ブリおこしの合間に2015年12月12日 08時51分14秒

ここ北陸はこの時期になると鉛色の空、雷、嵐。
ぶりおこしといわれ、冬の到来を告げる気候となります。
その合間に、きれいな虹が出ました。
通勤途中のひとコマ。

Vitz電動ミラー格納の修理2015年12月12日 16時47分28秒

妻の愛車、初代トヨタVitz。型式SCP-10。
もう12年乗り、12万キロになると、さすがにあちこちにマイナートラブルが起こっています。
(でも「はしる まがる とまる」には故障がなくて、ほんとうにすばらしい車です)

駐車場などにとめるとき、よくミラーを電動格納しますよね。
電動格納し終わったとき、助手席側サイドミラーが、ガガガガガ!と異音がし続けるようになってしまいました・・・・妻は、この症状が起こったらすぐにキーをひねってエンジンを止める、ということで対処していたようです。
これはもう半年ぐらい放置していたのですが、今回ようやく修理にかかりました。


ネットに同じ箇所を修理された方も多く、それを参考に修理開始。DIYで修理できるようです。
以下は自身の修理メモです。

ドアの内張りをはずして、サイドミラーを取り外します。
13ミリソケット、プラスドライバーがあればはずせます。
ガラスミラーをこじってはずしたところ。

特に工具は要らず、こじってはずしていきます。

コネクタを外します

ユニットのカバーをこじ開け・・・ネチャ~~~

モーターユニットを取り外し・・・
基盤があるのは、電動格納し終わったらモーターが自動で止まるようにするためでしょうか。

カバーをあけるとギアユニットがあります。
左側の2軸のからなる白い歯車群は電動格納のための減速用です。
右側の黒い軸のほうは、ミラーを強い力で押したときにカコッ!と折れ曲がるようにできる機構。

今回いじるのは、左側の2軸の歯車群。
順番や向きを記録しながら ピンセットで歯車を外していきます。

故障の原因はココ!↓
経年劣化で樹脂の軸受けが欠けてしまっています。

ミラーを格納したときに軸がずれて歯車がずれてしまうようです。そこでガガガと異音がなる・・・と。

対策は軸受けを新たに金属で製作すること。
軸の直径はNノギスで測ると3.3ミリほど。
そこで工具箱に転がってた内径3.5ミリのコード接続用スリーブを使います。15円。

両端カットでちょっと短くします。


ユニットのケースのほうにも5.5ミリ(スリーブの外径)の穴をドリルで深さ9ミリに掘って、
スリーブがキッチリはまりこむようにします。
スリーブの中には、軸の高さ調整用に、竹のワリバシの先っちょを打ちこんでいます。
ちょうどキツキツに打ち込み終わったところ。↓ これで軸は絶対にズレないでしょう。

このあとは、歯車にグリスをたしながら慎重に組み立てます。


元どおりにドアに組みなおし終わったところ。
早速、ためしに動かしてみる!
電動格納が終わったら、自動でモーターが止まりまして、ガガガ!といわなくなりました!
2、3時間のDIYで楽しませてもらいました。

さてこの部分の修理は、ドアの内張りをはずすので、前回の記事のドアロックモーターのブラシ交換とともに、同時にやったほうがいいと思います。
修理のコツを覚えているうちに、運転席側も予防整備でやろうかな・・・・年末のお休みにでも・・・