フェンダーちり合わせ2007年03月10日 22時48分47秒

細かい部分の板金をする前に大まかにちりをあわせておきます。
とくに左フェンダーは取り外すときにちょっとゆがめてしまったので修正を。
ライトの目尻にもツギがありますね(錆び始めております)。この部分も錆びやすい箇所です。裏側に狭くなった箇所であり、泥水が留まりやすい所。ここはどうしよっかな〜・・・切って新しい鉄板を溶接で繋ぐかな

また、ライトの上側の接合部分はハンダで埋めてフラットにしてあった箇所です。道理で、マルニのこの部分は継ぎ目がないのですね。

あと、フェンダーの下側、サイドシルとの繋がる部分の形状合わせ、ライトふちへのはまり、ライト下側のチリ合わせなど、手で曲げたり、少し叩いたりして合わせておきました。フェンダーは0.8mmの鋼板で薄く軽いので、意外と手曲げで修正できてしまいました。

傷んだ部分を切り取り2007年03月11日 20時05分09秒

ウインカーの部分、かなり前に錆びて半分は無くなってしまっていました。
その後前オーナー様が薄い鉄板を取り付けたのですが、それもまた錆で傷んできていますので、ここでしっかりと作り直さねばなりません。

スポット溶接箇所を削り、ウインカー収納ボックス(こう呼ばせてもらいます)をはぎ取ります。と、予想通り、スポット溶接で重なった箇所は赤く赤く錆びていました。
このほかにもう少し傷んだ周辺部分もこのさい切り取ってしまおうと思います。
切り接ぎの箇所は大きくなりますががんばりましょう。

フェンダー切除部分の製作12007年03月12日 20時00分49秒

切り取った部分の製作です。厚紙で型紙を作って、それを鋼板に写してつくるのが早いらしいのです。適当な厚紙にエンピツで大まかに印を付け、はさみで切って正確に決めます。ウインカーを取り付けて正確に決めないと・・・スポンジ状パッキンシールが半分消耗しているので難し・・・パッキンのカーブが難し・・・。結局、型紙を3回写し直し切り直して決めました。鉄板は突き合わせ溶接で行くつもりです。

フェンダー切除部分の製作22007年03月12日 20時26分25秒

型紙でウインカー収納部の形を作る。オリジナルの形を複製するのはやめます。錆びやすい形状ですので。細い狭い部分は作らない形状を考えて、かつシンプルに作りやすい形を・・・でもこういうのを考えるのは楽しいわ。外は3月なのに吹雪、ストーブの前でぽかぽかと紙工作。こういう回りくどいやり方、好きだな〜

フェンダー切除部分の製作32007年03月12日 20時45分19秒

鋼板に型紙を写し取って、金切りはさみで鋼板を切り取り。
フェンダーの鋼板は0.8mmですが、手持ちの1ミリ鋼板で作ります。形状を買えたため、少し強度が必要な箇所があるためです。またこの部分のためだけに新たにサブロク版の鋼板を買うのももったいないので。
アストロプロダクツで買った2900円の板金ハンマーセットと鉄工所のくず置き場で拾ってきた鉄くず廃材を金床に形状を叩いていきます。
ウインカーのはまり部分の段差をたたき出すのがなかなか難しい。1ミリ鋼板なのでカタイです。0.8mmならもっと簡単に造形できるのでしょうが・・・。

フェンダー切除部分の製作42007年03月13日 20時56分38秒

トンカン叩いて1時間、なんとか切り取った形状に近い物ができましたかね。
やっぱり段差の部分が難しい、なんといっても、1ミリでは堅くて・・・。
どこを叩いたらどう曲がっていくか、ということが最初はわからないのですが、いろいろやっていると、だんだんわかってきたような・・・金床がいいかげんな薄いものなので、板金ハンマーの叩き心地がいまいち。

ウインカー部分溶接2007年03月13日 21時13分58秒

位置合わせをして溶接します。
いったんフェンダーを車かり止めで取り付けて溶接位置をケガキ。
さらにウインカーをはめ込んでちゃんと位置が合っているかをさらに確認。
フェンダーは軽くしなってしまいますから慎重に・・・。
0.8mmと1.0mm鋼板の突き合わせ溶接なので、ぴったりとなるように何度も合わせ部分を確認、削り、確認・・・というように位置合わせにほとんど1時間を費やす。

バッテリ溶接での設定:薄板溶接ということで34B19サイズ(軽自動車などの小型向け)のバッテリーを2個直列の1,2mm溶接棒(焼き入れ済)を使用。点付けの連続で繋いでいきます。しかし、時間がかかる・・・。スラグ(溶接の後にかさぶたのように残る堅いパリパリの皮膜)を取り除くのもなかなか面倒で、半自動溶接機があればもっと気持ちよく作業できるのだろうなぁ・・・とついつい思ってしまう〜〜

ウインカーボックス型紙2007年03月14日 20時17分59秒

ウインカーの収納部のハコをつくります。
立体形状でなるべくシンプルに・・・。
なおかつ水がたまるのを前提に、水抜き穴とエア取り込み穴を考える。
溶接が上手く行くようにぴったりに作らねば・・・

ウインカーボックス作成2007年03月14日 20時27分42秒

切り取った鋼板を折り曲げて、叩いて、削って、調整して、ようやくピッタリの形に。だ〜いぶオリジナルの形とは違いますが、狭く入り組んだ部分が無いので錆びにくい??と思います。

これから溶接ですがその前に周辺のサンドブラストして錆やスラグ、残ったアンダーコート落とし。こういう細かい部分のサンブラではフェンダーに古毛布をかけて、その中でブラストしています。周りに飛び散らずちょっとブラストにはいいですね。細かいパーツになるとブラストキャビネットが便利でしょうけど、フェンダー、ストラット、リアアクスル、サブフレームみたいな大物は毛布式がいいですね。欲を言えば中の見える透明な厚手のビニルシートがいい。ビニルハウスの古くなったビニールシート等はちょうどいいかも。

ウインカーボックス溶接2007年03月14日 20時41分18秒

溶接終了し、塗装前の研磨をし終わりました。
なっかなかへたくそな溶接で。(^^ゞ
くあ〜〜、半自動溶接機ほし〜!!
バッテリ溶接機も慣れてはきたものの、かなりスキルが必要。
ビードを引くなんてことは私には不可能です。薄板なので穴があくのが怖くて。
手前側のように、プツプツと点付け溶接。ここは1ミリの極細溶棒を使ってます。隙間はありますが、こんなところはこのあと塗布するネットリ系のエスコで埋まりますし、その後、防水シーラーも施すので大丈夫。
・・・とはいえ完全に溶接で埋めたくてもうちょっと・・とまた溶接をやり始めるてしまうと、じゅっ!と穴があいてしまうので、潔く、ここでヤメ!