BMW1502キャブ修理 その22017年06月19日 07時23分03秒

さてBMW1502のキャブの修理。
BMW1502のキャブ、ソレックスDIDを、にしやんのBMW2002に装着。
さっそく燃料電磁ポンプを稼動し(スターターはまだ始動していない)、ガソリンを送り出し。
10秒ほどすると(たぶんフロートチャンバーがガソリンで満たされる時間)、
なんと、ガソリンがキャブから ドバドバ~!!とあふれ出した!
動画はこちら
びっくりした!ああ、ガソリンがたまってる!!

これはニードルバルブが、しっかり閉まってなくて。バルブの役目を果たしていないのでは?

ということで、キャブをエンジンから外し、さっそくばらしてみる。
比較のため、にしやんのキャブもばらす。
「ドクロキャブ」がふたつ・・・(^^;)

問題の1502キャブ。


↓ここ。
黒いフロートの根元に、ニードルバルブがある。
ピョコンと飛び出ているシルバーの部分が、ニードルバルブの稼動部。


その稼動部は、フロートの根元のココの板で押されることで、燃料の供給(チャンバーへのガソリン供給)をコントロールしている。
フロートレベル(ガソリンがフロートチャンバーに溜まっているときの油面レベル)の調整は、この部分を微妙に曲げることで、ニードルバルブを押す具合を調節できる。

フロートの位置をホースにつないでチェック。
まぁまぁ、レベルは正しかった。
ちなみにガソリンが出なくなるフローと位置で、およそ18ミリが正常値だ。
だいたいこのとき、フロートは水平な状態となっているはず。

疑わしきニードルバルブを14ミリスパナで外す。
ん?
なぜか銅ワッシャが2個入ってるよ?

ふつうはワッシャは1個で十分ですが・・・。

疑わしい1502ニードルバルブ。外見ではとくに悪いようには見えないが・・・
でも、稼動する軸部分が横方向にガタがありましたねぇ。コレが原因かも。

裏側のニードルも見た目、おかしくはないが・・問題は中身ですが。


とりあえず、にしやんのキャブについていたものと交換してみよう。
ちなみに、にしやんのニードルバルブは2008年のレストアのときに交換済みの正常品です。

正常品のニードルバルブを組み込んでキャブを組み立て、燃料ポンプ稼動してみると
問題なし!ガソリンがあふれ出てくることははい。
やっぱりニードルバルブ不良が原因だった!
このあときちんとエンジンに取り付け、エンジンをかけてみる。
すると、(当然だけど)ちゃんと正常に動くではないか!
キャブのジェットの番手が違っていても、しっかりエンジンは動いてしまった。


多少、調整スクリュを調整して、安定したところを探ってみた。
下の画像で、それぞれ、最も締めこんだ位置からのスクリューもどし回転数を記す。
これは2000ccエンジンでの設定だから、1600ccエンジンでは、ちょっと調整が必要かもしれないので注意を。
とくにストップスクリューをいじるとアイドル回転数はすぐに変わるので、ここはあまりいじらす、ミクスチャースクリューとバイパスエアースクリュで調整したほうがいい。
これらの調整は、点火時期、排ガステスターを併用して、HCやCO値を見ながら、行いたいところ。これでアイドルは1000回転以下で安定、中~高回転域までも安定していた。
プライマリ側バタフライの開き具合、ミクスチャスクリュの先端はコレぐらいのでっぱりであった。これで500回転ほどのアイドリングでした。

お預かりしたキャブには、にしやんの二ードルバルブを組んだまま、お返しすることにする。
とりあえずは 車を預けた工場にキャブを届けてちゃんと動くかみなければならないので。

これはアウト。長い間、お疲れさん、です。後日、新しいものに交換しましょうね。
ソレックスDIDのオーバーホールキットは、
テクニカルトート神奈川さんから買うか、
ドイツのWalloth&Nesch から個人輸入ですね。

その他。
燃料ホースの導入部がすぐぬけちゃう(とれちゃうので)とりあえずモレ防止のため液体ガスケット塗布。
コレでぐっと押し込み、コン!とかなづちでひと叩き。
これでかたまれば、ガソリンはここからもれないだろう。

しかし、このチューブ、ひっぱれば、すぐに引っこぬけてしまうかもれないので、
今後ヌケ防止の対策は必要かも。(ソレックスDIDの弱点みたい)

これが抜けるとこわいよ~~!エンジンルームにポンプから圧送されてきたガソリン吹き散らすから・・・・

だから、この部分は、ホースで押さえつけるように取り付ける。
こうすると、絶対に抜けないのだ。

この↓画像はにしやんのBMW2002のキャブだが、
この部分からじわじわガソリンがもれてくると、やがてこうなる。
ガソリンの漏れた跡が赤く残る。(燃料用ガソリンは法律で色素で薄く着色されている。灯油などと見た目で容易に区別しやすくするため)

ということで、1件落着でしたが、にしやんも1502のキャブとの比較ができ、勉強になった。

コメント

_ ほろ酔い ― 2017年06月19日 22時24分10秒

すごいですねぇ。
メカ音痴にはよくわかりませんが、エンジニアというか、もはや専門ショップより専門ですな。
休眠中のほろ酔い号をレストアしておいてください。

_ T師匠 ― 2017年06月20日 03時13分13秒

ニードルバルブの段つきが原因ですかねぇ~

_ にしやん ― 2017年06月20日 07時03分28秒

ほろ酔いさん
そっか、~ M3休眠中でしたね。
うちのマルニも一時抹消中で同じ状態ではあるのですが。
タンクさびないようににガソリン満タンにしてますか~?

_ にしやん ― 2017年06月20日 07時06分29秒

T師匠 そうですね、外観ではわかりませんでしたが、そんなところですね。
いつも稼動してしますから、そのうち磨耗しますよね。
このバルブは、SOLEXの刻印があり、最初からついていたものと思われます。
40年近く よくがんばった!
キャブを開けたさいには交換しといたほうがいい消耗品ですね、これは!
フェラーリ308もどうですか~~?

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