オルタネーターのテスト2008年02月08日 21時07分42秒

ある日親父が、自分のワンボックス車のバッテリを交換してくれ、と頼んできた。電圧を測り液面を見るとまだ使える状態だが、もう4年経っているから交換したいという。4年前の突然のバッテリ上がりで相当懲りたようだ。
95Dクラスのバッテリなので2万はかかるな〜。

普通ならオートバックスに行きバッテリを換えてもらったりする所だが、これはチャンスと、富山市のしっかりした電装屋さんへ持ち込む事にした。
モチは餅屋ではないが、バッテリ交換のついでに、BMW2002のオルタネーターの発電チェックをしてもらおう、ということなのだ。さらにさらに、懸念事項のクーラーコンデンサーも持ちこんで、プロにいろいろ質問したいのもある。

で、持ち込んだのが、富山市黒崎の清水電装さん。ここはデンソーのサービス店で、以前乗っていたエグザンティアのエアコンガス漏れ特定とDIY修理後のガス補充をお願いした所。
電話を入れておいて昼すぎ到着。バッテリ交換をしてもらっている間に、マルニのオルタネーターをテストベンチにかけてもらう。しっかり発電しているかのチェックだ。45アンペア以上出ていればOKなのだが・・・。

工場内はいろいろ計測機器やオーバーホール中のカーエアコン用コンプレッサー、各種パーツ等があり興味津々!
さっそくテストベンチにかけてもらったが...なにせBOSCH製品でしかも30数年前の外部レギュレーター式。どこを計測機器に配線すればいいのか、日本製の電装品に慣れたおじさんには謎だったらしい。
最近のオルタならIG端子とか、L端子があるのだが、ボッシュはDF,D+,D-とかの見慣れない記号。どこを繋げばいいのか戸惑っておられたので、こういうこともあろうかと持ってきていたヘインズのマニュアルの配線図をおずおずと渡す。ここがバッテリに繋がっておりまして、ここがチャージランプに行っているらしく・・・と自分でわかる範囲のことを説明。そこへいかにもという感じのベテランのくわえタバコのおじさんもやってきてお二人で配線図の解読開始。申し訳ありません、ややこしいモノ持ちこんで・・・。
しかしそこはさすがプロ。あっという間に配線を終え、ベンチテスト開始!

立ち上がりがヨワイな〜とか言っておられたが、そこは最近のオルタ発電量と比較しての事。45Aクラスのオルタですから...(いまのはカローラクラスでも70Aぐらいでは?)
さてどんどん回転を上げていくと、ベンチ上で約4000回転で47Aをマーク!車載状態ではプーリー比の関係で増速されているのでクルマのタコメーター上ではもっと回転数が低い事になります。
総合判定としては、機能面は大丈夫!とのお墨付きをもらいました。あとは自分でスリップリングに接するブラシの具合をチェックしておけばいい。

事務所での支払いの時、旧車に取り付けるエアコンやクーラーのことについていろいろ質問。レストアしてんの?ということで、いろいろためになるお話を伺う事が出来ました。
今後マルニのクーラー取り付け時にもいろいろ相談に乗って貰う事にしました。盛り上がりついでに工場に行っていろんなタイプのコンプレッサーの中身構造を見せてもらいましたが、もともと付いていたR12のクーラーシステムそのまま使ってみてもいい!というお話から、ヨークのコンプレッサーも意外に捨てた物じゃない理由とか、ほんといろいろ。う〜ん、ヨークコンプレッサー(実際はユニクラ製のOEMコンプです)使ってみるかぁ〜??

ちなみにオルタのテストチェック代金1500円でしたが、僕としてはそれ以上の収穫があった電装屋さん訪問でした。