ヘッド組み立て再び!2008年08月18日 20時27分08秒

BMW2002シリンダーヘッド組み立て
ドイツからパーツが届いてやっとヘッドが組めます。
日本のパーツ商さんから買えばこんなに待たなくても良かったですねぇ
心静かに一人で組みます。

ヘッドを組むのは2回目なんで、手順に迷う事もなくなりましたが、カムシャフトを入れるのにはまたもや苦労しました。
ロッカーを押さえる3つの自作特殊工具に、助手が欲しい所ですが、一人でやらねばならないので、足で体重をかけて押さえ、両手はカムシャフトをガタゴトと入れていく・・・

バルブクリアランスは前よりもツメて0.15mmで決めました。

ヘッドガスケット2008年08月18日 20時51分40秒

BMW2002ヘッドガスケット
エンジンブロックとシリンダーヘッドの間に入るヘッドガスケットを観察。
今回は面研したにも関わらずスタンダードサイズの1.5mm厚。
ノギスで測ったら確かにそうだった。
これの上に、1.8mm厚というのもあるので、0.2m程面研した今回はこれを注文しておけば良かったか?とも思うが、0.2mmならスタンダードでいいか、という想いも・・・。
まぁそんなにバルブタイミングは変わらんでしょう。(面研してヘッドの高さが低くなるとタイミングチェーンの張りの長さも変わってバルブタイミングが若干遅れるということになります)
ま〜、組んでみて、クランクシャフトプーリーがTDCの位置でカムシャフトがどのぐらいずれているかで解りますよね・・・

さてガスケット。
ヘッドに面する側にはオイル漏れ、水漏れの無いようにということでか、シリコンゴム状のシールらしきものが1周ありますね。オイルポンプから上がってくる高圧オイルのラインには特に厳重に囲ってあります。全開此処から漏れたので、よ〜くチェック!
ガスケットの裏側(エンジンブロックに面する側)にはシリコンゴムは無い。念を入れて裏側にうす〜く液体ガスケットを1周追加。ヘッドを締め付けると外側にはみ出てくると思うけど。

ブロック側、ヘッドボルトをねじ込む10個のボルト穴の中に、オイルや冷却水がたまっていないかチェック。たまっていたら完全に取り除くこと。でないとねじ込んだ時に閉じ込められたオイルの油圧でブロックにクラックが入ることもあるらしい。
オイル穴、冷却水の穴を確認して、脱脂したブロックにガスケットを乗せました。後は静かにヘッドを乗せる・・・

シリンダーヘッドを乗せた2008年08月19日 20時13分41秒

シリンダーヘッド乗せ
シリンダーヘッドを静かに乗せる。
用意してあったヘッドボルトを手でねじ込み、トルクレンチでまずは60Nmで締め。15分待つ。
次に角度締め、30〜35度。真ん中から外側に向かって10本締めていく。締める順番がありまして、ヘッドボルトに付いて来たA4サイズの説明書に書いてある通りに。
このあと、80度の温度で25分以上暖気して最後に角度締め20〜30度ということらしい。最後のはエンジンかけてからです。

前回オイルの漏れだしていた1番シリンダー脇、液体ガスケットがはみ出していてしっかりシールされていそう。はみ出しはヘッド全周にわたってこのような状態でした。

カムスプロケットをタイミングチェーンに掛ける。たるませないように注意して・・・チェーンテンショナーを組み込んだら、デスビをセットして1番シリンダTDCの位置にローター先端をセット。
確認のためクランクを2回転(燃焼1サイクル)させて、カムスプロケットやデスビローターが同じ位置に来るかを確認。
カムスプロケットのセンターラインが若干ずれているのは、面研分のタイミングずれでしょうか。ほんの少しなんで気にもしない。

最後にアッパーカバーにも液体ガスケットを塗り、ボルト締め。
ヘッドカバーを締めて完了。
次はエキマニ、インマニやらキャブやらを取付け。

エンジン始動〜〜ッ!2008年08月20日 20時05分24秒

やったぜ!やっほほ〜い!
無事、エンジン始動!
懸念のオイル漏れも無く!
ヘッドを面研してもらったら、漏れは無くなりましたねっ。
当たり前と言えば、当たり前なんですが...しろ〜との僕にはカンドーもんです。

ちょっと時間を戻して・・・
ヘッドを乗せたら、次は排気と吸気。
まずは排気のエキマニから。画像のように、いきなり力抜け。
穴の位置が微妙で・・・どっちが正しいやら。このままで組みつけ。
そのままエキパイ、レゾネーター車の下に潜って接続。リアのタイコの接続具合も調整し、マフラーエンドの位置調整も。

吸気系統のインマニ取付。
キャブ搭載、FUELホース、バキュームホース類接続。
ラジエター、ファン、ウォーターホース接続で、LCLもといLLCを7リットル流し込む。BMWに珍しくイチゴ色で!(本当はマリンブルー色のLLCがほしい)
最後にバッテリーを繋いで、小休止。
忘れた事ないか、再確認。はやる気持ちを押さえて、キーをひねると、一発始動!おおっ!
すぐに前回オイル漏れしたところを恐る恐るチェック、なんもない・・・・よしっオーケー!
アクセルにもよく反応し、排気漏れも無く排気自体もクリア、
お借りしたタイミングライトでクランクプーリーを照らし点火時期を確認調整。デスビを回して調整しBTDC3度。
う〜ん、純正マフラーながら、なかなか勇ましいエキゾーストです。6気筒とはちがった、このサウンド。早く走らせたい〜

メーターなんだけど、速度計が30キロあたりをさして止まっている。もういっかいメーターケーブルを差込直してみるか。
タコメーターは問題なし。
水温計ですが、ラジエターに温度計つっこんで90度近いのに、この辺りを指していてもいいものなのか・・もうちょい上を指してほしいような気も・・・
さすがにアイドリングを30分も続けてると水温も徐々に上がって来て、92度。ここで手動電動ファンをオン!徐々に温度が下がっていく。これはいい!ぜひ今後、温度センサーを組み込んで冷却を自動化したい。

と、いうことで、約2週間ほどもたつきましたが、エンジン歯ちゃんと動くということになりました。

エンジンパーツのセール2008年08月21日 23時11分55秒

ドイツのWalloth&Neschでエンジン関係のパーツのセール中というDMが来ました。
先日買ったヘッドガスケットなんかも、この価格で買えました。
レスポンスもよく信頼できるショップです。

ドアのパーツ準備2008年08月23日 07時40分09秒

左右ドアを取り付けるべくしまってあったパーツを取り出して洗浄中。
錆は落として塗装。
ウインドーガラスのウエザーストリップは買ってあったのですが、見落として注文してなかったのを2本、追加で注文。
また1週間待ちだ・・・。こんなんで、予定が狂うなぁ・・・。まぁほかにこまごまと やることあるけどね。

左右ドア組み立て2008年08月25日 20時34分00秒

さ〜て最後のハードル、左右ドアの組み立てに入ります。
まずはどあの外パネルの裏に防音の為のカームフレックスを貼る。厚み10ミリあるので多少はノイズの侵入を防ぐか。

ドアロック機構、ウインドウレギュレーターギア、三角窓、ハンドル、ミラー、モール取り付けとけっこう大変です。
しかしすべて手動式なので、仕組みはカンタン。電気を通さなくても、手で動かして動作を確認、微調整。
ウインドウの上がり具合やチリ等もボルトで締める調整法でシンプル。ウインドウのスライドレール部分や金属が擦れ合うロック機構にはグリスを塗る。

ドア1枚目は悩みながら組み付けましたが、2枚目は要領もつかめました。
あとは注文したウエザーストリップが到着してからウインドーを挟むように取り付けて車体にボルトオンすればオーケー。
2枚のドアの組立だけで1日かかった。

ホイールとタイヤ2008年08月26日 19時48分15秒

このマルニのスチールホイールは以前ヤフオクでゲットしたもの。今回走り出すにあたってホイールもレストアしなきゃ。
13インチ、4穴、PCD100、オフセット+18mm、リム幅5.5J。

まずは錆、汚れとり。鉄粉ものすごい出た!
ミガキロンで足付けをして手軽にラッカースプレーでの塗装。
新品同様に!

で、タイヤの方はヤフオクで中古のデジタイヤスタッドレス165/80/13をゲット。出品者の金沢のショップ、STサービスさんに向かって嵌めてもらうことに。
お店は金沢市観音堂町にあり、イケメンの店長さんに嵌めてもらい、バランスも取ってもらいました。古くなっているエアを入れるバルブのムシも交換してもらい、いろいろタイヤのチョイスについてお話しさせて頂きお店をお後に。

ガレージに戻ってさっそく装着。
おおっ、いいじゃ〜ん。

富山は12月から雪が降りますが、早速スタッドレスか?気が早いな〜
雪国では、スタッドレスのみで1年はきつぶすズボラ人も多いのです。僕のその一人ですね。燃費も悪くなってしまうけど。

13インチ5Jのほうのホイールの方は古タイヤを外してもらったのみ。また掃除して塗装して、夏用タイヤを取り付けよう。もうすこし先ですけど。。f(^_^;

ドア取り付け_右2008年08月27日 19時41分01秒

ドア取り付け BMW2002
さて組みあがったドア、右側からボディに取り付けます。
取り付けは上下のヒンジにそれぞれ3本づつ、合計6本のM10ボルトで締め付けます。ボルト取り付けはすんなりいきましたが、ここからが大変。
ドアとボディがきっちり締まるようにドアストライカーとドアの位置調整。そして、ボディとのチリ合わせ、ガラスのシール具合などを微調整していきます。
何度も開け閉めしては、もう少し上だ、とか、もうちょっと奥だ・・・と独り言を言いながらの作業。なんだかんだ1時間ぐらいかかる。

ドアガラスはサッシュレスですから、ガラスを一番上までリフトアップして防水シールゴムとの密着具合を調整・・・調整といっても、なんとなくここのボルト箇所で・・といじくってみての試行錯誤の状態。このあたりは調整が難しいなぁ・・・

あとはドイツからのウエザーストリップ取り付けて再調整の予定。
そ〜だ、防水のためのビニールシートをブチルゴムで内張り全面に張らなくては。雨に会うと窓のスキマから少しづつ水がドア内部に進入してきますから、その水が社内フロアに入ってこないようにするための防水処理を忘れずに・・・。あのシート素材は何なのかな・・・防水すりゃなんでもいいはずだから、ホムセンで大きくて分厚いビニール買ってこよう。

左側は車体が壁に迫っていてスペースがないので、納屋の外に出してからの取り付けになります。

シフトノブ取り付け、ほか2008年08月29日 19時41分37秒

ブレーキスイッチ取り付け
新しいパーツでつけました。1000円ぐらい。べダルを奥まで踏み込んでもちゃんとリアブレーキライトが点灯するようになった。シトロエンエグザンティアから部品取りしたハイマウントストップランプも追加設置する。

ウインカーのリレー新調
ドイツから届いたウインカーリレー。これでハザードもウインカーもちゃんと機能するようになった。

シフトノブ取り付け
ミッション後端から出ているリンケージとシフトノブを接続。シフトを入れてみる。やっぱり4速だ。BMWバッジのついたレザーシフトの握りをねじ込んでニンマリ。