ブレーキブースター取り付け2008年04月03日 19時40分50秒

ブレーキの真空式倍力装置をブレーキブースターといいますが、マスターバッグと言ったりもしますね。
これも取り外した時はさびが結構出ていました。外装をブラストして、中身は洗浄液でゆすぐように洗ったのですが、砂か錆か、けっこう出ましたねぇ〜
出来れば新品にしたい、しかし6万円もする!
で、とりあえずはこのまま取り付けと成ったのですが、ブレーキですからねぇ・・・
まぁエンジンけけてみて、ちゃんど動作するかですね。

それよりも!
プッシュロッドの突き出し量。このプッシュロッドはブレーキマスターシリンダをペダルのリンクにより押す役目なんですが、外したときは突き出し量は、ほとんどゼロだったのが(デジカメ記録あり)、今回取りつけようとして見てみると、なんと12ミリほど突き出ている。おかしい。なんで?
押したし引いたりゆすったり叩いたりしても突き出し量は変わらず。
これには数日悩んだ。
プッシュロッドが突き出ていると、取り付けた時、ペダルを踏まずとも、すでに突き出し量分だけマスタシリンダが押し込まれてしまうということだから、ブレーキの効きにも大きく影響するはず。最悪、ブレーキが利かない、引きずる、てなオソロシイ事も起こりえる訳で・・・。

実際、この状態で取り付けマスターシリンダも付けてブレーキフルード投入してエア抜きしてみました。
しかし、どうやっても、フルードがブレーキパイプに入っていかない。それは当然。突き出し分だけ押し込まれてるから、すでにシリンダ内で油圧が発生している密閉空間状態。何度ブレーキペダルを踏んでも、フルードが減らんのです。

プッシュロッドの先端には先の丸いパーツがはめ込んであります。これを抜いても、まだ7ミリ出ている・・・。
やっぱおかしい。
で、一時はブースターを分解しようかと思いましたが、やはり思いとどまり、突き出た分だけ削り取った。
規定値ではプッシュロッド先端がマスタシリンダのピストンに触れるか触れないかの0.5mmクリアランスになるべき。このプッシュロッド正規の位置が、ブースターの正面ツライチになる地点なのです。(画像のように)

まぁとにかく、このようなことでブースターに悩んだ末、取り付けとなりました。マスターシリンダーを取り付けて、ブレーキパイプにも接続した。次回は全ブレーキラインのエア抜きだ。

追伸:どなたか余ってる中古ブレーキブースターありましたら買い取ります。