ヒーターボックス改造22008年05月20日 20時41分35秒

BMW2002ヒーターコア改造2
ボックス側の加工開始。
ジグソーでボックス背面を必要形状にカット。
ボンデ板で作った突き出し部分をあててカットの微調整、そしてヒーターコアを入れてみます。
正面から見てコアが若干運転席寄りになっているのは配管取り回しやケーブル取り回しのせい。流用したユーノスロードスターのヒーターコアは行って来い式の冷却水ルートです。
まぁいつも一人で乗る車だろうから、運転席側重視の配置でいいだろうという事で。

ファンから押し込まれた外気はコアを通過して暖められ、開閉フラップによって上側(フロントガラス、ドアガラス)と下側(足下)の2方向へ。現代車のように左右から運転者に当てる開口部はナシという潔さ。こりゃ冬はきっとハンドル握る手が冷たいぞ・・・。せめてセンターコンソール中央部に吹き出し口が欲しいものだなぁ。

さらに言えば、マルニの空調システムは外気取り込みのみで、内気循環というものがない。外気を「押し込む」ファンが室内の外にあり、外気シャットアウトのフラップが無いため。現代車のほとんどはファンは室内側に有り、外気を「引き込んで」いるので、容易に外気/内気の切り替えが可能なのです。
こりゃトンネル(細長いガス室)通過時やトラックの後ろを走る時は排気ガス臭いぞ・・・

空気温度調節については、ヒーターバルブの開閉と冷気取り入れフラップの開閉が同時に行われる事でヒーターコア下で暖気と冷気のエアミックスを行う方式。

結局ヒーターボックスはすべてバラバラにし、サンドブラストで錆取り、塗装まで実施。組付けは後日となりました。