パッシングできないぞ!?2008年02月12日 20時59分32秒

マルニの方向指示器レバー。ターンレバーです。
このレバーは方向指示だけでなく、ヘッドライトのロービーム/ハイビームの切り替えと、パッシングの操作も行えます。奥に押し込んでハイビーム、ロー位置から手前に引いてパッシングと、一般の現代車と同じ。

で、いちおうこれのスイッチングをテスターでチェックしてみたら・・
パッシングの導通がない!ハイビームの導通はあるのだが・・・
これではパッシングができないではないか!
この先でねずみ取りやってるよ!とか、交差点でお先にどうぞ、とか、そういう類の意思表示ができない。(パッシングで何かを伝えるってのは賛否両論ありますが皆さんはどんな時にパッシングしてるでしょうか?)
どっちにせよこれでは車検に通りません。

これは・・・また非分解パーツを全バラするのか。(なぜかわくわくする)
最近こういうのばっかりだ。特に電装系。
にしやんのパターンで行くとですね・・・
非分解のパーツをばらす→不具合の原因発見→周りのもので必要部品を作ろうとする→途中で他の部分をイジリ壊す→壊した部品も苦労して作る→時間かけてなんとか組み上げる→どこか10%ほど不安の残るパーツが出来上がる→まっいっか〜♪で終了。
ということになってしまうのですが...今回は?懲りない私。

さっそくばらし。
どこをどうすればバラせるか考察。あっさりと2カ所のカシメをドリルで削るだけでした。
ばらしではカバーを上げる時が一番緊張です。中の細かいパーツがバラバラ〜と出てしまったら元通りに組める補償なし。特にスプリングなんかビョ〜ンと飛び出したら悪夢です!ですからスキマを少しづつ開け中を覗き込みながら慎重に開けますね・・・。

無事バラバラにならず開けたら早速原因発見!米ツブ程の樹脂パーツが接点の熱で?完全に溶けてました。
溶けた高さ分で押し込み不足となりパッシングの接点まで届かなかったようです。減った分はほんの1ミリも無いのですが・・・
指で押せばちゃんとパッシングの導通があるので、この溶けた樹脂(
6*7*3tサイズ)の変わりになる物を探す。ここは熱をもつようだから、樹脂の選定に気をつけて・・・熱に強そうな硬めの素材を。2、3試作して結局電気コンセントタップ部品の基盤部分、こげ茶色で硬い樹脂部を切って削ってヤスって作成。いったん全部を仮組みして、レバーを引いての導通テスト。
んん?まだ、導通ないか・・・何で?

原因を調べるとスイッチングしているハンダ接点が長年の使用でツブれて低くなっていました。で、この接点にハンダ盛りをすべく準備に取りかかりました・・・。
いつものパターンで、ここからが悪夢の始まり。・・・つづく。