コンプレッサー取り付け2008年05月06日 19時43分04秒

BMW2002コンプレッサー取り付け
シャフトシールを交換したユニクラのレシプロコンプレッサー。冷媒はR−12。
なかなか取り付けられないでいたのは、取り付けブラケットの支点箇所に使うカラーのせい。もともとブラケットの穴の側も経年劣化で完全に摩耗していた。ゴムブッシュを噛まさないで長年使っていると金属同士が擦れて擦り減っていってしまうんだな〜。
こういったパーツは新品は望むべくもないので、旋盤で削りだすか、今ある物を修復するか。
旋盤は無いので、溶接肉盛り。完全に無くなった部分はサイズの合うものを削って合わせて溶接。その後ヤスリで仕上げ・・・。こういうのは半日以上かかる。

出来上がったカラーをブラケットに挿入、ゴムブッシュとしてオルタネーターに使うブッシュを使用。外径23ミリでサイズピッタリなんだな〜これが。叩いて押し込んでキツキツに嵌める。ワッシャなどをかまして微調整。これまた微妙な。
で、ようやくできあがったコンプ取り付けブラケット。なかなか、ここまで、苦労しました。

最後に、エンジンに仮付けすべくコンプレッサーの電磁クラッチを取り付け。コイル部分と回転するプーリ−。普段プーリーはフリー回転しているが、クーラーのスイッチが入ると、コイルに通電し電磁石的にプーリーが固定され、コンプレッサーを稼働するわけですね。
同時にレシプロコンプレッサーの特徴であるオイルの量を確認。再度のボルト穴から針金を入れて測る。う〜ん、少ないなぁ・・・買って補充しとかなきゃ・・・。スニソオイルの5GSか、デイトンPOE+、またはデンゲンのCO-501。どれもR-12用オイルだが、入れるのはコンプのクランクケースの中だけで、循環する冷媒のなかには入れない。レシプロ式のいいところ。

エンジンに取り付けてみると、・・・おお、スタビライザーを上手く避けているな〜。クランクプーリーとのベルト位置もまっすぐでOK。(Vベルト用意しとかなきゃ)
ただ、上部の高圧ホース(低圧側)の接続位置が、エキマニに近いな〜、3センチも余裕が無い。断熱材必須ですね。