接触面に ちょっとおできみたいなものができていた。
別にこのポイントに問題はなく、このまま乗っていても問題は感じない。
ポイントのスキマ調整にはシックネス・ゲージが必要です。
新しいポイントに交換するも、なぜかエンジンがかからない。
なんどセルを回しても 初爆すらない。
断線してるの?
新しいポイントはにしやんの手持ちで、2002用だから1502には使えないの?
そんなことはないと思うが・・・
まぁとにかく、 ポイントはこれまでついていたものに付け替えた。
一発でエンジンかかった。
スキマ調整のみをしておいた。
BMW1502 バッテリーカバー装着 ― 2017年09月06日 21時56分35秒
このクルマ、バッテリのプラス端子がむき出しだったので、
イエローハットで買ってきたゴムカバーを装着しました。
「バッテリー交換しました」と業者のシールがバッテリーに貼ってありますが、
そのときにコレぐらいは サービスでしてくれないかなぁ・・・とも思ったり。
カバーは300円ぐらいで安いし。
マルニのプラス端子は、ごらんのように、ボディに近いんですよ。 3cmもない。
バッテリーは固定用ステーで固定されてますが、だんだん緩んでいくはず (ねじは必ずゆるんでいく!)。
そうした状態で、急ブレーキなどで重いバッテリーが前にズズッ!とずれたりしたら・・・プラス端子がボディに接触して一発でショートしますから。
そういった万がいちのことも考えてこういう基本的な処置をしておくべき。
もちろん今回、バッテリ固定のステーのねじもしっかり固定しておきました。
急ブレーキも何度も試したが大丈夫。
また、ちょっとエンジンルームでカチャカチャいじるときに、工具の取り回しなどでショートして「バチッ!」ということもなくなるかと思い。(経験済み)・・・人間って、ミスをするもんですから。
ついでに、+端子へ行く配線類も大小で6本ほどあったが、端子の付け替えで3本にまとめた。
スターターへと行く太いコード(+端子から右側に行っている太いコード)にも、赤いゴムのしるしをつけておきました。このコードは被覆がむけたりしたら大変です。ボディアースなので、(車の鉄の部分が全部マイナス端子と同じ)、どこかのパーツに接触したらショートします!
どっちにしても、工具を手にしてクルマをいじるときは必ず、バッテリのマイナスをはずすクセをつけたほうがいい。
たとえカーステをちょこっとだけ いじるときでも。
ついでに室内あしもと。
にしやんとしては、この古い黒いカバーをはずし、
透明な塩ビシートなどをつかい、配線が見えるようにしておきたい。
キカイダーみたいに。(笑)

こんな感じでまとめ。
クーラーへの電源線はもうちっと太いものにしたほうがいいかな。このラインは、クーラーユニットのファンモーターとコンプの電磁クラッチの両方を稼動するので。
金沢 Jazz Street 2017が来週に迫る! ― 2017年09月08日 22時15分07秒
BMW1502ヘッドカバー ― 2017年09月09日 07時43分20秒
2017年の整備としては ほぼほぼ完了の知人のBMW1502エンジンルーム。
こちらは入庫前のエンジンルーム画像。
この部分。
バキュームホースの位置を 若干変更したのが わかるでしょうか?
そう!
ホースがBMWマークの上を通っていたので、気に入らなかった。
ここややっぱり、BNMファンとしては ボンネットあけたときに見えるようにしときたいでしょ!
このホースは チャコールキャニスターとキャブをつなぐホースで、
今回の整備でチャコの位置を変更したことにより BMWマークも日の目をみました。。
本当を言うと、このバキュームホースを長いものに交換して、エンジン後部あたりにまわして、エンジンを横切らないようにしたいんだけど、ホースの手持ちがないので、このままに。
あと気づいたのが、ヘッドカバーにこういうクラック跡があること。
いえ、べつに このヘッドカバーが割れているわけではありません。
このヘッドカバ-を工場でつくるときの鋳物型のほうに きっとクラックがあるのでしょうね。
それが製品として現れているというわけだが、どういうことだろ??
にしやんのBMW2002のヘッドカバーと形が違うことに気づいた。
ウチのにはこのBMWロゴマークがありません。
スンドフォルゲ1342って・・・
たぶん、「点火の順番は1→3→4→2だぜおまいら」
って意味だと思うけど、別にこんなとこになくてもと 思ったり。(笑)
BMW1502 クーラーガス補充するも・・・ ― 2017年09月10日 21時10分17秒
今回、ついにR12用のゲージマニホールドと真空ポンプを購入した。
うちのマルニ用のためでもあるし、いずれはほしいとおもっていたので5万は高かったが思いきって購入した。
しかしオーナーさんの意向で使う冷媒は、R12ではなく、代替ガスのR-SP34Eである。
早速接続する。
低圧側のバルブがステーに接触したため、ステーを外して接続する必要があった。
早速真空引き開始。20分。
真空になっている。ここでバルブを閉じ、ポンプを切って、このままにしておく。
このまま 針が動かず真空度た保たれていればいいのだが。
するとどうだろう。
1分もしないうちに、針が元の位置に戻ったではないか!
あちゃ~~
これは どこからか空気を吸っているぞ・・・。
システム内で真空が保てないということは、、ガスモレするということだ。
再度真空引きをして、バルブを閉めたら、すぐに冷媒ガスを1本だけ開封してシステム内にガスを注入した。(エンジンはかけていない)
シューといってガスが入っていった音がするとともに、ガス管がつめたくなった。
ガス封入後の圧力。まだエンジンはかけていない状態。
コレで内圧が高まったので、ガスも漏れ出していることだろう。
ここでギュッポフレックス登場。
これを配管接続部など、あやしいと思われるところにふきかける。
レシーバードライヤーやコンデンサ、コンプレッサーまわりからやってみたが、エンジン周りは問題なし。
じゃあ室内だ。
室内ユニットのこのあたりの接続部はどうだ?
オリャー!プシュー!
するとどうだろう。
泡がブクブク出た!ココからガスが漏れている!!
ギュッポフレックスは、こうやってガスモレ部分を特定する。
確かここはフレア接続だった。
レンチで締めこんでやると、ほんの少し回った。
最後まで締め込んでなかったのだ。
これ以上回らないというところまで締め込む必要があったのだ。
再度、ギュッポをふきかけ。
もう、泡は出ない。 よし!
ホースバンド接続の部分など、ほかの露出部分も泡はでなかった。
ここでエンジンをかけ、コンプを稼動させて、ガスを吸わせていく。
ガスはR12ではないので、指標の圧力数値はあまりアテにならないが、外気温30度での低圧高圧のバランスはこんなものだろう。
サイトグラスには泡がブクブクと。
R-SP34Eの場合はこのぐらいでいいということだ。
室内はまぁまぁ冷えるようになった。
「まぁまぁ」というのは、思ったほどではないということで、この冷媒ではR12ほどの冷却能力は期待できないか?
実際走行してみて、がんがん冷えるということでもなかった。
ただ、秋のこの気温では十分だったが、真夏の炎天下では弱いだろう。
とりあえず試乗してみて、アイドル回転数などを調整して終了とした。
ところである。
翌日、クーラーをあっけてみたら、冷えた空気が出ない。
あれれ!?
サイトグラスを見ると、アブクがみえない。
あちゃ~ これはまだどこかからガスが漏れているな・・・
あれこれ試案してみたが、疑わしきは
①エキパンの接続部(パテで固めてある部分)
②エバポレータのどこか。
①ならば、締めなおすのみだが、
②から漏れていると エバを新品に交換なので、ン万円かかるだろう。
ここで、今回のバラシた画像をみてみる。
クーラーユニット分解の図 囲ったところがエバ。
怪しいと思われるのは ここですね。
エキスパンションバルブとの接続部。ここには高圧がかかります。
シッカリ締めこんだとは思うのですが、もしかしたら 締めが甘かったjかもしれない。
締めたあとは 断熱パテとエプトシーラで巻いたので、
モレがこの囲みの中で起こってる可能性もある。
次回はガスに蛍光剤を入れて漏れている箇所を特定しようと思っている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて
納車当日になってから ガスモレが判明しどうにもしっくり来ない幕引きとなった。
いずれにしても、このクルマをあずかって2ヶ月なので、
BMW1502はオーナーさんに引き取ってもらった。
そのうちまた、修理することにします。
いったんここで、BMW1502の修理は 一区切りです。
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